Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    しんか

    @sinka333

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 9

    しんか

    ☆quiet follow

    セフレのキスフェイがごつサブにより兄に抱き合えと言われるも何故か兄も手伝うことになる話【ブラフェイ】


    -----------------------

    「精巣に作用するサブスタンスに侵されたフェイスの面倒を貴様に見てもらいたい」

     フェイスの眠る部屋にキースを呼びだしたブラッドは簡単な状況説明ののち、そう切り出した。
     まるで集中治療室のようなその部屋はブースで仕切られており、フェイスを見舞うキースをブラッドが監視している。一刻を争うのか有無を言わさぬ雰囲気に、キースはその冗談のような申し出を揶揄うことすらできないでいた。
    「つまりなんだ、お前の弟のシモの世話をしろって? なんでオレだよ」
     ブラッドの真剣な表情と目の前でうなされたような表情のフェイスを見れば、余程の出来事が起こったのだろうことはキースにも一目瞭然だった。
    「ルーキーのジュニアはまだ未成年だ。ディノだとあの性格だ、きっと後々に響くだろう」
     キースは同じチームのメンツを思い浮かべ、それを振り切るようにかぶりを振る。とてもじゃないが二人には任せられないと思ったからだ。あのチームの中で一番後腐れないのがキースだということは火を見るよりも明らかだった。
    「……まー、オレが一番適任だろうな」
    「本来なら身内の俺が処理するべきなのかもしれないが、本人が嫌がるだろうしな」
     ブラッドが対応するつもりだったことにキースが驚く。兄弟のいないキースだが、まさかシモの世話をし合うのが普通だとは思えなかった。
    「それだけはやめてやれ……わかったよ。やりゃいいんだろ」
    「よろしく頼む」
     さてどうするものかと一息つくキースの姿をブラッドは変わらぬ位置で見ていた。ブースの向こうで壁に寄りかかったまま、動く気配はない。
    「……お前出て行かないの?」
    「貴様が無茶をしないかだけ見張っているつもりだ。明後日の方向を向いてるから安心しろ」
    「安心要素ひとつもねぇな。同期に見られて勃つ程図太くないんだよなぁ……オモチャとかねぇの?」
    「不足の事態に備えて用意してある」
     指示通りベッド下を漁ると、出てきた箱には色とりどりの玩具が入っていた。
    「うわでっけぇバイブ……誰の趣味?」
    「職員が用意したから知らん」
    「動きもエグいな〜挿れても大丈夫かなコレ」
     大丈夫かとはフェイスの身体のことだろうと気が付いたブラッドは弟の痴態を想像しそうになり、雑念を払うように矛先を変えた。
    「……何とも言えん。そこは貴様の手腕にかかっているんじゃないか?」
     ブラッドの言葉に返答はなく、すでに正面を向いてしまったキースの顔を伺い見ることはできなかった。
    「おいフェイス、起きろ〜」
     キースがベッドで眠るフェイスの肩を揺らすと、瞼がゆっくりと開き、次第に覚醒していく。
    「……ん? あれ俺、どうし……っ!?」
     そして起きあがろうとした身体が弾かれたように前屈みになった。
    「もう治ってることをちょっと期待したけどまだ駄目か」
    「なんか身体が……あつ……っ、何これ、キース……?」
    「うん。お前の身体、変になっちゃってんだわ」
     自身の身体の熱さにどういうことかと疑問に思ったフェイスが尋ねるが、すぐに解決方法を導き出したのかもじもじと身をくねらせる。
    「んっ……キース、ちょっと一人にしてくれない?」
     少し高揚した声色で切り出されたフェイスの申し出はばっさりと切り落とされた。
    「それができないんだよなぁ。お前の世話をすることになってっから」
    「世話って、どういうこと……?」
    「お前を満足いくまでイかせる」
    「……ッ!?」
     キースに自分の状態がバレていたことに対してフェイスはますます顔を赤くさせた。
    「……俺がそういう気分になってるって、気づいてたの?」
    「気づいてたっていうかそういう依頼だからな」
    「依頼? 何ソレ、俺いまそれどころじゃ……あッ、んンッッ!?」
     抗議などどこ吹く風のキースがシーツごしの硬くなった下半身に強めに触れた途端、フェイスが全身をびくびくと震わせた。今ので出てしまったらしい。
    「ふふん、触っただけでイったな」
    「ハァ、ハァ……こんなこと、あるわけ……」
     自分の身に起こったことが理解できず呆然と射精後の息を整えているフェイスに構わずシーツを捲り、キースは濡れた入院着のズボンと下着を剥ぎ取った。
    「どんどん出すぞー、ホラ脱げ脱げ〜」
    「ちょっ……、ンんうっッ!!」
    「パンツ脱がした刺激でもイったのか? スゲーな」
     息つく暇もなくさらにイかされ、フェイスは自身の身体の変化に目を白黒させている。
    「何これ、意味わかんない……うう……」
    「あんま長時間擦りすぎるのもよくねーよなぁ……やっぱこれ使うか」
    「なにそのふといの……嘘でしょ……?」
     取り出したバイブをフェイスに見せつけながら身体を気遣うような台詞を吐く。いつも澄ましたフェイスに極太のこれを入れるとどうなってしまうのだろうかと、キースはだんだんこの現状を楽しみはじめていた。
    「ご丁寧に潤滑剤まであるんだわ。意味、わかるよな?」
     目の前にかざされたバイブと潤滑剤に、フェイスはめまいを覚えるのだった。



