Karen_gotoku
DONEナチュラルに同棲してる真桐龍桐生ちゃんが2人の嫁的な…
彼シャツいいよね……
リクエストありがとうございました!
優しくしたかったのに、ほのかな良い香りが鼻孔を掠め、意識が浮上する。身体を起こそうとするがどこかだるく感じる。
それでも無理やり起こすとくぅ、と腹の虫が鳴った。早く朝食を食べたいという気持ちが勝り、ベッドから降りようとするが足に力が入らずどかりと座り込んでしまった。
そういえば、と昨日の夜の出来事を思い出した。真島も龍司もお互い負けず嫌いなのもあってかいつも以上にがっついてきた。お陰で最後の方は記憶が曖昧だった。
ふと着ているシャツを見るとほんの少しぶかぶかで恐らく龍司の物だろうか。下着も新しいものになっており気絶している間着替えさせてくれたのだろうと考える。
「お、桐生はん。起きたんか」
「龍司、あぁ…リビングに行きてぇんだが情け無いことに腰が抜けてな…」
1880それでも無理やり起こすとくぅ、と腹の虫が鳴った。早く朝食を食べたいという気持ちが勝り、ベッドから降りようとするが足に力が入らずどかりと座り込んでしまった。
そういえば、と昨日の夜の出来事を思い出した。真島も龍司もお互い負けず嫌いなのもあってかいつも以上にがっついてきた。お陰で最後の方は記憶が曖昧だった。
ふと着ているシャツを見るとほんの少しぶかぶかで恐らく龍司の物だろうか。下着も新しいものになっており気絶している間着替えさせてくれたのだろうと考える。
「お、桐生はん。起きたんか」
「龍司、あぁ…リビングに行きてぇんだが情け無いことに腰が抜けてな…」
Karen_gotoku
DONE前々から書きたかったシチュ。極軸あたり。絶対真島吾朗の因縁SSS
もはやライフワークと化している桐生のストーカーをしていると目標である人物が立ち止まった。
気付いたのか、と思いきや誰かに呼び止められたようで急いで近づいてくる男はひっきりなしに頭を下げている。ここからでは会話はよく聞こえないが動きで恐らく以前桐生が助けた男なのだろうと推測する。元ヤクザか疑うほど桐生はお人好しなのは真島も知っている。
建物の影に隠れつつ男が去っていくのを待つが一向に何処かへ行く気がない。寧ろまた頭を何度も何度も桐生に下げ、当の桐生は首を振ったり何か悩んでいる様子だった。
もう少し近づいてもバレないだろうとこっそり忍び寄る。ある程度近付き耳を済ませると2人の会話が聞こえた。
「お願いします!桐生さんの強さと優しさに惚れたんです!1回だけでいいので!!」
1393気付いたのか、と思いきや誰かに呼び止められたようで急いで近づいてくる男はひっきりなしに頭を下げている。ここからでは会話はよく聞こえないが動きで恐らく以前桐生が助けた男なのだろうと推測する。元ヤクザか疑うほど桐生はお人好しなのは真島も知っている。
建物の影に隠れつつ男が去っていくのを待つが一向に何処かへ行く気がない。寧ろまた頭を何度も何度も桐生に下げ、当の桐生は首を振ったり何か悩んでいる様子だった。
もう少し近づいてもバレないだろうとこっそり忍び寄る。ある程度近付き耳を済ませると2人の会話が聞こえた。
「お願いします!桐生さんの強さと優しさに惚れたんです!1回だけでいいので!!」
nokibi_aki
DONE狂犬侮るべからず。狂犬侮るべからず。
侮っていた。その言葉が1番しっくりくる。
恋心を騒がしくも何度も繰り返され、はじめこそどうしてやるべきかと思い悩んだ事もあった。男色が少なからず居る事も知っているし、〝例の香水〟の一件で自らの身に降りかかりそうになったゾッとしてしまう出来事もあり、沖田の言葉をどう処理するべきか悩んだ。しかし、狂犬と呼ばれる男が、まるで忠犬のように自分に尻尾を振り懐く…というには少しばかり触れ方が際どい時が在るが、そんなに悪い気はしなかった。と、言うより、少しだけ、心地よかった。あの一件のように、ぞわぞわとした悪寒が走らないあたり、もしかして自分は、だなんて思うようにもなってしまっていた。
しかし前に
1037侮っていた。その言葉が1番しっくりくる。
恋心を騒がしくも何度も繰り返され、はじめこそどうしてやるべきかと思い悩んだ事もあった。男色が少なからず居る事も知っているし、〝例の香水〟の一件で自らの身に降りかかりそうになったゾッとしてしまう出来事もあり、沖田の言葉をどう処理するべきか悩んだ。しかし、狂犬と呼ばれる男が、まるで忠犬のように自分に尻尾を振り懐く…というには少しばかり触れ方が際どい時が在るが、そんなに悪い気はしなかった。と、言うより、少しだけ、心地よかった。あの一件のように、ぞわぞわとした悪寒が走らないあたり、もしかして自分は、だなんて思うようにもなってしまっていた。
しかし前に