aoii_chigo
DONETwitterからの再掲。画像と文章どちらがいいかのお試し。
hyr ngs jun ibr
キスの話……?キスの話……?
日和
「たまにはきみからキスしてほしいね」
って日和が言うので、ほっぺたにキスしたら
「ほっぺも嬉しいけど…ここにキスしてほしいんだけど……ダメ?」唇を指さして可愛い顔をする日和に負けて唇にもキスをした。
「ん…ありがとう」満足気な日和。
凪砂
「……今日の君、なんだか甘い香りがするね、チョコレートのような…」凪砂と会う前にチョコの香りの入浴剤を入れたお風呂に入ったと伝えると、
「…へえ、今はそういう物もあるんだね」
首筋にキスを落としながら、「私の好きなものの香りをさせて…私に食べられたいって意味で合ってるかな」合ってます……
ジュン
「キスしていいっすか」ジュンと2人でテレビを見ていたら急に言われた。いいよーと答えればすぐに唇を奪われた。唇の隙間から舌が差し込まれて息も貪られるようなキス。しばらくして唇が離れ、「……足りねぇ…ベッド行って続き、したい」ギラついた目からは逃げられない。
550日和
「たまにはきみからキスしてほしいね」
って日和が言うので、ほっぺたにキスしたら
「ほっぺも嬉しいけど…ここにキスしてほしいんだけど……ダメ?」唇を指さして可愛い顔をする日和に負けて唇にもキスをした。
「ん…ありがとう」満足気な日和。
凪砂
「……今日の君、なんだか甘い香りがするね、チョコレートのような…」凪砂と会う前にチョコの香りの入浴剤を入れたお風呂に入ったと伝えると、
「…へえ、今はそういう物もあるんだね」
首筋にキスを落としながら、「私の好きなものの香りをさせて…私に食べられたいって意味で合ってるかな」合ってます……
ジュン
「キスしていいっすか」ジュンと2人でテレビを見ていたら急に言われた。いいよーと答えればすぐに唇を奪われた。唇の隙間から舌が差し込まれて息も貪られるようなキス。しばらくして唇が離れ、「……足りねぇ…ベッド行って続き、したい」ギラついた目からは逃げられない。
😻😽😸
MOURNING⚠︎俺♂いず/男主夢仕事先でたまたま仲良くなった瀬名さんとサシ呑みして、打ち解けた証拠か珍しく酔ってる瀬名さんの肩抱いて彼の家に送って、ベッドに寝かせてあげて、何事もなくそのまま帰路につく男。羨ましい。
「…やっぱり酔っ払っても瀬名さんって綺麗だよなぁ、」
そして翌朝… 4
noma_be
DONEngsさんにあたためてもらいたいよね〜〜 #enstプラス生理の話なので苦手な人は避けてください
目を覚ました瞬間に形容し難い不快感をあちこちに覚える。月に1回程度の頻度で訪れるそれは、どれだけ経験しても慣れることはない。全身で不調を訴えてくる身体に引きずられるかのように落ち込んだ心が、今日これからの気分をあっさりと決めてしまった。せっかく今日は久しぶりに凪砂さんと会える日だというのに。
凪砂さんが所属している劇団サークルの地方公演が千秋楽を迎えたのは昨日のことだった。互いの仕事が立て込んで一週間以上会えないことなんて今までざらにあったにせよ、離れた土地に長期間いるというだけでもやっぱり普段と違うものがある。
それでも凪砂さんはほとんど毎日のように電話をかけてきてくれたけれど、話せば話すほどにそばにいて温もりを感じられないことへの寂しさは増すばかりだった。
4661凪砂さんが所属している劇団サークルの地方公演が千秋楽を迎えたのは昨日のことだった。互いの仕事が立て込んで一週間以上会えないことなんて今までざらにあったにせよ、離れた土地に長期間いるというだけでもやっぱり普段と違うものがある。
それでも凪砂さんはほとんど毎日のように電話をかけてきてくれたけれど、話せば話すほどにそばにいて温もりを感じられないことへの寂しさは増すばかりだった。
俺の裏
DONE #enstプラスrt夢その2。別垢で上げてたやつを移動📝⏩📝
幼なじみ夢主
りつ夢2りつ夢2
「前は可愛かったのに」
「? なに?」
「りつくんは付き合ってから猫ちゃんみたいになったねって思っただけ」
「猫……猫、ふーん」
以前のステージ衣装で猫の耳やしっぽのついた衣装を着ていたからなのか結構嬉しそうにしているりつくん。
猫みたいだと思っているのは本当だがほめているわけではないのに。猫のようにふてぶてしいと言いたかったのだ。
付き合う前はぶっきらぼうながらも私のことを意識してくれていて、ふんわりとセットされた黒髪の内側に隠れた耳を真っ赤にしていたりしたのに。いまではぶっきらぼう、というか不愛想なところだけが残って恋人らしい甘さはほぼほぼ無い。なんでこうなっちゃったんだろう。りつくんはいわゆるアレだったのかもしれない。
2493「前は可愛かったのに」
「? なに?」
「りつくんは付き合ってから猫ちゃんみたいになったねって思っただけ」
