べにお azu_benny
MENU #ドラロナwebオンリー0206「DEEP RED」
R18 ドラロナ本のサンプル展示です。成人のみ閲覧可 パス>>オンリー開催日を4桁にて サンプルの内容等は後日変更又は削除もございます。ご了承ください。 As madillo 10
mi0_0ya
MEMOΔ軸:家出話(ドラ+ロナ) ロナルド君が出ていった。二週間ぶり、この半年で通算五回目の家出だ。
今回の原因はなんだったかな。ああそうだ、脱いだ服は洗濯カゴに入れろとか靴下は丸めて投げるな裏返すなとか、汚れ物は分けておけとか、そのようなお小言がきっかけだった。
最初ははいはい聞いてたロナルド君だったが、少しばかり口煩く言い過ぎたらしい。売り言葉に買い言葉で盛大に脱線した口論の末、「うっせえバーカ!」と子供のような捨て台詞と共に飛び出していってしまった。齢二百を超えているらしいのに、彼の語彙力は時折ビックリするほど貧困になる。
「はあ、まったく……」
脱衣所を見渡し、散乱した衣服とあちこちにへばりついた泥汚れに息を吐く。何をどうしたら数時間の外出で泥まみれになるんだか。公園で子供に混じって砂遊びでもしてきたのだろうか。
3889今回の原因はなんだったかな。ああそうだ、脱いだ服は洗濯カゴに入れろとか靴下は丸めて投げるな裏返すなとか、汚れ物は分けておけとか、そのようなお小言がきっかけだった。
最初ははいはい聞いてたロナルド君だったが、少しばかり口煩く言い過ぎたらしい。売り言葉に買い言葉で盛大に脱線した口論の末、「うっせえバーカ!」と子供のような捨て台詞と共に飛び出していってしまった。齢二百を超えているらしいのに、彼の語彙力は時折ビックリするほど貧困になる。
「はあ、まったく……」
脱衣所を見渡し、散乱した衣服とあちこちにへばりついた泥汚れに息を吐く。何をどうしたら数時間の外出で泥まみれになるんだか。公園で子供に混じって砂遊びでもしてきたのだろうか。
mi0_0ya
MEMOΔ軸:ロナルド君の棺桶事情(ドラ+ロナ)※会話文のみ
「え、はっ? ……なにこれかった!」
「棺桶ってそんなもんじゃね?」
「いやまあ固い布団の方が好きみたいなタイプもいるけれど、それにしても随分と……というかマットレスなんてもうペラッペラだし、もしかしなくとも空調機能もないよね。これ寝苦しくない?」
「俺は強いから平気だ」
「つまり寝苦しいわけね」
「…………」
「うーん、ロナルド君って棺桶カスタムとか嫌な人?」
「カスタム?」
「そう、これ年季ものだからそんなに弄る余地なさそうではあるけど、しないよりマシでしょ」
「棺桶ってカスタマイズできんの?」
「……なるほど、そこからか。いやまあ私もお父様たちから聞く程度だけど、最新式とか凄いらしいよ」
「例えば?」
「マッサージ機能ついてるしプラネタリウムも見れちゃうし変形もする」
1747「棺桶ってそんなもんじゃね?」
「いやまあ固い布団の方が好きみたいなタイプもいるけれど、それにしても随分と……というかマットレスなんてもうペラッペラだし、もしかしなくとも空調機能もないよね。これ寝苦しくない?」
「俺は強いから平気だ」
「つまり寝苦しいわけね」
「…………」
「うーん、ロナルド君って棺桶カスタムとか嫌な人?」
「カスタム?」
「そう、これ年季ものだからそんなに弄る余地なさそうではあるけど、しないよりマシでしょ」
「棺桶ってカスタマイズできんの?」
「……なるほど、そこからか。いやまあ私もお父様たちから聞く程度だけど、最新式とか凄いらしいよ」
「例えば?」
「マッサージ機能ついてるしプラネタリウムも見れちゃうし変形もする」
