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DONE恋人代行業務の報酬を買いに行く二人と、その後の話。両片思い、恋人未満の二人の話になります。
Lip,Summer,Ripple真っ白い壁と煌々としたライト、上品な香りが混ざり合う空間。平日の真昼間だというのに、百貨店の一階にあるコスメフロアは大学生くらいの若い子から上品なマダムまで、幅広い年層で賑わっていた。デートの依頼で訪れたことは何度かあるものの、さすがに男一人で飛び込む勇気は今のところまだない。
――じゃあ、男二人だったら?
「ねぇ、この色とさっきの色、どっちがいいと思う?」
『夏らしいリップが欲しい』。それが今回、真央が提示した“恋人代行”の報酬だった。先月、少しばかり厄介な女の子が多かったこともあって、最初に強請られたナイトクリームだけでは見合わず、こうして追加報酬を出す羽目になってしまった。そんな真央はいつもよりも上機嫌で、表情豊かにビューティーアドバイザーのスタッフと話に花を咲かせている。
4251――じゃあ、男二人だったら?
「ねぇ、この色とさっきの色、どっちがいいと思う?」
『夏らしいリップが欲しい』。それが今回、真央が提示した“恋人代行”の報酬だった。先月、少しばかり厄介な女の子が多かったこともあって、最初に強請られたナイトクリームだけでは見合わず、こうして追加報酬を出す羽目になってしまった。そんな真央はいつもよりも上機嫌で、表情豊かにビューティーアドバイザーのスタッフと話に花を咲かせている。
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DONE(brmy/恋真)ビジカプの二人が、勇気を出して一歩先へ進む話。かっこいい真央くんはいません。誤字脱字あったすみません。
cuddle with出逢った当初、綾戸恋のことを不思議な男だと思った。正確に何というのかは難しいけれど、『愛してほしいのに、自分からは人を愛さない』、ズル賢い男。人を愛せば、少なからず傷付くことも出てくるのが当たり前なのに、小さなかすり傷さえも恐れている怖がりな男。人から嫌われたくなくて、自然と器用に立ち回るのが上手くなってしまった寂しい男。恋自身、自分の心の奥底にある大切なものを分からずにいるような気がする。けれど、恋の中には確かに、誰にも触れさせない、鍵付きの小さな宝箱にでもしまってある“核”があるはずなのに。きっと死ぬまで、いや、死んでもなお、それを誰かに見せることは無いだろう。
――Aporiaの面々にも、そして僕にも。
4018――Aporiaの面々にも、そして僕にも。