「猫……猫、ふーん」
以前のステージ衣装で猫の耳やしっぽのついた衣装を着ていたからなのか結構嬉しそうにしているりつくん。
猫みたいだと思っているのは本当だがほめているわけではないのに。猫のようにふてぶてしいと言いたかったのだ。
付き合う前はぶっきらぼうながらも私のことを意識してくれていて、ふんわりとセットされた黒髪の内側に隠れた耳を真っ赤にしていたりしたのに。いまではぶっきらぼう、というか不愛想なところだけが残って恋人らしい甘さはほぼほぼ無い。なんでこうなっちゃったんだろう。りつくんはいわゆるアレだったのかもしれない。
俺の裏
DONE #enstプラスrt夢です。別垢で上げてたやつを移動📝⏩📝
幼なじみ夢主
りつ夢りつ夢
部室の整理をしていたらいつの間にかとんでもなく時間が過ぎていたようで明るかったはずの空はすっかりまっくらになっていて少し怖くなる。もう6月も終わり掛けで日の出ている時間が長くなっているはずなのにこんなにも暗いのは相当な時間になってしまっているのだろう。スマホの電池も切れてしまっているし学校の時計も外を見て暗いのに驚いて慌てて出てきたものだから見ておらず正確な時刻がわからない。だからと言って今から時間を確かめるためだけにわざわざ今まで歩いてきた道をまた戻るのはいやすぎる。街頭の明かりを頼りに光源の少ない道を歩く。
いつもならもっと早く帰っているからこんなに暗くなるとは思っていなかったけれど思ったよりもずっと光がない。
2643部室の整理をしていたらいつの間にかとんでもなく時間が過ぎていたようで明るかったはずの空はすっかりまっくらになっていて少し怖くなる。もう6月も終わり掛けで日の出ている時間が長くなっているはずなのにこんなにも暗いのは相当な時間になってしまっているのだろう。スマホの電池も切れてしまっているし学校の時計も外を見て暗いのに驚いて慌てて出てきたものだから見ておらず正確な時刻がわからない。だからと言って今から時間を確かめるためだけにわざわざ今まで歩いてきた道をまた戻るのはいやすぎる。街頭の明かりを頼りに光源の少ない道を歩く。
いつもならもっと早く帰っているからこんなに暗くなるとは思っていなかったけれど思ったよりもずっと光がない。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢凪砂くんが体格差を感じた瞬間
私と君の違いは 乱凪砂「……君のここ、細いね」
突然そんなことを言ったかと思えば私の鎖骨を撫でられた。あまりに唐突な出来事に驚いてしまった私は思わずビクッと肩を動かす。
「な、なに……?」
「いや、私は逞しいから」
逞しいという凪砂くんに「え?」と変な声が出た。「ほら」と首元を露わにしたと思えば確かに彼が言った通りとても逞しかった。じっとして動かない彼を見て、これは私のお触り待ちなのだということがわかる。チラリと彼の目を見ると微笑みながらこちらを見ていた。ゆっくりと手を伸ばして彼の鎖骨をチョンと触ると少しの間でも逞しさがわかった。
「本当だ」
「ふふ、君とは違うね」
彼との体格差を感じたことで心臓が煩くて楽しそうに笑う彼とは裏腹に、私はただ黙ることしかできなかった。視線を逸らして恥じらう私に気づいた彼が私の鎖骨に短いキスを落としてくる。気づいた頃にはもう遅くて彼の逞しい胸板を押しても離れてはくれなかった。
478突然そんなことを言ったかと思えば私の鎖骨を撫でられた。あまりに唐突な出来事に驚いてしまった私は思わずビクッと肩を動かす。
「な、なに……?」
「いや、私は逞しいから」
逞しいという凪砂くんに「え?」と変な声が出た。「ほら」と首元を露わにしたと思えば確かに彼が言った通りとても逞しかった。じっとして動かない彼を見て、これは私のお触り待ちなのだということがわかる。チラリと彼の目を見ると微笑みながらこちらを見ていた。ゆっくりと手を伸ばして彼の鎖骨をチョンと触ると少しの間でも逞しさがわかった。
「本当だ」
「ふふ、君とは違うね」
彼との体格差を感じたことで心臓が煩くて楽しそうに笑う彼とは裏腹に、私はただ黙ることしかできなかった。視線を逸らして恥じらう私に気づいた彼が私の鎖骨に短いキスを落としてくる。気づいた頃にはもう遅くて彼の逞しい胸板を押しても離れてはくれなかった。
ato_dream_
DONEenstジュン夢彼女には格好いいと言われたいけど可愛いって言われることも満更ではなさそうだなってお話です。
⚠️凪砂くんにも彼女がいる前提のお話です
かっこいいオレでいたい。でも 漣ジュン「彼女に可愛いって言われるのどう思います?」
仕事の合間、車で二人きりになったオレたち二人はあまり会話もなくただただ沈黙が流れていた。スマホを触っている間、ナギ先輩はいつもの如く何やら珍しいらしい石をじっと眺めていた。
