@boulucsuki
DOODLEキスの日今日は僕からするって息巻いたルックと待ちぼうけくらう坊ちゃんのチュッチュ4枚
1 坊「俺からしても?」
ル「ダメ!」
坊「ダメかー」
2 坊「よくできました」
ル(余裕なのムカつくっ)
3 坊「ルック…舌出して?」
ル「ッ…、んぅ///」
4 坊「このまま、しよっか?」
ル「ばかっ」 4
@boulucsuki
DONE幻水1最終決戦後坊視点の独白のような短いなにか。
残していくものの多さに打ちひしがれているんだろうなって。
心残り朝焼けに眩んで伏せた君の横顔を見つめる。ふわり柔らかく揺れた髪をその細い指先が遮るように掬った。
「…おはよう」
少しはにかみながら言う君に笑みで返す。
愛しさが溢れる。他の誰にも譲りたくなどないのに、忌々しくも右手のそれは主張をやめない。
嗚呼…これは俺のなのだと叫びだしたい衝動を抑えながら、表面には凪いだ湖面のような表情を必死に張り付けた。
何故、と何度も自問した。
この心清らかな少年を他でもない何で自分が拒まなければならないのか──
滲む視界の向こうで君は不思議そうにこちらを見つめている。
「大丈夫?」
「…何でもないよ」
今夜ここを発つことを、俺はいつまでも言えないでいる。
304「…おはよう」
少しはにかみながら言う君に笑みで返す。
愛しさが溢れる。他の誰にも譲りたくなどないのに、忌々しくも右手のそれは主張をやめない。
嗚呼…これは俺のなのだと叫びだしたい衝動を抑えながら、表面には凪いだ湖面のような表情を必死に張り付けた。
何故、と何度も自問した。
この心清らかな少年を他でもない何で自分が拒まなければならないのか──
滲む視界の向こうで君は不思議そうにこちらを見つめている。
「大丈夫?」
「…何でもないよ」
今夜ここを発つことを、俺はいつまでも言えないでいる。
@boulucsuki
PAST坊ルク最々再燃に伴い、少し前に書いたSSを晒します。最期は君の腕の中で声がした。
懐かしいその声に微睡んだ重い瞼を持ち上げる。
都合のいい夢を見ているのか、あるいは幻か。
かつて手を取って歩んだ道はすでに遠い過去で、袂を分かち選んだ先に彼はいなかった。
…いなかったはずなのに。
「どうしてここに…?」
二度と会わないと決めていたのだ。会えば迷ってしまうのが分かっていたから。
再会を喜ぶ言葉こそないが、何度も聞いた名を呼ぶ声が今はひどく心地よい。
別れを伝えなくては。
残った力で腕を持ち上げると、触れた瞬間に身体ごと引き寄せられ抱き締められた。鼓膜を揺らす声に胸が詰まる。
泣いているの?悲しんでいるの?僕のせいで……
「…ごめ」
言葉を続ける間もなく、抱き締める腕にグッと力が込められた。
「もういいんだ…いいんだよ…」
508懐かしいその声に微睡んだ重い瞼を持ち上げる。
都合のいい夢を見ているのか、あるいは幻か。
かつて手を取って歩んだ道はすでに遠い過去で、袂を分かち選んだ先に彼はいなかった。
…いなかったはずなのに。
「どうしてここに…?」
二度と会わないと決めていたのだ。会えば迷ってしまうのが分かっていたから。
再会を喜ぶ言葉こそないが、何度も聞いた名を呼ぶ声が今はひどく心地よい。
別れを伝えなくては。
残った力で腕を持ち上げると、触れた瞬間に身体ごと引き寄せられ抱き締められた。鼓膜を揺らす声に胸が詰まる。
泣いているの?悲しんでいるの?僕のせいで……
「…ごめ」
言葉を続ける間もなく、抱き締める腕にグッと力が込められた。
「もういいんだ…いいんだよ…」
@boulucsuki
DONE3後救済坊ルクルックは塔に戻ってレック様と暮らしています。坊は時々遊びに来ているという設定。
二人は両思いです。
私の性癖がチラ見えしているのですがどうぞご容赦ください。
白いドレスを着て「…うん。やっぱり俺の見立ては正しかった」
青天の霹靂。
突然背後から届いた声に驚いて振り返る。遅れを取るなど、調理中でなければと後に猛省した。
