ねるね
DONE🛁(@RzJis)さんの人魚AUにウキウキして書かせて頂いたギャグ。がぴたくんそううけ的なアレを目指したらぐえんちゃん無双になった(ぐえぴた・うぇがぴた・ではりがぴた)がぴたくん🧜がめっちゃ右の方にいる和風人魚AU「釣れたぞ、釣れたぞ、大物だ!」
いつかの昔、どこかの村の静かな朝に、がさつな大声が響きます。鶏もまだ鳴かぬ夜明け前、村のものは誰も皆、深い眠りの中におりました。ただ一人を除いては。
「朝は静かにしなさいって言ってるでしょ!」
書きかけの祝詞を置いて、木戸の向こうへ叫ぶのは、この村の神主のぐえんちゃんです。今日は村の鎮守の神様の、めでたいめでたいお祭り日。祭主を務めるぐえんちゃんは、その準備に大忙しなのでした。
「アンタも今叫んだから同罪だな。いいから出てこいよ。なんか凄えの釣れちゃった」
減らず口を返すのは、祝(ほうり)のウェイドウィルソンです。上司であるぐえんちゃんの命令で夜釣りに出ていた彼は、釣り上げたばかりの大きな魚を肩に担いでおりました。年に一度のこの例大祭には、朝一番に釣った魚をお供えするのが、村の古くからの慣わしなのです。
5479いつかの昔、どこかの村の静かな朝に、がさつな大声が響きます。鶏もまだ鳴かぬ夜明け前、村のものは誰も皆、深い眠りの中におりました。ただ一人を除いては。
「朝は静かにしなさいって言ってるでしょ!」
書きかけの祝詞を置いて、木戸の向こうへ叫ぶのは、この村の神主のぐえんちゃんです。今日は村の鎮守の神様の、めでたいめでたいお祭り日。祭主を務めるぐえんちゃんは、その準備に大忙しなのでした。
「アンタも今叫んだから同罪だな。いいから出てこいよ。なんか凄えの釣れちゃった」
減らず口を返すのは、祝(ほうり)のウェイドウィルソンです。上司であるぐえんちゃんの命令で夜釣りに出ていた彼は、釣り上げたばかりの大きな魚を肩に担いでおりました。年に一度のこの例大祭には、朝一番に釣った魚をお供えするのが、村の古くからの慣わしなのです。
山崎@ymzk_ta16
MEMOほぼ日Ωバースハリピタ。その5。とても短い。
ブクマしてたΩバースもの読みに行ったら、ヒートに入ったらもう考え事とかできてなかったので、理屈っぽくしてしまってるんだな。いくない。もっとストレートに持ち込んでよかったのか……
口ばかりの抵抗に、苛立ちが募る。
こんなにも、人を狂わせる第二の性が憎かった。ピーターを力ずくで蹂躙しようとする自分の、αの暴力的な衝動が。口では父さんをつがいと呼びながら、俺の腕の中で大した抵抗も見せずになすがままになっているピーターの、いやΩの従順さが。そのどちらもが卑しくて腹立たしく酷く厭わしかった。
「慰めてやるよ。パパが帰ってくるまで」
176こんなにも、人を狂わせる第二の性が憎かった。ピーターを力ずくで蹂躙しようとする自分の、αの暴力的な衝動が。口では父さんをつがいと呼びながら、俺の腕の中で大した抵抗も見せずになすがままになっているピーターの、いやΩの従順さが。そのどちらもが卑しくて腹立たしく酷く厭わしかった。
「慰めてやるよ。パパが帰ってくるまで」
山崎@ymzk_ta16
MEMOΩバースハリピタそのよん。その1の裏面。side:Peter 抱きしめられて、腕の中に閉じこめられる。オーデコロンと体臭の混ざり合った、よく知ったハリーの匂いに頭の芯から電流が走って、身体がぐずぐずに融けてしまいそうになる。
「ハリー…、ダメ、ダメだよ…」
カケラも思っていない言葉が口をつく。そう、こんなのは嘘だ。どうせ誰かに抱かれることになるなら、ハリー、君がいい。
「こんなに発情した甘い匂いで雄を誘っておいて、言うことがそれか?」
誰でもいいわけじゃない。君だから。言える訳のないセリフが胸の内で渦巻く。詰るような口調とは裏腹にハリーの手は優しく僕の指先を捕まえて、口付けた。ハリーの唇に触れられた指先は電撃が走ったようにピリピリと痺れ、その痺れは全身へと至った。甘い痺れに僕の身体は彼のなすがままに崩れていってしまいそうになる。
707「ハリー…、ダメ、ダメだよ…」
カケラも思っていない言葉が口をつく。そう、こんなのは嘘だ。どうせ誰かに抱かれることになるなら、ハリー、君がいい。