ナギ先輩と二人になることは珍しい。この時間を無駄にするのは気が引けたため、何か話してみようという気持ちになった。会話を探しているうちに、何気なく彼女のことを話してみようと思った。
「……可愛い?」
「はい。最近彼女に『可愛いね』ってよく言われるんすけど、喜んで良いのかわからないんです。オレはどっちかと言うとかっこいいって思われたいんですよねぇ」
「……私は可愛いしか言われたことない、かな」
1441仕事の合間、車で二人きりになったオレたち二人はあまり会話もなくただただ沈黙が流れていた。スマホを触っている間、ナギ先輩はいつもの如く何やら珍しいらしい石をじっと眺めていた。
ナギ先輩と二人になることは珍しい。この時間を無駄にするのは気が引けたため、何か話してみようという気持ちになった。会話を探しているうちに、何気なく彼女のことを話してみようと思った。
「……可愛い?」
「はい。最近彼女に『可愛いね』ってよく言われるんすけど、喜んで良いのかわからないんです。オレはどっちかと言うとかっこいいって思われたいんですよねぇ」
「……私は可愛いしか言われたことない、かな」
ato_dream_
DONEenst凪砂夢彼と過ごす初雪 乱凪砂 皆が寝静まっていて誰もいない時間、仕事で遅くなった私たちは長い公園の道を歩いていた。白い息が凍えるような寒さで、手先が冷えることを感じた。辺りが暗かったため、公園の電灯だけが私たち二人を照らしていた。彼は今日の出来事をぽつぽつと話していて、私はそれに耳を傾けていた。
楽しそうに話している彼の顔をふと見上げると、白い息を吐きながら瞼を伏せめがちに微笑む彼の表情が綺麗でドキドキと心臓の音がうるさかった。バレないように横目で彼の横顔を盗み見ていると、彼が突然私の名前を呼んで立ち止まった。そして、私よりも大きくて逞しい彼の手が私の手を捉えた。
「……どうかした?」
私の瞳を捉えて離さない彼の真剣な眼差しにクラクラする。彼に「横顔が綺麗だったから」と伝えたいのに恥ずかしさが勝ってしまい何も言えなくなった。
802楽しそうに話している彼の顔をふと見上げると、白い息を吐きながら瞼を伏せめがちに微笑む彼の表情が綺麗でドキドキと心臓の音がうるさかった。バレないように横目で彼の横顔を盗み見ていると、彼が突然私の名前を呼んで立ち止まった。そして、私よりも大きくて逞しい彼の手が私の手を捉えた。
「……どうかした?」
私の瞳を捉えて離さない彼の真剣な眼差しにクラクラする。彼に「横顔が綺麗だったから」と伝えたいのに恥ずかしさが勝ってしまい何も言えなくなった。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢クリスマス当日に待ち合わせするお話です🎁
君のことを考えると 乱凪砂 街に浮ついた空気が漂うクリスマスの日。今日は仕事終わりに凪砂くんと待ち合わせをする──はずだった。
今日は早めに終わる予定だったので仕事が終わったらすぐ待ち合わせをしていたのに、予想外の仕事が入ってしまい待ち合わせ時刻に間に合いそうにない。
彼に「ごめんね、急にお仕事入ったから遅れる」と送ったら「わかった」それだけ返ってきて、申し訳ない気持ちと何も言わないんだなぁと少し寂しい気持ちが混ざる。
彼に寂しい思いをさせて、特別な日に待たせているのは私なのにそんなことを思う自分が情けない。「先に家に帰ってても大丈夫だからね、無理しないで」私はそれだけ伝えてスマホを手放した。
仕事を終わらせてすぐに「今からすぐに向かうね」と送ると「うん」と一言返ってくる。まだいることがわかるとすぐさまビルを飛び出した。
1492今日は早めに終わる予定だったので仕事が終わったらすぐ待ち合わせをしていたのに、予想外の仕事が入ってしまい待ち合わせ時刻に間に合いそうにない。
彼に「ごめんね、急にお仕事入ったから遅れる」と送ったら「わかった」それだけ返ってきて、申し訳ない気持ちと何も言わないんだなぁと少し寂しい気持ちが混ざる。
彼に寂しい思いをさせて、特別な日に待たせているのは私なのにそんなことを思う自分が情けない。「先に家に帰ってても大丈夫だからね、無理しないで」私はそれだけ伝えてスマホを手放した。
仕事を終わらせてすぐに「今からすぐに向かうね」と送ると「うん」と一言返ってくる。まだいることがわかるとすぐさまビルを飛び出した。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢クリスマスを控えたお話です🎄
もうすぐクリスマス 乱凪砂 お仕事の帰り、私たちは街へと買い物に行くことになった。まだクリスマスまで日にちがあるけど、街はすっかりクリスマス気分だ。街の中心には大きなクリスマスツリーがあってライトアップされている。