mi0_0ya
MEMO本編軸:青空にまつわる話(ドラ→ロナ) 青空を見た事はある。
私はお祖父様やお父様とは違うので陽に当たれば死ぬけれど、逆に言えば陽に当たり続けなければ良いだけのこと。室内や日陰から太陽とは反対側の空を眺めるとか、やりようはあるのだ。反射光で火傷はするし、それが原因で死にもするが。
あとゲームに熱中しすぎて夜が明けていたのに気付かず、寝惚け頭で城のカーテンを開けてしまったこともある。あの時は視界一面に飛び込んできた青空に驚いて死んで、陽に焼かれてまた死んだ。ジョンが居なかったら危なかったよね。よりによって一番大きな窓のカーテン開けちゃったから。
そんな風に何度か視界に収めた昼の空だが、ぶっちゃけ「青いなぁ」と見たままの感想しか出てこなかった。あのお祖父様が珍しく柔らかい表情で良いものだよと言うから、もう少しこう、胸を打たれる何かがあるのではと密かに期待していたのだけれど。
2348私はお祖父様やお父様とは違うので陽に当たれば死ぬけれど、逆に言えば陽に当たり続けなければ良いだけのこと。室内や日陰から太陽とは反対側の空を眺めるとか、やりようはあるのだ。反射光で火傷はするし、それが原因で死にもするが。
あとゲームに熱中しすぎて夜が明けていたのに気付かず、寝惚け頭で城のカーテンを開けてしまったこともある。あの時は視界一面に飛び込んできた青空に驚いて死んで、陽に焼かれてまた死んだ。ジョンが居なかったら危なかったよね。よりによって一番大きな窓のカーテン開けちゃったから。
そんな風に何度か視界に収めた昼の空だが、ぶっちゃけ「青いなぁ」と見たままの感想しか出てこなかった。あのお祖父様が珍しく柔らかい表情で良いものだよと言うから、もう少しこう、胸を打たれる何かがあるのではと密かに期待していたのだけれど。
kazuha
DONEこちらの漫画https://poipiku.com/4083595/6120158.htmlのドラルクSIDE的な文章です。展示期限特になし。全年齢でどちゃ甘い。おはようを君へ 夕に起き出し、好き勝手に過ごしてから深夜に君と愛し合う。じゃれあい眠った君の寝顔にキスをひとつ。静かな夜から朝の喧騒が聞こえる頃合いには、全ての準備を整えてしまう。
朝の気配が色濃く迫る、AM:03:30に私は行動を開始する。閉じられた瞼を縁取る長い銀糸に、まだ雫が乗っているのに気がついて頬が緩んだ。ただでさえ多忙な退治人と作家の兼業なのに、疲れた彼へ随分と無理をさせてしまったかもしれない。齢を二百も超えたにも関わらず、大人げないことをしたと反省の気持ちがこみ上げた。反省はしているが後悔はしていない。体力ゴリラなのにつけ込んで、好き勝手に泣かせてしまったことを申し訳ない気持ちになりながら、許されていることに安堵する。指先で雫をすくい舐め取ると、上等なキャンディを舐めている心地だ。舐め取った雫は、ほのかに甘く身に染み込むようだった。
2247朝の気配が色濃く迫る、AM:03:30に私は行動を開始する。閉じられた瞼を縁取る長い銀糸に、まだ雫が乗っているのに気がついて頬が緩んだ。ただでさえ多忙な退治人と作家の兼業なのに、疲れた彼へ随分と無理をさせてしまったかもしれない。齢を二百も超えたにも関わらず、大人げないことをしたと反省の気持ちがこみ上げた。反省はしているが後悔はしていない。体力ゴリラなのにつけ込んで、好き勝手に泣かせてしまったことを申し訳ない気持ちになりながら、許されていることに安堵する。指先で雫をすくい舐め取ると、上等なキャンディを舐めている心地だ。舐め取った雫は、ほのかに甘く身に染み込むようだった。