「こんなに発情した甘い匂いで雄を誘っておいて、言うことがそれか?」
誰でもいいわけじゃない。君だから。言える訳のないセリフが胸の内で渦巻く。詰るような口調とは裏腹にハリーの手は優しく僕の指先を捕まえて、口付けた。ハリーの唇に触れられた指先は電撃が走ったようにピリピリと痺れ、その痺れは全身へと至った。甘い痺れに僕の身体は彼のなすがままに崩れていってしまいそうになる。
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MEMO添い寝ハリピタコンコン、
「ピーター、まだ起きてるか?」
ノックの後、部屋の扉越しから少し控えめなハリーの声が聞こえてきた。
「まだ起きてるよ」
短く返事を返すと扉がゆっくり開き、部屋着姿のハリーが入ってきて僕は読んでいた本を畳む。
「その、今日も一緒に寝ていいか?」
少し眉を下げてお願いをするハリーが何だが小さな子供のようで思わず可愛いな、なんて思いながら持っていた本をベッドの横の机に置いた。
「もちろん、ほらおいで」
体を横にずらして空いたところをぽんぽんと軽く叩くと、ハリーはすぐに体をベッドに滑り込ませてきた。
2人分の重さになったマットレスはギシッと大きく音を立てながら揺れて、僕らを受け止める。
その音を聞きながら、安物のシングルタイプベッドに男2人はかなりギリギリだと改めて思う。
557「ピーター、まだ起きてるか?」
ノックの後、部屋の扉越しから少し控えめなハリーの声が聞こえてきた。
「まだ起きてるよ」
短く返事を返すと扉がゆっくり開き、部屋着姿のハリーが入ってきて僕は読んでいた本を畳む。
「その、今日も一緒に寝ていいか?」
少し眉を下げてお願いをするハリーが何だが小さな子供のようで思わず可愛いな、なんて思いながら持っていた本をベッドの横の机に置いた。
「もちろん、ほらおいで」
体を横にずらして空いたところをぽんぽんと軽く叩くと、ハリーはすぐに体をベッドに滑り込ませてきた。
2人分の重さになったマットレスはギシッと大きく音を立てながら揺れて、僕らを受け止める。
その音を聞きながら、安物のシングルタイプベッドに男2人はかなりギリギリだと改めて思う。
山崎@ymzk_ta16
MEMOΩバースハリピタを考える。そのさん。パイナップルの棘は凶暴 きっかけはなんだったのか。
ハリーと一緒に、学校から同じ家へ帰ってきて、バーナードさんの用意してくれたフルーツをつまんでいた。それだけのはずだった。
果肉に埋もれていた棘が刺さって、痛む舌をハリーに見せた。友人として過ごしてきた日々と大して変わらない、そんな些細な戯れのはずだった。それだけだったのに。
×××
αだとかΩだとか、そんなものは関係なく、ピーターは俺の大事な親友だった。こんな関係を築ける相手はこの世に二人となく、俺にとって、ある意味唯一絶対の存在がピーターだった。
ピーターと出会うまで、俺にとっての世界は父さんの敷いたレールの先へ誤ることなく進むもので、それ以外はみんな雑音だった。つまり、俺の世界は、父さんとピーターだけで構成されているようなものだった。だから、父さんがピーターの事を気に入ってくれたのは俺にとって喜ばしいことだったのだ。ピーターは、父さんにも認められた誇らしい親友だった。
935ハリーと一緒に、学校から同じ家へ帰ってきて、バーナードさんの用意してくれたフルーツをつまんでいた。それだけのはずだった。
果肉に埋もれていた棘が刺さって、痛む舌をハリーに見せた。友人として過ごしてきた日々と大して変わらない、そんな些細な戯れのはずだった。それだけだったのに。
×××
αだとかΩだとか、そんなものは関係なく、ピーターは俺の大事な親友だった。こんな関係を築ける相手はこの世に二人となく、俺にとって、ある意味唯一絶対の存在がピーターだった。
ピーターと出会うまで、俺にとっての世界は父さんの敷いたレールの先へ誤ることなく進むもので、それ以外はみんな雑音だった。つまり、俺の世界は、父さんとピーターだけで構成されているようなものだった。だから、父さんがピーターの事を気に入ってくれたのは俺にとって喜ばしいことだったのだ。ピーターは、父さんにも認められた誇らしい親友だった。