大きなクリスマスツリーがお店の中から見え、すっかりと浮かれてしまった私はお店を出るとすぐにツリーに向かう。外はもうすっかり冷え込んでいて、思っていたよりも寒い。立ち止まってツリーを見上げていると、手が冷たかったのか無意識に手をさすっていた。
「……手、繋ごうか」
「え?」
「繋ぎたい」
「……外だからダメだよ」
「少しだけ」
そうお願いされたら断れないってことを彼は知っている。少しだけだよと言うと彼の手が伸びてきた。彼の手は温かくて、私の体温も上がることがわかった。
799大きなクリスマスツリーがお店の中から見え、すっかりと浮かれてしまった私はお店を出るとすぐにツリーに向かう。外はもうすっかり冷え込んでいて、思っていたよりも寒い。立ち止まってツリーを見上げていると、手が冷たかったのか無意識に手をさすっていた。
「……手、繋ごうか」
「え?」
「繋ぎたい」
「……外だからダメだよ」
「少しだけ」
そうお願いされたら断れないってことを彼は知っている。少しだけだよと言うと彼の手が伸びてきた。彼の手は温かくて、私の体温も上がることがわかった。
ato_dream_
DONEenstジュン夢ジュンくんには噛んだ後舐めてほしいなっていうお話です。
夢中になってください 漣ジュン「いつも、オレのそばにいてありがとうございます」
彼女の頬に手を当てて、優しく撫でると目を細め、オレの手に彼女のそれを重ねてくる。その表情一つ一つが愛おしくて胸がいっぱいになる。
「覚悟してくださいよ」と言って腰を引き寄せ、彼女の長い髪をよけて首元をあらわにすれば、そこに強く噛みついた。突然のことに彼女は困惑していたが、オレの背中に優しく手を置いた。
噛み跡を舐めるとビクッと動いて恥じらうような表情をする。その一連の行動が愛しくて、オレの腕の中に彼女を収める。すっぽりと収まる彼女が可愛くて、オレのものだと言わんばかりに強く抱きしめる。弱々しい声で、「苦しいよ」とどこか優しい声で言う彼女が可愛くて、今のオレには逆効果だ。
545彼女の頬に手を当てて、優しく撫でると目を細め、オレの手に彼女のそれを重ねてくる。その表情一つ一つが愛おしくて胸がいっぱいになる。
「覚悟してくださいよ」と言って腰を引き寄せ、彼女の長い髪をよけて首元をあらわにすれば、そこに強く噛みついた。突然のことに彼女は困惑していたが、オレの背中に優しく手を置いた。
噛み跡を舐めるとビクッと動いて恥じらうような表情をする。その一連の行動が愛しくて、オレの腕の中に彼女を収める。すっぽりと収まる彼女が可愛くて、オレのものだと言わんばかりに強く抱きしめる。弱々しい声で、「苦しいよ」とどこか優しい声で言う彼女が可愛くて、今のオレには逆効果だ。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢可愛い反応を見たくて悪戯しちゃう凪砂くんです。
不意打ちの悪戯 乱凪砂 私がハンドクリームを塗っていると、彼が真剣な眼差しで私を見つめていた。
「どうかした?」
「……そのハンドクリーム」
「あ、そう! 新しく買ったの。いつもとは香りが違うんだよね。凪砂くんも塗ってみる?」
「……いや、私は良いんだ。どんな香りなの?」
嗅ぎたいのかな、そう思った私は彼に容器を渡そうとするが、伸ばした手はあっけなく掴まれる。手を掴まれた理由がわからないでいると、彼の顔が静かに私の手の甲に近づいてスンッと香りを嗅いだ。
驚いて反射的に手を引っ込めようとするが、手を掴まれているため意味をなさない。ビクッとしたのに気づいたのか、ふふっと悪戯っぽく笑い、長いまつ毛を伏せながら私の甲に軽くキスを落とした。
603「どうかした?」
「……そのハンドクリーム」
「あ、そう! 新しく買ったの。いつもとは香りが違うんだよね。凪砂くんも塗ってみる?」
「……いや、私は良いんだ。どんな香りなの?」
嗅ぎたいのかな、そう思った私は彼に容器を渡そうとするが、伸ばした手はあっけなく掴まれる。手を掴まれた理由がわからないでいると、彼の顔が静かに私の手の甲に近づいてスンッと香りを嗅いだ。
驚いて反射的に手を引っ込めようとするが、手を掴まれているため意味をなさない。ビクッとしたのに気づいたのか、ふふっと悪戯っぽく笑い、長いまつ毛を伏せながら私の甲に軽くキスを落とした。
ato_dream_
DONEenst瀬名泉夢お誕生日に書いた成人済みのお話です。
酔っ払って彼女の可愛さを切れつつもメンバーに語っていてほしいなという願望です😌
⚠️⚜️のメンバーいます
可愛いあんたが 瀬名泉「ちょっと、泉ちゃん。飲み過ぎよォ〜?」
「うるさぁい! 俺の誕生日なんだからいいでしょぉ」
俺の誕生日。彼女は仕事が忙しくて遅くなると言っていたため、Knightsのメンバーと共に祝ってもらうことにした。日付が変わる頃に帰ってくるらしい。
「んもぅ、あの子が来れないからって拗ねないの」
