rim10_es
DOODLE紅敬 パロディ 勇者(灰燼ナイキラ)×魔族(スカハロ)のらくがきスカハロ様がやりたいことって勇者と一緒にいることだと思うよ
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続きを追加しました(後半の青い3ページ)蛇足かも ナイキラが勇者パーティ、トロメラが敵の四天王です 設定練ってないのでふんわり見てください…。
投げっぱなしで終わる。行こう、君と♪ 5
パトリシアぐち子
MAIKING紅敬。全年齢、三人称、途中まで。スカウト産、狼と賢者パロ。ほぼ全編下の名前呼び。
魔法使いや魔物がいる、RPG風ファンタジーの世界観です。
その契約に名前を付けて「くそっ……俺としたことが……」
頭上の蒼穹を眺めながら、魔術師は誰に聞かせるともなく悪態をついた。随分な高さから落ちたものだ、と天上の雲を睨む。視界はグルグルと回転を続けていて、軽く脳震盪を起こしているようだった。
右足首も時間とともに痛みを増していくようで、折れていなければ良いが、などとぼんやり思考を巡らす。骨折だけならば手持ちの魔術具で治すこともできるのだが、生憎落ちた衝撃でどこかあらぬ方向へ飛んでいってしまったらしい。手探りで周囲をさらってみたが、それらしき物に触れることはできなかった。
息を深く吸い込むと、湿った土と濃い緑の匂いが鼻腔を満たした。どうにか落ち着かねば。とにもかくにも、忌々しい目眩が治まらないことには動けそうにもなかった。早く移動できる態勢を整えねば、と気ばかり焦る。まだここは、何が起こるか分からない場所なのだから。
7733頭上の蒼穹を眺めながら、魔術師は誰に聞かせるともなく悪態をついた。随分な高さから落ちたものだ、と天上の雲を睨む。視界はグルグルと回転を続けていて、軽く脳震盪を起こしているようだった。
右足首も時間とともに痛みを増していくようで、折れていなければ良いが、などとぼんやり思考を巡らす。骨折だけならば手持ちの魔術具で治すこともできるのだが、生憎落ちた衝撃でどこかあらぬ方向へ飛んでいってしまったらしい。手探りで周囲をさらってみたが、それらしき物に触れることはできなかった。
息を深く吸い込むと、湿った土と濃い緑の匂いが鼻腔を満たした。どうにか落ち着かねば。とにもかくにも、忌々しい目眩が治まらないことには動けそうにもなかった。早く移動できる態勢を整えねば、と気ばかり焦る。まだここは、何が起こるか分からない場所なのだから。
rim10_es
DOODLEぜんぶ手癖 パロごちゃ混ぜ(+女体化) 灰かぶりイメージのオフィスで王子とスカーレット様がピザを食べてたのが元ネタ ノリとらくがきすぎるのが恥ずかしいのでフォロワー限定にしてた んですけど、しぶにまとめたのでこっちも公開にしときます。(https://www.pixiv.net/artworks/107288647) 3YesterdayUTK
DONE1/23ブリデ無配/できてない紅敬くそめんどくさいよっぱらいの蓮巳に付き合って真冬に屋外で飲む羽目になった鬼龍の話
※蓮巳が酒と煙草を覚えています
魔性のカマトト もう少しだけ飲んでいかないか、と鬼龍の耳元で囁いた蓮巳はその夜、ずいぶん酔っている様子だった。
確かに、今日の蓮巳はいつにも増して機嫌がいいな、とは思っていたのだ。所属している事務所主催の飲み会での蓮巳の立ち回りは往々にして年嵩の相手の話を愛想よく聞きながら酒をすすめてばかりか、会の半ばで力尽きた人間の介抱で忙しなくしているのがほとんどだったが、今日は珍しくそのどちらにもならなかったので、そのせいもあるのかもしれない。事務所の忘年会という建付けの会ではあったものの、幸運にもその日説教好きの先達が蓮巳を捕まえようとすることはなかったし、悪酔いする手合いの者もほとんどいなかったので、蓮巳は人の輪の端で、時折隣の席の相手を変えながら好きに飲んでいるようだった。鬼龍がその席に座ることはなった。事務所の飲み会は所内の交流を促そうという側面もあるのか、同じユニット同士の人間がひとところに固められることがすくない。
6786確かに、今日の蓮巳はいつにも増して機嫌がいいな、とは思っていたのだ。所属している事務所主催の飲み会での蓮巳の立ち回りは往々にして年嵩の相手の話を愛想よく聞きながら酒をすすめてばかりか、会の半ばで力尽きた人間の介抱で忙しなくしているのがほとんどだったが、今日は珍しくそのどちらにもならなかったので、そのせいもあるのかもしれない。事務所の忘年会という建付けの会ではあったものの、幸運にもその日説教好きの先達が蓮巳を捕まえようとすることはなかったし、悪酔いする手合いの者もほとんどいなかったので、蓮巳は人の輪の端で、時折隣の席の相手を変えながら好きに飲んでいるようだった。鬼龍がその席に座ることはなった。事務所の飲み会は所内の交流を促そうという側面もあるのか、同じユニット同士の人間がひとところに固められることがすくない。