Karen_gotoku
DONE虹を見る真桐御見舞に行った時病院で虹の根本見たことある
(隙自語)
ざあざあと耳を劈くほどの大ぶりの雨を眺めながらはぁ、とため息を付く。隣には腕を組んで不満そうな真島が居た。
雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
1058雨が振る数分前、劇場前広場を歩いていた桐生は脳内にサイレンの音が聞こえるとすぐ、背後に気配を感じた。ぴったりと真島がくっついてヒヒッ、と不気味な笑みを浮かべている。
「アンタもしつけぇな…!」
今日で何度エンカウントしただろうか。手持ちの回復薬を確認しながら拳を構える。
真島との喧嘩は時間が掛かるが、得られるものも多い。何よりやはり桐生自身口では面倒くさそうにしながらも、内心喧嘩を楽しんでいる所もある。
だが、喧嘩が白熱した所に邪魔が入った。ざあぁと雨が突然勢い良く降り出したのだ。喧嘩で熱くなった体温はみるみる内に奪われていき、真島も白けたとばかりに構えを解いた。
Karen_gotoku
DONEどこまじシリーズ第二弾 バーテン真島と4代目桐生ちゃんn番煎じかもしれないけど書きたかった…!!
東城会4代目という立場は便利なようで不便である。最近はもっぱら書類仕事が多く、当分文字を見たくないとさえ思ってしまう。目の前に積み上げられた書類の山を見て頭を抱えたのは数え切れないほど。
これ以上部屋に閉じこもって書類を片付ける作業を続けると気が狂いそうだと考えこっそり本部を抜け出した。仕事をサボるのをバレたくないのもあるが何処にでも護衛が着いてくる。桐生は本来、護衛など必要ないのだが風間が何としてでも付けようとする(過保護)。立場が上になったとは言え、未だに風間には頭が上がらない桐生は文句は言えなかった。
タクシーを捕まえ、久しぶりに一人でゆっくり神室町を練り歩く。
そういえば、前に馴染みだったバーのマスターは元気にしてるだろうかとふと気になった。顔を出すついでに飲んでいこうと足を進める。
1419これ以上部屋に閉じこもって書類を片付ける作業を続けると気が狂いそうだと考えこっそり本部を抜け出した。仕事をサボるのをバレたくないのもあるが何処にでも護衛が着いてくる。桐生は本来、護衛など必要ないのだが風間が何としてでも付けようとする(過保護)。立場が上になったとは言え、未だに風間には頭が上がらない桐生は文句は言えなかった。
タクシーを捕まえ、久しぶりに一人でゆっくり神室町を練り歩く。
そういえば、前に馴染みだったバーのマスターは元気にしてるだろうかとふと気になった。顔を出すついでに飲んでいこうと足を進める。
Karen_gotoku
DONEどこまじシリーズ第一弾ゴロ桐書きかけのやつあったんで完成させた(多分当時の私が書きたかったものと違う)
真島組の事務所で桐生行きつけのキャバクラに半ば強引に取り付けた監視カメラをテレビに写して見ながら不敵な笑みを浮かべた。テレビに映し出されているのは今日も今日とてキャバ嬢を口説き何とかアフターに持ち込もうとしている桐生の姿。西田を呼びゴロ美セットを持ってこいと睨みつけると慌てて部屋を出ていく。
「浮気は許さへんで桐生ちゃん!」
ソファから立ちテレビに映し出されているキャバ嬢には目もくれず桐生の顔を一瞥すると鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。
****
「我ながら完璧やのぉ」
鏡の前に映し出される姿は真島ではなく金髪を可愛らしいリボンで結った髪型、ピンクの蛇革ドレス、そしてかかとが高いヒールを履いたゴロ美の姿だった。あれからメイクを研究しているうちに手慣れてしまい短時間で出来るようになってしまった。良かったのか悪かったのかは分からないがこれも桐生のため、と考えると全く苦ではなかった。
1753「浮気は許さへんで桐生ちゃん!」
ソファから立ちテレビに映し出されているキャバ嬢には目もくれず桐生の顔を一瞥すると鼻歌を歌いながら部屋を出ていった。
****
「我ながら完璧やのぉ」
鏡の前に映し出される姿は真島ではなく金髪を可愛らしいリボンで結った髪型、ピンクの蛇革ドレス、そしてかかとが高いヒールを履いたゴロ美の姿だった。あれからメイクを研究しているうちに手慣れてしまい短時間で出来るようになってしまった。良かったのか悪かったのかは分からないがこれも桐生のため、と考えると全く苦ではなかった。