もちろん、仕事だから仕方ないということはわかっている。今日の朝も、申し訳なさそうな表情をしていて、「しっかり働いてきなよねぇ」なんていつもの調子で小言を言って送り出した。
俺が無理をしているんじゃないかと心配しているみたいだったが、「俺の誕生日なんだからそんな辛気臭い顔しないでよねぇ!」なんて怒ると今にも泣きそうな表情をして「ごめん」と弱々しい声で呟いた。
1613「うるさぁい! 俺の誕生日なんだからいいでしょぉ」
俺の誕生日。彼女は仕事が忙しくて遅くなると言っていたため、Knightsのメンバーと共に祝ってもらうことにした。日付が変わる頃に帰ってくるらしい。
「んもぅ、あの子が来れないからって拗ねないの」
もちろん、仕事だから仕方ないということはわかっている。今日の朝も、申し訳なさそうな表情をしていて、「しっかり働いてきなよねぇ」なんていつもの調子で小言を言って送り出した。
俺が無理をしているんじゃないかと心配しているみたいだったが、「俺の誕生日なんだからそんな辛気臭い顔しないでよねぇ!」なんて怒ると今にも泣きそうな表情をして「ごめん」と弱々しい声で呟いた。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢凪砂くんは自分の瞳の色を彼女に身に付けさせたいんだろうなというお話です💭
私の色を君に 乱凪砂 不意に彼の顔が近づいた。首の後ろに手を回していつものようにキスをされるのかなって思い静かに瞼を閉じた。
「……うん、似合うね」
「え……?」
彼が私の胸元を嬉々と眺めているから視線を下げて胸元を見ると、小さな宝石がネックレスがあった。
「これ…」
「……琥珀だよ。琥珀はね、癒しの力があるんだ、落ち込んだ時にもこれがあれば癒してくれる。それとーー」
「凪砂くんの瞳と同じ色……」
「ふふ、これでいつでも君と一緒」
「嬉しい、ありがとう」
ネックレスを貰えた喜びと、キスだと思って期待していた残念な気持ちとが混ざり、少し複雑ではある。しかし、彼の瞳の色の宝石が私の胸元でキラキラと輝いていて感動する。
しかし、勝手に期待してキスじゃなかったことが恥ずかしい。はにかんでいると、彼はしばらくの間考えいた。
567「……うん、似合うね」
「え……?」
彼が私の胸元を嬉々と眺めているから視線を下げて胸元を見ると、小さな宝石がネックレスがあった。
「これ…」
「……琥珀だよ。琥珀はね、癒しの力があるんだ、落ち込んだ時にもこれがあれば癒してくれる。それとーー」
「凪砂くんの瞳と同じ色……」
「ふふ、これでいつでも君と一緒」
「嬉しい、ありがとう」
ネックレスを貰えた喜びと、キスだと思って期待していた残念な気持ちとが混ざり、少し複雑ではある。しかし、彼の瞳の色の宝石が私の胸元でキラキラと輝いていて感動する。
しかし、勝手に期待してキスじゃなかったことが恥ずかしい。はにかんでいると、彼はしばらくの間考えいた。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢⚠️ハロウィンボイスネタバレあり
公式のハロウィンボイス引用しています!(単なる妄想です)
君を攫いたい 乱凪砂「……このまま攫ってしまってもいいかな」
「え」
突然私の髪をサラリと指を通しながらそう言った。Treatでは甘い言葉をかけるのが今年のテーマらしく、どんな甘い言葉をかけてくれるのかワクワクしていると、思わぬ路線で私は固まってしまう。
「大丈夫?」
そんな私の表情を伺うように顔を近づける彼は、心配そうな顔をしていた。
「凪砂くん、どこでそんな言葉覚えてくるの……」
「この間読んだ小説にこの台詞があったから。君に言いたいなと思ってたんだ」
悪戯をするような意地悪な顔で微笑む。こうやって新しい知識を私に伝えてくれるのは嬉しいが、こういったことは私の心臓が持たないのでやめてほしい。
「でも、素敵なセリフだね。攫いたいなんて」
444「え」
突然私の髪をサラリと指を通しながらそう言った。Treatでは甘い言葉をかけるのが今年のテーマらしく、どんな甘い言葉をかけてくれるのかワクワクしていると、思わぬ路線で私は固まってしまう。
「大丈夫?」
そんな私の表情を伺うように顔を近づける彼は、心配そうな顔をしていた。
「凪砂くん、どこでそんな言葉覚えてくるの……」
「この間読んだ小説にこの台詞があったから。君に言いたいなと思ってたんだ」
悪戯をするような意地悪な顔で微笑む。こうやって新しい知識を私に伝えてくれるのは嬉しいが、こういったことは私の心臓が持たないのでやめてほしい。
「でも、素敵なセリフだね。攫いたいなんて」
ato_dream_
DONEenst凪砂夢なぎさくんお誕生日おめでとう🎂
彼女とイチャイチャしてるだけです😌
特別な日には特別なキスを 乱凪砂「ねえ、凪砂くん」
