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    #ゼノ光

    xenophotaxis

    九条なぎさ

    MOURNING6.0クリア後から衝動的に書いて永遠に懐で温めていたゼノ光♂【6.0クリア必須】
    私が読んで楽しければいいので小説のルール基本無視。細かいこと気にしない人向け。置く場所が無いのでポイピクに一旦供養。
    ※自機の名前は出ていませんが、黒髪長髪のヒューラン♂の設定。
    【FF14/6.0クリア必須】シリウスの流星【ゼノ光♂】メーティオンが飛び去った宙の先。夜明けの明るい空がどこまでも続いていく。脅威は退き、アーテリスの、宇宙の全てが絶望の闇に飲まれることはもう無くなった。終わったのだ。エオルゼア主要都市の近辺から始まった小さな一歩が紡いでいた冒険の日々が、ようやく。
    長かったな、と深呼吸をする。
    木桶で川の冷たい水を掬い、酔っ払い客にぶっ掛けたこともあった。逃げ出した羊を捕まえて柵の中に戻したこともあった。ダンスの先生を探すだけのはずが、ダンスをレクチャーされた事もあった。人攫いを解決するために身体を張った捜索活動をして、気づいたら当時脅威とされていた蛮神を目の前にすることもあった。あれよあれよという間に多くの蛮神を討ち倒していた。気づけば帝国からエオルゼアを守るための大きな戦いに身を投じ、千年もの長き間続いていた竜詩戦争を終わらせ、帝国の配下となっていたアラミゴとドマを解放し、第一世界という別の世界を光の氾濫から守り抜いた。
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    OH_msc

    SPOILER5.4メインクエ後のヒカセンとリセのこばなし
    ゼノ光だけどゼノスは出てこない
    何もかも、すっかり燃えてしまった。空中庭園に足を踏み入れた冒険者は、改めてその事実を再認した。
    「リセ。下で話し合いするってさ」
    「え? ああ――ごめん、すぐ行くね」
     すぐ行く、と口にしながらも、リセは冒険者に背を向けたまま動かない。きっと焼け焦げて乾いた土の一画を見つめているのだろうと、冒険者は思った。そしてその目に映るのは死した土壌ではなく、つい先ほど前までそこに広がっていた、一面の花々なのだろうとも。
    「あんなに綺麗な花畑だったのに――ゼノスも、ファダニエルも、なんとも思わないのかな」
     リセが自分を見ていないことに冒険者はひどく安堵した。どうしてだか今ばかりは、あのまっすぐな視線を受け止められそうになかったのだ。
    「花だけじゃない。人の命を、世界を、全部めちゃくちゃにしたいだなんて、そんなのおかしいよ」
     リセは冒険者の沈黙を同意として受け止めたらしかった。切り立った渓谷の上に建てられたここアラミゴ王宮からは、ギラバニア湖畔地帯が遙々見渡せる。夜闇の中まばらに広がる灯は、そこにある人々の営み一つ一つを思わせた。
     冒険者は多くを見た。うつくしいものも、奇妙なものも、ときには汚 1486