    「も、やぁっ……キースっ、だめ、もっと、もっとしてぇ……っ!」
     シーツをぐしょぐしょに濡らしながらフェイスが泣き叫ぶ。
    「も、しんどいっ……やだ、もっと、きもちいいの、ほし……っ!」
    「ハハ、もうわけわかんなくなってら。お兄ちゃん、まだ見てるか?」
    「……ああ」
     ブースの向こうにいるブラッドに声をかけるも反応が鈍い。どうせ今まで律儀に弟の痴態を見ないように努めていたのだろうとキースは思った。
    「まじで見てなかったんだな。でも声は聞こえてたろ。この辺でいいと思うか?」
     尋ねられてもブラッドもフェイスに起こった出来事にそこまで詳しいわけではないので、伝え聞いた範囲でしか答えられない。
    「……何も出なくなるまでやればいいとの見解だ」
    「うーん若いからかな、まだ出そうだな。バイブ動かして前擦ってるだけだけど疲れたわ。いい加減変わってくれよ」
     キースの突然の申し出にブラッドが焦り始める。
    「なっ……それは、すまないとは思うが……」
    「もう目の前のがオレだってのすら怪しいから大丈夫だって。オレちょっと席外したいんだわ」
     いきなりの申し出に怪訝に思うブラッドだったが、すぐに意味を理解する。
    「トイレにでも行くのか」
    「まーな、流石にこれは当てられるって」
    「挿れてやらないのか」
     口をついて出た言葉に、ブラッドは自分でもおかしなことを言っている自覚があった。ただ、そうすることでフェイスが早く満足するのではないだろうかと考えたのだ。
    「はぁ? 自分の弟とセックスしてるところを見せろってか? いい趣味してんなぁ」
    「そういうことじゃない」
     案の定曲解されてしまい、ブラッドは己の言葉の足らなさを少し悔いる。
    「まぁどうしてもって言うならオレは別に構わねぇけど、フェイスがお前に見られるの嫌がるだろ。今はワケわかんなくなってるけどバレたら流石に口きいてくれなくなるって」
    「ここまでしたし、今更じゃないのか」
    「セックスは違うんだよなぁ……」
     誰ともなしにつぶやくキースをブラッドは不思議な面持ちで見つめるが、その真意はわからない。
    「まぁいいや、身内の許可も貰ったし。やってやるからあっち向いてろ」
    「あ、ああ……」
     いきなりの心変わりに動揺するブラッドが生返事をすると、キースはベッドで脱力しているフェイスの頬を軽く叩きだした。
    「おーいフェイス起きろ、トんだのか?」
    「う……」
    「今からいいモン挿れてやるよ」
    「いい、もの……?」
    「おう」
    「……キースの?」
     言われた意味をいち早く理解したフェイスが、与えてくれる者の名前を口にする。
    「ああ」
    「はやく、ほし……」
     そして、素直に求めはじめた。
    「……待ってろ」
     フェイスの言葉を聞いて、キースが柔らかく笑う。直接見てはいないが、声からキースが優しく微笑んでいる気配を感じとったブラッドは訝しんだ。今までとはまるで雰囲気が変わった気がしたからだ。
    「後ろ、向く……?」
    「あんまアイツに見せたくないんだよなぁ……フェイス、しがみつけ」
    「ん……はやく」
     キースの首に両腕を絡め、急かすように引き寄せ密着する。そのスムーズなやりとりにもブラッドは違和感を覚えた。
    「焦るなって」
    「あぁ、あっ、あ、あああア……ッ!」
     ブラッドからは見えない位置からゆっくりとキースのものがフェイスの中に埋め込まれてゆく。先程まで玩具を飲み込んでいたからか、中は弛緩しきっていた。
    「うお、ナカぐっずぐず」
    「き、キースっ、キースっッ!」
    「はいはい」
     慣れきったようなふたりのやりとりはまるでこれが日常とでも言わんばかりで、ブラッドの眉間の皺が深くなる一方だ。
    「気になるか、ブラッド?」
    「っ、何がだ……」
     急に話しかけられ、思考に耽っていたブラッドがびくつく。
    「とぼけてるならいいけどな。面倒くせぇし」
     口調から察するに、そもそもキースが今回の提案を飲んだのも、何てことのないふたりの日常だったからなのかもしれないとブラッドは思いはじめた。
    「キース、お前はフェイスと……」
    「キースっ! いつもみたいにいっぱいナカに出してぇ……っ!」
    「なっ……」
    「あーあ、兄ちゃんの前で言っちゃった」
    「早くっ、はやくぅ……!」
    「わかったわかった、出してやるから、な?」
     固まるブラッドをよそに、キースは用は済んだとばかりに己を求めるフェイスに向き合った。