不意に名前を呼ばれてハテナマークを浮かべる彼の胸元に手をあてて、つま先立ちをして顔を近づけた。すぐに意味に気づいたのか、私がバランスを崩さないように腰に手を当てて引き寄せてくれる。
しばらくの間、琥珀色の瞳を見つめているとクラクラとした感覚に陥る。いつもはこの艷やかで透き通っている彼の瞳に引き込まれて負けてしまうが、今日は私がリードしなくてはいけない。
「よし」と心の中で決断した私は、瞼を閉じてゆっくりと彼に近づく。彼との距離がなくなると、私はゆっくりと瞼を開けて彼の顔を見ていた。すると、気づいたのか彼も瞼を開けてパチリと目が合った。
時が止まったかのように長く、時計のカチカチという音すら私たちの耳には入らなかった。それほどまでに二人の、二人だけの時間だった。
661不意に名前を呼ばれてハテナマークを浮かべる彼の胸元に手をあてて、つま先立ちをして顔を近づけた。すぐに意味に気づいたのか、私がバランスを崩さないように腰に手を当てて引き寄せてくれる。
しばらくの間、琥珀色の瞳を見つめているとクラクラとした感覚に陥る。いつもはこの艷やかで透き通っている彼の瞳に引き込まれて負けてしまうが、今日は私がリードしなくてはいけない。
「よし」と心の中で決断した私は、瞼を閉じてゆっくりと彼に近づく。彼との距離がなくなると、私はゆっくりと瞼を開けて彼の顔を見ていた。すると、気づいたのか彼も瞼を開けてパチリと目が合った。
時が止まったかのように長く、時計のカチカチという音すら私たちの耳には入らなかった。それほどまでに二人の、二人だけの時間だった。
ato_dream_
MOURNINGenst凪砂夢少しだけ公式のセリフ引用してます!
去年のハロウィンに書いたものですが、お蔵入りするのは勿体ないので供養です。
君に悪戯 乱凪砂「Trick or Treat」
「わっ、びっくりした」
「ふふ、茨に『元気よく』って言われたから、やってみた」
「楽しそうで何よりだよ」
廊下でたまたま私を見つけたのか凪砂くんが突然ハロウィンの文言を告げてきた。微笑み会っていると突然静かになった凪砂くんが口を開いた。
「……お菓子はあるの?」
「え?」
「たしかお菓子をくれないと悪戯をするんだよね」
「そうだったね。でも今は持ってないから事務所に戻ったらでもいい?」
「ダメ」
「え、ダメなの?」
「……うん、ダメ」
「何するつもり……?」
もう既に決めていたのか、凪砂くんが少しずつ近づく。私の手を取ったかと思えば、嬉しそうに繋いできた。
「……少しだけ、このまま」
647「わっ、びっくりした」
「ふふ、茨に『元気よく』って言われたから、やってみた」
「楽しそうで何よりだよ」
廊下でたまたま私を見つけたのか凪砂くんが突然ハロウィンの文言を告げてきた。微笑み会っていると突然静かになった凪砂くんが口を開いた。
「……お菓子はあるの?」
「え?」
「たしかお菓子をくれないと悪戯をするんだよね」
「そうだったね。でも今は持ってないから事務所に戻ったらでもいい?」
「ダメ」
「え、ダメなの?」
「……うん、ダメ」
「何するつもり……?」
もう既に決めていたのか、凪砂くんが少しずつ近づく。私の手を取ったかと思えば、嬉しそうに繋いできた。
「……少しだけ、このまま」
ato_dream_
DONEenst瀬名泉夢ラ◯ライナーとコラボした時のお話です💄
私に似合うかな 瀬名泉「ちょっと待って。それ」
突然話しかけてくる彼にハテナを浮かべるが、私が手に持つものを指差すのを見てすぐに理解する。
「あぁ、これ! コラボのアイライナーだよ」
「そうじゃなくて、その色」
「え? あぁ、この色使いやすくて良いんだよね」
「それくまくんのカラーだよねぇ?」
「そうだね」
「ちょっとぉ〜! 『そうだね』じゃないでしょぉ! 普通彼女なら俺のカラー選ぶでしょ」
「だって、私にはハードル高いよ。泉の色」
「まあいいけどねぇ。……あんたに絶対似合うと思って、使って欲しかったからこのカラー選んだのにさぁ」
そう小さく溢した言葉をしっかりと私の耳は拾い、歯痒い気持ちになる。
「え、そうなの?」
「……そうだよ」
「本当?」
533突然話しかけてくる彼にハテナを浮かべるが、私が手に持つものを指差すのを見てすぐに理解する。
「あぁ、これ! コラボのアイライナーだよ」
「そうじゃなくて、その色」
「え? あぁ、この色使いやすくて良いんだよね」
「それくまくんのカラーだよねぇ?」
「そうだね」
「ちょっとぉ〜! 『そうだね』じゃないでしょぉ! 普通彼女なら俺のカラー選ぶでしょ」
「だって、私にはハードル高いよ。泉の色」
「まあいいけどねぇ。……あんたに絶対似合うと思って、使って欲しかったからこのカラー選んだのにさぁ」
そう小さく溢した言葉をしっかりと私の耳は拾い、歯痒い気持ちになる。
「え、そうなの?」
「……そうだよ」
「本当?」
