gau_f22
MOURNINGぽの「別れ話をしよう」「瞳の奥をのぞかせて」が唐沢さんぽいなぁと思ってたらどんどん昼ドラが脳内に展開されたので供養。ただ妄想をだらだら書いただけです。
迅受けならどんどこい!な人どうぞ。
私も後半わけわかんなくなってきた。 1359
palco_WT
MOURNING書きつけてたものがあったのでちょこっと手を入れました。これがいっそ恋なら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12257813 のエピローグというか、続きになる別の話のプロローグかもって感じ。
約束になんてならない 少し話さねェーか、と本部の廊下を歩く迅に声をかけた時、彼が少しも驚いた様子を見せなかったのは『視えていた』のだろうか。
「ぼんち揚げ、食う?」
本部の屋上で、周囲を取り巻く廃墟になりかかった警戒区域を背に、迅はいつもの《、、、、》人懐こい笑顔を浮かべた。
「ああ」
差し出された揚げ煎餅の袋から、一枚取り出すと弓場は口に放り込んで噛み砕く。弓場は迅とは高校は別だったから知らないが、学校でもそれを持ち歩いていて、教師に取り上げられてもどこからともなく取り出すんだ、と嵐山が笑っていたことを思い出す。
甘めの醤油味が香ばしいそれを飲み下すと、弓場は少し迷って口を開いた。
さしもの弓場とて、差し出口ではないか、と迷わなくもないのだ。だから。
2138「ぼんち揚げ、食う?」
本部の屋上で、周囲を取り巻く廃墟になりかかった警戒区域を背に、迅はいつもの《、、、、》人懐こい笑顔を浮かべた。
「ああ」
差し出された揚げ煎餅の袋から、一枚取り出すと弓場は口に放り込んで噛み砕く。弓場は迅とは高校は別だったから知らないが、学校でもそれを持ち歩いていて、教師に取り上げられてもどこからともなく取り出すんだ、と嵐山が笑っていたことを思い出す。
甘めの醤油味が香ばしいそれを飲み下すと、弓場は少し迷って口を開いた。
さしもの弓場とて、差し出口ではないか、と迷わなくもないのだ。だから。
こみちw
DONE前作【ジャスミン】の後日談。月見さんが友情出演。
【ジャスミン】後日談「…それで?迅君を泣かせちゃったの?」
「゛う………まぁ…」
「非道いわね」
「……そう言うなよ。俺だって切羽詰まってたんだ」
「慶君って、昔から好きな子ほど泣かせたくなるタイプよね。変わらないわ」
「………」
暗に成長がないとでも言われているかのような、容赦なく浴びせられる苦言に返す言葉もない。
本当は泣かせるつもりなんかなかった、とは言っても、結果泣かせたのだから、そんな自己満足の言い訳など聞きたくない、とでも言われてしまうのが容易に想像できるから反論はできない。
月見に口で勝てないのは、これまで嫌というほど経験している。
戦闘中の頭の回転は負けないぞと言ったことがあるが、それは半分以上が本能でしょうと返された。それまで感覚で戦っていた太刀川が、初めて壁にぶち当たった時——それは迅によってもたらされた壁だが——問答無用で戦術を叩き込み、乗り越えさせたのは彼女だ。だから今でも頭が上がらない場合が多い。浅い付き合いでは無いから、今日のように気軽に買い物に付き合ってくれたりはするが、あの時の厳しさを思い出すと今でも胃のあたりがヒヤリとする。
3773「゛う………まぁ…」
「非道いわね」
「……そう言うなよ。俺だって切羽詰まってたんだ」
「慶君って、昔から好きな子ほど泣かせたくなるタイプよね。変わらないわ」
「………」
暗に成長がないとでも言われているかのような、容赦なく浴びせられる苦言に返す言葉もない。
本当は泣かせるつもりなんかなかった、とは言っても、結果泣かせたのだから、そんな自己満足の言い訳など聞きたくない、とでも言われてしまうのが容易に想像できるから反論はできない。
月見に口で勝てないのは、これまで嫌というほど経験している。
戦闘中の頭の回転は負けないぞと言ったことがあるが、それは半分以上が本能でしょうと返された。それまで感覚で戦っていた太刀川が、初めて壁にぶち当たった時——それは迅によってもたらされた壁だが——問答無用で戦術を叩き込み、乗り越えさせたのは彼女だ。だから今でも頭が上がらない場合が多い。浅い付き合いでは無いから、今日のように気軽に買い物に付き合ってくれたりはするが、あの時の厳しさを思い出すと今でも胃のあたりがヒヤリとする。
こみちw
DONE読みやすい方であげなおし。太刀迅。
同年の仲間といる時は19歳の男の子してる迅さんと、それを見た太刀川さんのお話。
【ジャスミン】あの日。
太刀川さんがこう言ったんだ。
「なぁ、迅。もし俺たちに明るい未来ってのがあるとして、その時、俺と一緒にいるつもりは無いか?」
*****
三年と少しの歳月を経て、太刀川さんと和解した。
いや、和解というのもおかしいか。
風刃を手にして距離を置いたのは俺で、太刀川さんは特に変わりはなかった。ように見えた。
会えば普通に話をしたし、冗談のように風刃を手放してA級に戻れなんて言われた事もあった。
それに答えることは無かったけれど、変わらない態度に安心を覚えていたのも確かだ。
A級に戻ってからは、顔を見る度にランク戦に誘われていた。
そして、あの言葉を言われたんだ。
憎からず想っていた俺は、あのワクワクする日々の再来の予感に気分が上がっていたのか、いいよと応えてしまっていた。
6162太刀川さんがこう言ったんだ。
「なぁ、迅。もし俺たちに明るい未来ってのがあるとして、その時、俺と一緒にいるつもりは無いか?」
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三年と少しの歳月を経て、太刀川さんと和解した。
いや、和解というのもおかしいか。
風刃を手にして距離を置いたのは俺で、太刀川さんは特に変わりはなかった。ように見えた。
会えば普通に話をしたし、冗談のように風刃を手放してA級に戻れなんて言われた事もあった。
それに答えることは無かったけれど、変わらない態度に安心を覚えていたのも確かだ。
A級に戻ってからは、顔を見る度にランク戦に誘われていた。
そして、あの言葉を言われたんだ。
憎からず想っていた俺は、あのワクワクする日々の再来の予感に気分が上がっていたのか、いいよと応えてしまっていた。