ruin0v0
DONE風邪気味の読ロが読ドの城で過ごす話し…やっつけみたいになってしまったがひとまずこれで!
いつか加筆修正するかも…
離れたくなかった 妙に暑いな、と思ったのはコイツの城に来てから数時間経った頃だった。暑すぎても寒すぎてもすぐに死ぬ吸血鬼が普段と変わらぬ様相で過ごしているということは、恐らく自身に問題があるんだろうと思い至ったのは先程まで感じていた暑さが悪寒へと変わった頃だった。
なるほど、これは風邪を引いたか…種族の違うコイツにはうつることはないと思うが早めにお暇しよう、と一緒に遊んでいたゲームも丁度セーブポイントが見えていたので吸血鬼がセーブするのを見届けてすぐ立ち上がる…つもりだった。実際セーブしたところまでを見届けじゃあ、と声を発する途中ソファの肘掛けに重心を置き立ち上がりかけたところで支えきれなく崩れ落ちた。隣りに座っていた貧弱な吸血鬼はその振動に驚いて本日自称初の死を迎えたが、再生に時間かかっているところを見るにニ回目だなこりゃ。
2077なるほど、これは風邪を引いたか…種族の違うコイツにはうつることはないと思うが早めにお暇しよう、と一緒に遊んでいたゲームも丁度セーブポイントが見えていたので吸血鬼がセーブするのを見届けてすぐ立ち上がる…つもりだった。実際セーブしたところまでを見届けじゃあ、と声を発する途中ソファの肘掛けに重心を置き立ち上がりかけたところで支えきれなく崩れ落ちた。隣りに座っていた貧弱な吸血鬼はその振動に驚いて本日自称初の死を迎えたが、再生に時間かかっているところを見るにニ回目だなこりゃ。
ときたまご
DOODLE読切ドラロナオンリー展示「どらるくのこと、すきなんだ」
内緒な。
すっかり赤くなった頬を机に預けながら人差し指を立てるロナルドに、カボチャとツチノコは顔を見合わせた。
彼が晩酌をするのは珍しいことではない。機嫌のいい日は事務所の帰りにコンビニに寄り道をして、一缶のビールとキャンディチーズ、それからカボチャとツチノコの好きなお菓子をそれぞれ一つずつ買ってくれる。柔らかくなる口調といつもより温かいてのひら、そして大抵ベッドまでたどり着けずに眠りにつく主人に擦り寄って眠ることができるこんな日を、二匹はとても気に入っていた。
カボチャとツチノコはロナルドのことが大好きだ。言葉にはしないが、ロナルドも二匹のことが大好きだと思う。しかし、ロナルドが先ほど言っていたドラルクに対する"好き"が、自分達が双方に向ける"好き"とは違う種類のものであることを、二匹はうっかり理解できてしまった。
5695内緒な。
すっかり赤くなった頬を机に預けながら人差し指を立てるロナルドに、カボチャとツチノコは顔を見合わせた。
彼が晩酌をするのは珍しいことではない。機嫌のいい日は事務所の帰りにコンビニに寄り道をして、一缶のビールとキャンディチーズ、それからカボチャとツチノコの好きなお菓子をそれぞれ一つずつ買ってくれる。柔らかくなる口調といつもより温かいてのひら、そして大抵ベッドまでたどり着けずに眠りにつく主人に擦り寄って眠ることができるこんな日を、二匹はとても気に入っていた。
カボチャとツチノコはロナルドのことが大好きだ。言葉にはしないが、ロナルドも二匹のことが大好きだと思う。しかし、ロナルドが先ほど言っていたドラルクに対する"好き"が、自分達が双方に向ける"好き"とは違う種類のものであることを、二匹はうっかり理解できてしまった。