ato_dream_
DONEenstジュン夢噛む理由について話すお話🐺
⚠️凪砂くんにも彼女がいる前提です
あんたを噛む理由 漣ジュン「ジュンも彼女に噛み付くことってあるの?」
ダンスレッスンをしている途中、休憩を挟んでいたナギ先輩と俺はイスに座ってスポーツドリンクを飲んでいた。そんなことを言われた俺は飲んでいるにも関わらず、思わず吹き出しそうになりむせる。
「な! ナギ先輩突然なんすか?」
「……大丈夫?」
「大丈夫です。何でそんなことを?」
「以前彼女の首筋に噛みついたことがあるんだけど、普通はしないと怒られたから」
俺は何を聞かされているんだと思いながら軽く相槌をうつ。
「一般的にはどうなのか、気になって調べてみたんだ。そしたら、噛み付くのにも意味があるみたい」
「へぇ、意味なんてあるんですね」
「私は多分『甘えたい』かな。彼女といると構って欲しくなる」
930ダンスレッスンをしている途中、休憩を挟んでいたナギ先輩と俺はイスに座ってスポーツドリンクを飲んでいた。そんなことを言われた俺は飲んでいるにも関わらず、思わず吹き出しそうになりむせる。
「な! ナギ先輩突然なんすか?」
「……大丈夫?」
「大丈夫です。何でそんなことを?」
「以前彼女の首筋に噛みついたことがあるんだけど、普通はしないと怒られたから」
俺は何を聞かされているんだと思いながら軽く相槌をうつ。
「一般的にはどうなのか、気になって調べてみたんだ。そしたら、噛み付くのにも意味があるみたい」
「へぇ、意味なんてあるんですね」
「私は多分『甘えたい』かな。彼女といると構って欲しくなる」
ato_dream_
DONEenst日和夢巴日和くんの誕生日に書いたお話です🎂
貴方を独り占め 巴日和 今日は私の彼氏である巴日和くんの誕生日だ。いつも私の誕生日には喜ぶことをしてくれる。サプライズをしたくて、一日開けてもらえることになった。
もちろん誕生日当日でも、アイドルのお仕事は入っているし私とだけ過ごすことは難しい。そうやって私が遠慮をしていたことを勘づいた彼は「一緒に過ごそうね?」と優しい顔で言ってくれた。
二人だけの誕生日パーティーは終わり、二人でソファに座ってテレビを見ていた。
「独り占めしちゃって申し訳ないなぁ。ごめんねみんなと過ごしたかっただろうに」
「……何か勘違いしてるね? ぼくはきみと過ごす時間が大切だし、きみはぼくにとっては必要で、彼女はきみ。だから、来年も、再来年もきみに祝ってほしいね」
1100もちろん誕生日当日でも、アイドルのお仕事は入っているし私とだけ過ごすことは難しい。そうやって私が遠慮をしていたことを勘づいた彼は「一緒に過ごそうね?」と優しい顔で言ってくれた。
二人だけの誕生日パーティーは終わり、二人でソファに座ってテレビを見ていた。
「独り占めしちゃって申し訳ないなぁ。ごめんねみんなと過ごしたかっただろうに」
「……何か勘違いしてるね? ぼくはきみと過ごす時間が大切だし、きみはぼくにとっては必要で、彼女はきみ。だから、来年も、再来年もきみに祝ってほしいね」
ato_dream_
DONEenst凪砂夢七夕のお話です🎋
年に一度じゃ足りない 乱凪砂 七夕の日の夜は少し特別な気がして、凪砂くんとベランダに出て星を眺めていた。
「今日、ESで短冊を書いたんだ」
「ロビーに大きい笹置いてあったよね。私も書いたよ。あ、内容は秘密」
「ふふ、そうだね。言葉にしては、叶わないかもしれないから」
「星、綺麗だね」
「うん」
「織姫と彦星はどこにいるのかなぁ」
「……一般的に織姫と言われているのが、織女星であること座のベガ。彦星と呼ばれているのが牽牛星であるわし座のアルタイル、みたいだね。以前、本で読んだ」
「あ〜、知ってるよ! はくちょう座のデネブを入れたら夏の大三角、だよね」
「うん。この織姫と彦星は結婚すると遊んでばかりで、働かなくなった。だから天帝が彼らを引き離したんだ」
1251「今日、ESで短冊を書いたんだ」
「ロビーに大きい笹置いてあったよね。私も書いたよ。あ、内容は秘密」
「ふふ、そうだね。言葉にしては、叶わないかもしれないから」
「星、綺麗だね」
「うん」
「織姫と彦星はどこにいるのかなぁ」
「……一般的に織姫と言われているのが、織女星であること座のベガ。彦星と呼ばれているのが牽牛星であるわし座のアルタイル、みたいだね。以前、本で読んだ」
「あ〜、知ってるよ! はくちょう座のデネブを入れたら夏の大三角、だよね」
「うん。この織姫と彦星は結婚すると遊んでばかりで、働かなくなった。だから天帝が彼らを引き離したんだ」
ato_dream_
DONEenst凪砂夢プロポーズの日、n年後の未来バージョンです💍
プロポーズの日② 乱凪砂 最近、君がどんどん綺麗になっていって、私はすこし焦っている。ずっと側にいるのにどこか遠くて。君を私のものにしたいと思うんだ。