「‥‥‥‥何しに来た変質者」
「やあ久し振り。息災かい?」
僕が驚いたことに満足したのだろう。窓枠から覗かせていた顔を破顔させ、猿の様な身軽さを見せた君はひょいと室内へ降り立った。若草のマントがふわとはためく。
「‥玄関入るところからやり直しなよ。ここ何階だと思ってるの?」
「つれないなぁ。そういうところ相変わらずだね」
マントを脱ぎ脇に抱え、スタスタ歩を進めてきたかと思うと勢いそのまま抱きすくめられた。
「ちょっと!危ないっ」
包丁を持った手をなるべく遠ざける。
6880青天の霹靂。
突然背後から届いた声に驚いて振り返る。遅れを取るなど、調理中でなければと後に猛省した。
「‥‥‥‥何しに来た変質者」
「やあ久し振り。息災かい?」
僕が驚いたことに満足したのだろう。窓枠から覗かせていた顔を破顔させ、猿の様な身軽さを見せた君はひょいと室内へ降り立った。若草のマントがふわとはためく。
「‥玄関入るところからやり直しなよ。ここ何階だと思ってるの?」
「つれないなぁ。そういうところ相変わらずだね」
マントを脱ぎ脇に抱え、スタスタ歩を進めてきたかと思うと勢いそのまま抱きすくめられた。
「ちょっと!危ないっ」
包丁を持った手をなるべく遠ざける。
Elkidou_love
DONEⅢ後if坊ルク坊ちゃんから「探したい物がある」と誘われて旅に出るルック。
「100年に一度しか咲かない花なんだって」
二人の旅はどこか余所余所しく、そんなものが見つかるものかと疑心暗鬼になる始末。
ようやく探し出したそれを見て坊ちゃんはルックに言う。
「テッドが教えてくれたんだ」
長い年月を共に生きたのだと、言葉にはしなかったけれど、と。
そのうち小話書くかもしれない。 11
レモンライム
TRAININGふと遠い幼き日のあの出会いを思い出した。なんだか記憶の中のあの子と彼が重なる気がするーー。書きかけなので気が向いたら追加していくフリースタイルSS。ポイピク便利!!!
初恋 周囲の大人に勧められ、街中の子供が集まるお祭りに参加したのだけれども、早熟だったティル・マクドールはすでにどのタイミングでこの集団の中から抜け出そうか、そう考えあぐねているところだった。離れたところにいるクレオの鋭い視線が背中に刺さる。クレオは幼い頃からティルと一緒にいるので、彼のことはよく知っている。彼女は、年の割には大人びた考えを持つ黒髪のこの少年が、いつ祭りに飽きてどこかへ逃げてしまわないか見張っているのだ。
ティル・マクドール、赤月帝国五大将軍のテオ・マクドールを父に持つ、帝国貴族の出であり、幼い頃から利発で運動神経も申し分なく、まさに文武両道を体現する子供だった。ただ周りより何でも上手く出来てしまうが故に、同年代の子供たちからは一線引かれてしまう存在になってしまった。「友だち」と呼べる存在はなく、彼の周りはいつも年上ばかりだった。十才になっても一向に街の子供たちに混ざる気配のないティルを、テオの部下でありティルにとっては姉のような存在であるクレオは大層心配していた。そうして彼女は年に数回こういったイベントに彼を強制参加をさせ、今のようにティルが逃げ出さないよう、そして楽しく参加できること祈りながら見張るのだった。
3730ティル・マクドール、赤月帝国五大将軍のテオ・マクドールを父に持つ、帝国貴族の出であり、幼い頃から利発で運動神経も申し分なく、まさに文武両道を体現する子供だった。ただ周りより何でも上手く出来てしまうが故に、同年代の子供たちからは一線引かれてしまう存在になってしまった。「友だち」と呼べる存在はなく、彼の周りはいつも年上ばかりだった。十才になっても一向に街の子供たちに混ざる気配のないティルを、テオの部下でありティルにとっては姉のような存在であるクレオは大層心配していた。そうして彼女は年に数回こういったイベントに彼を強制参加をさせ、今のようにティルが逃げ出さないよう、そして楽しく参加できること祈りながら見張るのだった。