陽炎@ポイピク
完畢 #lawrenitez#lawrenitezweek
ひたすらイチャイチャしてるだけ
深夜ミーティングでもしもの話をその日は夜に就任1年目のスピーチの草案を纏める為の話し合いが深夜にまで及んでしまった。
「すみません、ディーン。こんな遅い時間まで」
いつものスータンではなくゆったりとした部屋着の教皇は、インノケンティウス14世というよりもたぢのヴィンセント・ベニテスとしてローレンスを気遣っていた。
「いえ…聖下の想いを正しく伝えるのも私の仕事ですから…」
そう答えながらもローレンスはうつらうつらとしていた。
コンクラーベ中はほぼ不眠症気味だった彼も、心配事が減ってきたせいか、ベニテスの前では気が抜ける事が多くなった。
ベニテスもまた、命の危険を感じる必要がなくなってからは浅かった眠りは改善された。勿論、彼の地では信徒への弾圧が続き残してきてしまった彼らの事を考えると胸が苦しむ。
2150「すみません、ディーン。こんな遅い時間まで」
いつものスータンではなくゆったりとした部屋着の教皇は、インノケンティウス14世というよりもたぢのヴィンセント・ベニテスとしてローレンスを気遣っていた。
「いえ…聖下の想いを正しく伝えるのも私の仕事ですから…」
そう答えながらもローレンスはうつらうつらとしていた。
コンクラーベ中はほぼ不眠症気味だった彼も、心配事が減ってきたせいか、ベニテスの前では気が抜ける事が多くなった。
ベニテスもまた、命の危険を感じる必要がなくなってからは浅かった眠りは改善された。勿論、彼の地では信徒への弾圧が続き残してきてしまった彼らの事を考えると胸が苦しむ。
陽炎@ポイピク
供養 #lawrenitezweek#lawrenitez
魂だけの存在になった故教皇が残された者の為に奮闘する話。宗教ごちゃ混ぜなのは許してクレメンス。🍅🐢🍅、🧸👓要素強め
ソウルメイト神よ。御子イエスを送ってくださり感謝します。御子の流された血を通して救いにあずかる恵みに感謝します。
私の魂は今私の肉体から離れてしまったらしい。ようやく、天国に行けると安堵したが、天使が迎えにやって来る、という事はなかった。
ヨハネ22世としてやり残してしまった事があり過ぎたせいなのか私の魂は未だに現世に留まっている。九日間に及ぶ自分の葬儀を空から見下ろすのは妙な気分だった。
ヤヌシュは私の棺に縋るように泣き崩れていた。
ああ、ヤヌシュ、私も辛いよ。
君を残して帰天するのは心が痛む。
魂だけの存在になってもどうやら私には感情というものが残っているらしい。それと、もうひとつ。
何故か、人の魂と魂の繋がりが赤い糸となって見えるようになった。そして私はその赤い糸に触れて自在に操れるようだ。糸を操作したら喧嘩していた観光客のカップルは別れたし、逆に仲睦まじい幼なじみ同士を恋人へ進展させる事も出来た。
1499私の魂は今私の肉体から離れてしまったらしい。ようやく、天国に行けると安堵したが、天使が迎えにやって来る、という事はなかった。
ヨハネ22世としてやり残してしまった事があり過ぎたせいなのか私の魂は未だに現世に留まっている。九日間に及ぶ自分の葬儀を空から見下ろすのは妙な気分だった。
ヤヌシュは私の棺に縋るように泣き崩れていた。
ああ、ヤヌシュ、私も辛いよ。
君を残して帰天するのは心が痛む。
魂だけの存在になってもどうやら私には感情というものが残っているらしい。それと、もうひとつ。
何故か、人の魂と魂の繋がりが赤い糸となって見えるようになった。そして私はその赤い糸に触れて自在に操れるようだ。糸を操作したら喧嘩していた観光客のカップルは別れたし、逆に仲睦まじい幼なじみ同士を恋人へ進展させる事も出来た。
陽炎@ポイピク
激勵我 #lawrenitezweek#lawrenitez
ロレベニでもベニロレでもお好きな方で
擦れ違い&巻き込まれレイモンド・オマリー
ちょっとギャグ寄りほんのり匂わせ
鬱陶しい程の恋聖マルタの回廊は複雑に入り組んでいて、慣れない者はきっと迷ってしまうだろう。
レイモンド・オマリーは亀の池を通り過ぎ真っ直ぐ目的地へと歩いていた。
控えめに扉をノックしたのは、聖マルタの家の教皇の執務室。
ドアが開かれ、若く面立ちの整った教皇が出迎えてくれた。
「さぁ入って」
「失礼致します」
この仕事をしていても、未だに教皇の執務室へ入るのは緊張する。故教皇は秘密主義で、秘書のヤヌシュ以外のモンシニョールすら執務室に出入りをしていなかった。
それだけ誰も信用していなかったのだろう。
だがインノケンティウス14世は違う。開かれた教会を目指す新教皇は、自分の方針に反対する者すら部屋に入れて主張を傾聴し意見を述べる。
2392レイモンド・オマリーは亀の池を通り過ぎ真っ直ぐ目的地へと歩いていた。
控えめに扉をノックしたのは、聖マルタの家の教皇の執務室。
ドアが開かれ、若く面立ちの整った教皇が出迎えてくれた。
「さぁ入って」
「失礼致します」
この仕事をしていても、未だに教皇の執務室へ入るのは緊張する。故教皇は秘密主義で、秘書のヤヌシュ以外のモンシニョールすら執務室に出入りをしていなかった。
それだけ誰も信用していなかったのだろう。
だがインノケンティウス14世は違う。開かれた教会を目指す新教皇は、自分の方針に反対する者すら部屋に入れて主張を傾聴し意見を述べる。