ArtemisSN0210
DONEいやほら、絆が深まるって言いますし……(すっとぼけ)色々不穏なので注意 倫理観低め
一応西南としてますが×というより+という感じ
全部、置いて行こうか。【西南】「……隼人?」
突如背後から聞こえた声に、隼人は飛び上がりそうなほど驚いた。
「しゅ、瞬……!?」
「何してるの?こんなところで」
「あ……いや、これは、その、」
慌てふためいて上手く言葉を繋げられない隼人を他所に、瞬は一歩ずつ隼人のいる方へ歩いてくる。足元に転がる「それ」を見つけた瞬間、瞬は顔色一つ変えず呟いた。
「ああ……なるほど」
「ち……違うんだ、瞬。その、こんなことをするつもりはなかったというか、き、気付いたらこうなっていて……」
「隼人」
しどろもどろの言葉を遮ったその声に、隼人の心臓がぎゅっと締め付けられる。次の瞬間聞こえた言葉は、思わず耳を疑うようなものだった。
「もし、今から海か山に行くのなら……どっちがいい?」
1728突如背後から聞こえた声に、隼人は飛び上がりそうなほど驚いた。
「しゅ、瞬……!?」
「何してるの?こんなところで」
「あ……いや、これは、その、」
慌てふためいて上手く言葉を繋げられない隼人を他所に、瞬は一歩ずつ隼人のいる方へ歩いてくる。足元に転がる「それ」を見つけた瞬間、瞬は顔色一つ変えず呟いた。
「ああ……なるほど」
「ち……違うんだ、瞬。その、こんなことをするつもりはなかったというか、き、気付いたらこうなっていて……」
「隼人」
しどろもどろの言葉を遮ったその声に、隼人の心臓がぎゅっと締め付けられる。次の瞬間聞こえた言葉は、思わず耳を疑うようなものだった。
「もし、今から海か山に行くのなら……どっちがいい?」
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DONE金曜日が雨だったので。漂白後です。南さんがぽやぽやしてます
全て流して、彼方まで【西南】数分前までの晴天が嘘のように、土砂降りの雨が降ってきた。そういえば、あいつは傘を持って行っただろうか。慌てて洗濯物を取り込んだ後で、ウエスターはふとそんなことを考えた。
まああいつはしっかりしているし大丈夫か、と思い直してから数十分ほど。扉が開いた音に気付いて出迎えてみれば、そこにはずぶ濡れのサウラーが立っていた。
「驚いたよ。以前本で読んだことはあったけど、雨というのは突然降ってくることもあるんだね」
そんなことを言って、苦笑してみせる。
「傘、持って行ってなかったのか」
「うん。まさか、雨が降るだなんて思いもしなかったから」
備えあれば何とやら、とはよく言ったものだね。そう言って笑うサウラーの身体は、少し震えていた。
2016まああいつはしっかりしているし大丈夫か、と思い直してから数十分ほど。扉が開いた音に気付いて出迎えてみれば、そこにはずぶ濡れのサウラーが立っていた。
「驚いたよ。以前本で読んだことはあったけど、雨というのは突然降ってくることもあるんだね」
そんなことを言って、苦笑してみせる。
「傘、持って行ってなかったのか」
「うん。まさか、雨が降るだなんて思いもしなかったから」
備えあれば何とやら、とはよく言ったものだね。そう言って笑うサウラーの身体は、少し震えていた。
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MOURNING昨日卒業式だったので。西南で学パロです。
等価交換【西南】「隼人」
学校を巣立つ日。
校庭の桜を見上げていた隼人に、背後から声をかけた者がいた。
「瞬!今までどこにいたんだ?お前と写真を撮ろうと思って、さっきまで探してたんだぞ」
「おや、そうだったのかい?それは申し訳ないことをしたね」
その言葉とは裏腹に瞬の声に申し訳なさがあまり感じられないのは、いつものことだ。
「お詫びと言っては何だけど……ほら、これ」
「ん、何だ?」
瞬の手に握られていたのは、
「これは、もしや……」
どうやら、制服のボタンのようだった。
「そう……恐らく、キミが考えているものが答えだよ」
瞬はそこで言葉を切り、妖艶に笑って隼人の耳元に唇を寄せる。
「……ボクの心臓、キミにあげる」
「な、……心臓?」
「……ふふ。『心』、とでも言った方がキミには伝わるかな?」
1172学校を巣立つ日。
校庭の桜を見上げていた隼人に、背後から声をかけた者がいた。
「瞬!今までどこにいたんだ?お前と写真を撮ろうと思って、さっきまで探してたんだぞ」
「おや、そうだったのかい?それは申し訳ないことをしたね」
その言葉とは裏腹に瞬の声に申し訳なさがあまり感じられないのは、いつものことだ。
「お詫びと言っては何だけど……ほら、これ」
「ん、何だ?」
瞬の手に握られていたのは、
「これは、もしや……」
どうやら、制服のボタンのようだった。
「そう……恐らく、キミが考えているものが答えだよ」
瞬はそこで言葉を切り、妖艶に笑って隼人の耳元に唇を寄せる。
「……ボクの心臓、キミにあげる」
「な、……心臓?」
「……ふふ。『心』、とでも言った方がキミには伝わるかな?」
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MOURNING西南で教師パロです。モブ女子生徒(割と喋る)が登場します
南先生は化学教師希望