「どうしたらいいと思う?」
Edenのメンバーに相談しているとみんなが驚いた表情をしていた。
「う、うぅん……。あ! 結婚すればいいと思うね!」
「え、おひいさんそんな簡単に」
「……そうか、結婚」
ジュンと日和くんが騒いでるのを見ながら私は彼女へのプロポーズを決意する。もう一人では何もできなかったあの頃の私ではないから。君に、想いを伝えようと思う。
ピンポーンとインターフォンが鳴り、出ると大きな花束を持った凪砂くんが立っていた。どうして花束を持っているのかわからずに困惑する。
806「どうしたらいいと思う?」
Edenのメンバーに相談しているとみんなが驚いた表情をしていた。
「う、うぅん……。あ! 結婚すればいいと思うね!」
「え、おひいさんそんな簡単に」
「……そうか、結婚」
ジュンと日和くんが騒いでるのを見ながら私は彼女へのプロポーズを決意する。もう一人では何もできなかったあの頃の私ではないから。君に、想いを伝えようと思う。
ピンポーンとインターフォンが鳴り、出ると大きな花束を持った凪砂くんが立っていた。どうして花束を持っているのかわからずに困惑する。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢プロポーズの日、現在バージョンです💍
プロポーズの日① 乱凪砂 リビングで本を読んでいると、近くに来た彼がくっついてくる。日常茶飯事なので「くすぐったいよ」と言いながらも受け入れる。
彼はいつも私が本を読み終わるのを待ってくれる。待っている間、静かに私の髪を触ったり肩に頭を乗せたり、抱きしめたりしてるが、それが楽しいらしい。
待てをされている子犬のようで可愛い。しっぽが見えるなあ。なんてことを考えていると、丁度キリのいいページに来たのでパタンと本を閉じる。
「お待たせ。終わったよ」
「……今日、何の日か知ってる?」
「え、今日? 六月六日って何かあったかな」
思いつかずにいると、彼は口角を上げ、目に見えないはずのしっぽが先程よりも動いていることが分かる。
「君も知らないみたいだね」
988彼はいつも私が本を読み終わるのを待ってくれる。待っている間、静かに私の髪を触ったり肩に頭を乗せたり、抱きしめたりしてるが、それが楽しいらしい。
待てをされている子犬のようで可愛い。しっぽが見えるなあ。なんてことを考えていると、丁度キリのいいページに来たのでパタンと本を閉じる。
「お待たせ。終わったよ」
「……今日、何の日か知ってる?」
「え、今日? 六月六日って何かあったかな」
思いつかずにいると、彼は口角を上げ、目に見えないはずのしっぽが先程よりも動いていることが分かる。
「君も知らないみたいだね」
ato_dream_
DONEenst 瀬名泉夢6月の#妄想力向上委員会 様のお題に参加した時のものです!素敵な企画をありがとうございます🥺
お題「雨、やまないな」 瀬名泉「雨、やまないな」
友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。
941友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。
ato_dream_
DONEenst凪砂夢雨の日に彼女が傘を持って待っていたら車と自分の傘の選択肢を全て無視して彼女と一緒に相合い傘して帰ってくれる凪砂くん
雨の日 乱凪砂 帰宅しようとすると、雨が強まっていた。今日は雨だとわかっていたから幸い折り畳み傘を持っている。
「閣下! 雨も強くなってきましたし、車を用意致しました!」
「ありがとう、茨」
エレベーターから降りてエントランスへ向かうと、傘を持った彼女が外の様子を伺いながら待っていた。手には傘がある。
「おや? 彼女は今日休みのはずでは……」
「茨」
「アイアイ! 何でしょうか?」
「車、出さなくても良い」
「え? 閣下!」
茨には申し訳ないけど、彼女が迎えにきてくれたことに喜びを感じて思わず走り出す。
「あ、凪砂くん! 雨だから迎えに来――」
嬉しさのあまり抱きしめ、君が発する言葉を遮る。
「な、凪砂くん? ……離して?」
「……嫌」
1032「閣下! 雨も強くなってきましたし、車を用意致しました!」
「ありがとう、茨」
エレベーターから降りてエントランスへ向かうと、傘を持った彼女が外の様子を伺いながら待っていた。手には傘がある。
「おや? 彼女は今日休みのはずでは……」
「茨」
「アイアイ! 何でしょうか?」
「車、出さなくても良い」
「え? 閣下!」
茨には申し訳ないけど、彼女が迎えにきてくれたことに喜びを感じて思わず走り出す。
「あ、凪砂くん! 雨だから迎えに来――」
嬉しさのあまり抱きしめ、君が発する言葉を遮る。
「な、凪砂くん? ……離して?」
「……嫌」