bl_setosouuke
DOODLE現代AUエネアド合コン行ったら女がいなかったエネアドカラオケで合コンをセッティングするから来ないかとオシリスに誘われた。
既にネフティフという清楚な女性に片思いしているセトは即答で断ったが、なんとそのネフティフを合コンに呼んでくれると言う。断る理由などなかった。
当日、大学の講義が長引き遅刻してしまったセトは早足で向かった。高鳴る胸を押さえ扉を開けたそこには―――
3人の男しかいなかった。
オシリスが「やっと来たか」と言い、ホルスがなぜか頬を染めながらペコリと頭を下げ、アヌビスが背を向けたままセトに気づかず歌を熱唱していた。
「ネフティフは?」
ここに彼女がいないのはおかしい。どうかトイレとか何かちょっと外に出ているだけだとかそんなありきたりな理由でありますように祈りながら問う。
680既にネフティフという清楚な女性に片思いしているセトは即答で断ったが、なんとそのネフティフを合コンに呼んでくれると言う。断る理由などなかった。
当日、大学の講義が長引き遅刻してしまったセトは早足で向かった。高鳴る胸を押さえ扉を開けたそこには―――
3人の男しかいなかった。
オシリスが「やっと来たか」と言い、ホルスがなぜか頬を染めながらペコリと頭を下げ、アヌビスが背を向けたままセトに気づかず歌を熱唱していた。
「ネフティフは?」
ここに彼女がいないのはおかしい。どうかトイレとか何かちょっと外に出ているだけだとかそんなありきたりな理由でありますように祈りながら問う。
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MOURNING※捏造ホルセト魂を集め終えたその後「もうココに来るのは止めましょうか?」
試すような目で見降ろされ、ビクリとセトは肩を揺らす。
「‥‥それは、だめだ」
半神となってしまった今、食べ物が無いとかなりつらい。ホルスが来なければ眠る事もままならない。
「では」
下半身を触ろうとするホルスの腕を制した。
「だ、だめだ。気分じゃない」
何度も彼に抱かれているとはいえ、女のように扱われるのは嫌だった。己は男なのだ。
ハァとホルスはため息を吐く。
太陽海―――灼熱のマグマがグラグラと波を作る。今まで静かだったのはラーが眠っていたからだ。眠りから目覚め、
セトが船を漕ぐのを長く休んでいるのに気づくと、客人がいようとこうして太陽の海を荒らし、邪魔をしてくる。
「時間ですね」
2698試すような目で見降ろされ、ビクリとセトは肩を揺らす。
「‥‥それは、だめだ」
半神となってしまった今、食べ物が無いとかなりつらい。ホルスが来なければ眠る事もままならない。
「では」
下半身を触ろうとするホルスの腕を制した。
「だ、だめだ。気分じゃない」
何度も彼に抱かれているとはいえ、女のように扱われるのは嫌だった。己は男なのだ。
ハァとホルスはため息を吐く。
太陽海―――灼熱のマグマがグラグラと波を作る。今まで静かだったのはラーが眠っていたからだ。眠りから目覚め、
セトが船を漕ぐのを長く休んでいるのに気づくと、客人がいようとこうして太陽の海を荒らし、邪魔をしてくる。
「時間ですね」
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MOURNING現代AU?全ての魂を安息させ、船を漕ぐ事となったその後のセト様2022年ーーセトは今も太陽の船を漕いでいた。神界用スマートホンでネフティフの画像をネットで検索するのが趣味だ。ある時、プツリとスマホの充電が切れた。船の上で充電する方法は皆無。今日もあの男を待つしかない。好きだと毎日告白してくるあの男を。
***
「貸せよ!」
「貸すと言ってるでしょう?15分の充電につき一回のキスで」
ほら、とアゴを上げて唇を突き出してくるホルスの頬を殴ってやりたい衝動を抑え、セトの体がぶるぶるとわななく。これもネフティフ画像を検索するためだとガクリと肩を落とし、背中を丸めた。
「…わかった」
セトの両手が肩に触れ、ホルスは歓喜する。ソ…とさえずる小鳥のような口づけが贈られた。
「これだけですか?」
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「貸せよ!」
「貸すと言ってるでしょう?15分の充電につき一回のキスで」
ほら、とアゴを上げて唇を突き出してくるホルスの頬を殴ってやりたい衝動を抑え、セトの体がぶるぶるとわななく。これもネフティフ画像を検索するためだとガクリと肩を落とし、背中を丸めた。
「…わかった」
セトの両手が肩に触れ、ホルスは歓喜する。ソ…とさえずる小鳥のような口づけが贈られた。
「これだけですか?」
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MOURNING現代AUホルセト社長ホルス×副社長に降格セトここは株式会社エネアド。キャラバンやラクダの貸し出しだけでなく、IT方面でも大きな業績を残しているエジプト屈指の大手商業会社だ。卑怯な手で社長の座を奪ったセトだったが、前社長の子息であるホルスにその場を譲らなければならない事態となった。
創業者ラーはまだ若いホルスを社長にする事に気が進まない発言をしていたが、株を最も多く有しているマアトの発言力はあまりにも大きく、セトは彼女の意思に抗う事ができなかったのである。
「わかっているんじゃないですか。あなたが今どうすべきか」
エグゼクティブなその口元から発せられた言葉にカッと顔が熱くなる。恥ずかしさと、怒りがこみ上げた。
(コイツ…!やっぱりあの男の息子だ!)
644創業者ラーはまだ若いホルスを社長にする事に気が進まない発言をしていたが、株を最も多く有しているマアトの発言力はあまりにも大きく、セトは彼女の意思に抗う事ができなかったのである。
「わかっているんじゃないですか。あなたが今どうすべきか」
エグゼクティブなその口元から発せられた言葉にカッと顔が熱くなる。恥ずかしさと、怒りがこみ上げた。
(コイツ…!やっぱりあの男の息子だ!)
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MOURNINGエネアド現代AUです。メイクアップアーティストセト様の真実妻を陰ながら支える為妻専属のメイクアップアーティストになったセト。
二人の努力は実り、やっと大手芸能事務所のタレントとしてネフティフはデビューする。ドラマ、映画と輝かしいスターへの道を歩く妻をセトは誇らしく思っていた。しかしその華々しいデビューには裏があり、
それらは芸能事務所社長であるオシリスが計画したものだったのである!
事実をオシリスから告げられ、セクハラに耐える日々。
オシリスは妻の芸能の道を絶たされたくなければ私を愛せと言う始末。そんな屈辱に耐える最中、大事な息子であるアヌビスの友人、高校1年生ホルスが芸能界デビューした。彼は憎きオシリスの息子である。
オシリスの弱みをつかむため、ホルスの専属メイクアップアーティストになったセトだったが、いつしか彼から口説かれるようになり――――。
558二人の努力は実り、やっと大手芸能事務所のタレントとしてネフティフはデビューする。ドラマ、映画と輝かしいスターへの道を歩く妻をセトは誇らしく思っていた。しかしその華々しいデビューには裏があり、
それらは芸能事務所社長であるオシリスが計画したものだったのである!
事実をオシリスから告げられ、セクハラに耐える日々。
オシリスは妻の芸能の道を絶たされたくなければ私を愛せと言う始末。そんな屈辱に耐える最中、大事な息子であるアヌビスの友人、高校1年生ホルスが芸能界デビューした。彼は憎きオシリスの息子である。
オシリスの弱みをつかむため、ホルスの専属メイクアップアーティストになったセトだったが、いつしか彼から口説かれるようになり――――。