片想いしてる上司の尻芸を披露されたら襲うしかない現パロリーマン尾月 目の前に、尻がある。
引き締まった男の尻だ。
色白で両側には尻えくぼがある。小ぶりだが鍛えられた、ずむっと質量のありそうな尻の間には水着が食い込んでいた。水泳競技などで穿く、面積が少ない、ぴったりと肌に張りつく紺色のスイムウェア。月島本人が少し足を開き腰をそらせて、光沢のある小さな布を握って食い込ませている。
水着以外は裸だった。
──夢だろうか。俺は幻を見てるのか?
密かに想いを寄せている上司が卑猥なポーズで、挑発的に……。
頬ずりして、キスをして、噛みたい。
もちろん尻を。それから全身を。この人が泣くまでしたい。
少し顔をよせると石鹸の匂いがする。清潔で、やさしい香り。洗いたての月島はこんな匂いがするのだ。
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