冷や酒🍶
DONEヤキモチ妬いたり妬かれたり。2914バレンタインの話。(『ずっと待っていた』モデルであるカヲルがモテるのは分かりきったことだった。いちファンとして推しの人気があることを嬉しいと思うのは本当だ。
けれど実際にカヲルがファンからもらったチョコを山ほど家に持って帰ってきたのを見て、やっぱり僕なんかが好きになっちゃいけない人なんだと、改めて思う。焦って渡さなくて正解だった。シンジはキッチンに立ったまま、成り行きで作ることになったチョコ味のカップケーキのことを考えた。
これは別に初めからカヲルに渡すために作った訳じゃない。同級生の女子が作り方を教えて欲しいって言うので、一緒に作ったものの余り物だ。そうだ。あげるなんて一言も言ってなんだから自分のおやつにすればいいんだ、そう言い訳している自分に嫌気が差す。カヲルにはたくさんのファンがくれた食べきれない量のチョコがあるのだから、これは必要ないだろう。
6990けれど実際にカヲルがファンからもらったチョコを山ほど家に持って帰ってきたのを見て、やっぱり僕なんかが好きになっちゃいけない人なんだと、改めて思う。焦って渡さなくて正解だった。シンジはキッチンに立ったまま、成り行きで作ることになったチョコ味のカップケーキのことを考えた。
これは別に初めからカヲルに渡すために作った訳じゃない。同級生の女子が作り方を教えて欲しいって言うので、一緒に作ったものの余り物だ。そうだ。あげるなんて一言も言ってなんだから自分のおやつにすればいいんだ、そう言い訳している自分に嫌気が差す。カヲルにはたくさんのファンがくれた食べきれない量のチョコがあるのだから、これは必要ないだろう。
冷や酒🍶
PROGRESS1108はまだまだ続くんじゃーーえちちな291453②熱を孕んだ視線を向けられて、心臓がドクンと跳ねる。知りたいと、関心を向けられていることが嬉しい。確かめるように触れてくる手をシンジが拒絶するなんて出来るはずもなかった。そもそも両手を拘束されている身では、大人しく秘密を暴かれるのを待つしかない。
「……どうしても嫌かい?」
「…………っ」
羞恥心の方が強くて良いとは言えない。けれど沈黙を了承と解釈したらしいカヲルがシャツを引っ掛けた手を上へと移動させた。布地がするりと肌を撫でながら捲れ、ヒヤリとした外気に触れた肌が粟立つ。カヲルの手が一瞬止まったかと思うと、ガバッと胸元を晒された。
「……ぁ、っ……」
カヲルの視線が胸に集中しているのがわかる。見られてしまった。バレる前に剥がして置けばよかったと今さら後悔する。顔が熱くて火を噴きそうだ。
2751「……どうしても嫌かい?」
「…………っ」
羞恥心の方が強くて良いとは言えない。けれど沈黙を了承と解釈したらしいカヲルがシャツを引っ掛けた手を上へと移動させた。布地がするりと肌を撫でながら捲れ、ヒヤリとした外気に触れた肌が粟立つ。カヲルの手が一瞬止まったかと思うと、ガバッと胸元を晒された。
「……ぁ、っ……」
カヲルの視線が胸に集中しているのがわかる。見られてしまった。バレる前に剥がして置けばよかったと今さら後悔する。顔が熱くて火を噴きそうだ。
冷や酒🍶
PROGRESSこちとら年がら年中1108の日じゃい!って気持ちで書いてる。
2914のえちちなやつ①「あっ……カヲルくん、胸は触らないで……」
そう言ってシンジはシャツの胸元を押さえる。伸びてきたカヲルの手がシンジのシャツを捲ろうとした瞬間だった。
「……どうしてだい? 恥ずかしいのかな」
「それも、あるけど」
「気になるね、とても。……僕には教えてくれないのかい?」
カヲルの視線が突き刺さり、シンジの頬が赤く染る。カヲルの手から身を守るようにシャツを掴んだ手に力が入った。どうしても? と、悲しげに見つめられるとつい許してしまいそうになる。秘密を守ろうと誓ったはずなのに、シンジの心はすぐに揺らぐ。カヲル限定で。
「僕に触れられるのが嫌になったのかな……」
「そっ、そうじゃないよ。違うよ、理由は……その」
理由を言わなければ納得してくれないだろうということは、向かい合った彼の目を見ればわかる。無理強いはしなくても、捨てられた犬のような目で見つめられると嘘をつけなくなってしまうのだ。
1893そう言ってシンジはシャツの胸元を押さえる。伸びてきたカヲルの手がシンジのシャツを捲ろうとした瞬間だった。
「……どうしてだい? 恥ずかしいのかな」
「それも、あるけど」
「気になるね、とても。……僕には教えてくれないのかい?」
カヲルの視線が突き刺さり、シンジの頬が赤く染る。カヲルの手から身を守るようにシャツを掴んだ手に力が入った。どうしても? と、悲しげに見つめられるとつい許してしまいそうになる。秘密を守ろうと誓ったはずなのに、シンジの心はすぐに揺らぐ。カヲル限定で。
「僕に触れられるのが嫌になったのかな……」
「そっ、そうじゃないよ。違うよ、理由は……その」
理由を言わなければ納得してくれないだろうということは、向かい合った彼の目を見ればわかる。無理強いはしなくても、捨てられた犬のような目で見つめられると嘘をつけなくなってしまうのだ。