ドライアイスセンセーション【西南】「ねえ、南先生~」
「何だい?」
「何で隼人……センセってさ、南先生のこと下の名前で呼んでんの?」
「ああ……幼なじみなんだよ、西先生とはね」
「ふうん、そういうことだったんだ。……あっ、もう一つ聞いていい?」
「おや、今度は何かな?」
「南先生のこともさ、下の名前で呼んでいい?」
女子生徒がそう聞いた瞬間、瞬の目付きが変わった。その迫力に、女子生徒は思わず小さく悲鳴を上げる。
「……ごめんね。ボク、下の名前で呼ばれるのがあまり好きじゃないんだ。だから、呼び方はそのままにしてくれると嬉しいな」
笑顔を浮かべてはいるものの、浅緑色の瞳はまったく笑っていなかった。
「わ……分かった。ごめんね、変なこと聞いて」
女子生徒の声は震えている。
2349「何だい?」
「何で隼人……センセってさ、南先生のこと下の名前で呼んでんの?」
「ああ……幼なじみなんだよ、西先生とはね」
「ふうん、そういうことだったんだ。……あっ、もう一つ聞いていい?」
「おや、今度は何かな?」
「南先生のこともさ、下の名前で呼んでいい?」
女子生徒がそう聞いた瞬間、瞬の目付きが変わった。その迫力に、女子生徒は思わず小さく悲鳴を上げる。
「……ごめんね。ボク、下の名前で呼ばれるのがあまり好きじゃないんだ。だから、呼び方はそのままにしてくれると嬉しいな」
笑顔を浮かべてはいるものの、浅緑色の瞳はまったく笑っていなかった。
「わ……分かった。ごめんね、変なこと聞いて」
女子生徒の声は震えている。
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1111ウエサウでポッキーの日。西くんってこういうとこあるから……
無自覚なsweet【ウエサウ】「ウエスター君」
「どうした?」と振り向いたウエスターに、サウラーはとあるものを見せる。
「今日はほら……『これ』の日でしょ?」
サウラーが細い指でとんとん、と軽く叩いたのはポッキーの箱だった。
「ああ、そういえばそうだな。で、それがどうかしたのか?」
ウエスターの返答に、サウラーは小さく溜め息をつく。
「相変わらずキミは鈍いよね……仕方ない、ヒントをあげよう」
そう言うとサウラーは箱を開け、中に入っていた袋を一つ開封した。ポッキーを一本取り出すと、その端を口に咥えてそっと目を閉じる。
(……察しの悪いウエスター君も、こうすればさすがに気付くだろう)
ウエスターの「なるほど、そういうことか」という声が聞こえた、次の瞬間。
872「どうした?」と振り向いたウエスターに、サウラーはとあるものを見せる。
「今日はほら……『これ』の日でしょ?」
サウラーが細い指でとんとん、と軽く叩いたのはポッキーの箱だった。
「ああ、そういえばそうだな。で、それがどうかしたのか?」
ウエスターの返答に、サウラーは小さく溜め息をつく。
「相変わらずキミは鈍いよね……仕方ない、ヒントをあげよう」
そう言うとサウラーは箱を開け、中に入っていた袋を一つ開封した。ポッキーを一本取り出すと、その端を口に咥えてそっと目を閉じる。
(……察しの悪いウエスター君も、こうすればさすがに気付くだろう)
ウエスターの「なるほど、そういうことか」という声が聞こえた、次の瞬間。
ArtemisSN0210
DOODLEお題ガチャのお題で書いてみました。現パロ西南。ギリギリR-15いかないくらいだと思う。
前々から思ってたんですが、僕は多分ぐるぐるもやもやした感情を抱えてる南さんを書くのが最高に好きだ。
お題はこちらから頂きました↓
https://odaibako.net/gacha/1769?share=tw
それならせめて、口直しの愛を【西南】「……なあ、瞬」
「何?」
「この後、何か予定はあるか?」
「今日の夜ってこと?特にないけど」
瞬がそう答えると、隼人は安心したように笑った。
「そうか。それなら……今日は朝まで、お前と一緒に過ごせるな」
「っ……!」
隼人の口から零れた言葉に、瞬は危うく手に持っていたフォークを落としかける。
(それって……もしかしなくても「そういう」誘い、だよね……?)
「どうした?大丈夫か?」
「い……いや、何でもない」
内心の動揺を悟られぬよう努めつつも、瞬の頭の中はこの後のことで埋め尽くされていた。
(こういう雰囲気になるなんて予想してなかったから、何も用意なんてしてないんだけど……!心の準備だってできてないし、それに……さっき、朝までって言わなかった?一体どれだけやるつもりなの……まあ、別に嫌とかではないんだけど)
1696「何?」
「この後、何か予定はあるか?」
「今日の夜ってこと?特にないけど」
瞬がそう答えると、隼人は安心したように笑った。
「そうか。それなら……今日は朝まで、お前と一緒に過ごせるな」
「っ……!」
隼人の口から零れた言葉に、瞬は危うく手に持っていたフォークを落としかける。
(それって……もしかしなくても「そういう」誘い、だよね……?)
「どうした?大丈夫か?」
「い……いや、何でもない」
内心の動揺を悟られぬよう努めつつも、瞬の頭の中はこの後のことで埋め尽くされていた。
(こういう雰囲気になるなんて予想してなかったから、何も用意なんてしてないんだけど……!心の準備だってできてないし、それに……さっき、朝までって言わなかった?一体どれだけやるつもりなの……まあ、別に嫌とかではないんだけど)