    「ねぇキース、もっと……」
    「まだ駄目か……流石にもう何も出ねぇわ。ブラッド、今度こそ変わってくれ」
     何度目かの絶頂を迎えたが、若さゆえかフェイスの欲は一向に収まらなかった。
    「正気か? お前たちは、その……」
    「別に付き合っちゃいねぇよ」
     だからフェイスが誰と抱き合おうが気にしないと言わんばかりのキースにブラッドは頭を抱える。
    「付き合ってないのに身体の関係があるだと? 頭が痛い……」
    「お前は弟の声聴いて何も感じねぇ? ちょっとはキてんだろ」
     決めつけのようなキースの言動は馬鹿にされているとしか思えなかったが、事実少し下半身が熱を帯びた状態になっていたブラッドは渋々その言葉を受け入れることにした。
    「俺も男だから否定はしないが、フェイスもお前の方がいいのだろう」
    「今なら誰のでもわかんねぇって」
    「だが……」
    「ブラッド、来いよ」
    「う……?」
     ブラッドに見せつけるようにベッドの上で股を開かれたフェイスは未だ状況がわかっていないのかぼんやりとされるがままだ。その様子なら誰が相手でも問題はなさそうだった。キースが出来ないのなら統括の責務の為に変わるべきだろうとブラッドは覚悟を決める。
    「……わかった」
     キースとフェイス、二人の待つベッドまで赴くブラッドの足取りは死地に向かうかのように重かった。ベッド脇まで辿り着いたブラッドにキースがにやりと笑う。
    「フェイス、お兄ちゃんが来てくれたぞ」
    「おにい、ちゃん……?」
    「……ああ」
    「キースは……?」
    「ここにいるよ。代わりに気持ちよくしてもらおうな?」
    「ん……」
     素直に頷いたフェイスの目は蕩けきっており、もはやキースをキースだと認識しているのかも怪しかった。
    「フェイス……」
     ぎしり、とベッドに乗り上げブラッドがフェイスと対峙する。こんなにそばまで近づいたのは何年ぶりだろうか。
    「変なの。キースがブラッドに見える……」
    「……!」
     自分を認識されたのかと驚いてキースに向き直るブラッドを制して、キースはのんびりとした声でフェイスを諭す。
    「あいつみたいに男前ってか? あいつがお前に挿れようとするわけないだろ?」
    「ん……そう、だね……」
     なんとか誤魔化せたと安堵するブラッドに向かってフェイスはまるで赤ん坊がおしめを替えてもらうように脚を上げ、男が挿れやすいようにと自らの脚を抱えた。
     その昔、母に言われてフェイスのおしめ替えを手伝ったことがあったのをブラッドは思い出した。それでも尻込みしなかったのはその時とは違い、その先に待つ行為を期待したブラッドと同じ瞳の色が溶けて、今にも溢れそうになっていたからだ。
    「誰でもいい、誰でもいいからきてぇ……はやく……っ!」
    「……ッ!」
     がばりとフェイスに覆い被さるブラッドをフェイスの後ろから見下ろしたキースはため息をひとつ吐き、ギシギシと揺れる身体たちを避けながらベッド脇まで辿り着くと、脱ぎ捨てていたズボンのポケットから煙草を取り出し火をつけた。
    「あーあ……ブラッド、マジになってら。フェイスも自分の兄貴ってわかんないまま腰振ってるし。まぁ今日は頑張ったし、高みの見物でもしてるか」
     キースは誰に言うでもなく呟くと、激しく動きはじめた居心地の悪いベッドから逃げ出すように近くの椅子まで避難した。
    「フェイス、フェイス……ッ!」
    「き、キースっ、あ、あ、キースぅ……!」
    「キースじゃ、ない……っ」
    「じゃあ、だれ……?」
    「……」
     極力見られないようにとフェイスの肩に顔をうずめていたブラッドの動きが止まるが、それも一瞬のことだった。
    「あっあっ、いいっ、それ、きもちいいよぉ……っ!」
     お互いを兄弟と認識していないかのように交わる二人に向かって、キースがのんびりとした声をかける。
    「挿れられながらキスされるの好きなんだよそいつ。してやれよお兄ちゃん」
     フェイス以外の声で我にかえったようにブラッドは動きを止め、荒くなった息を落ち着かせた。
    「そこまで、は……」
    「きーすっ……、はあっ……きーすっ、やめないでよぉ……」
    「フェイスは、」
     そう言いながらブラッドは再び弟に向き直る。汗でひたいに貼りついたフェイスの前髪を優しくかき分けてやりながら、この求められる感覚は自分に向けられたものではないと自分に言い聞かせた。
    「フェイスは、こんなにもお前のことを求めている。きっとお前のことが好きなんだろう」
    「そーかぁ?」
    「違うのか?」
    「知らねーよ。探る気もねぇし」
     淡白で白状とも取れる同僚の真意をブラッドはうまく探ることができない。だが長い付き合いから、彼のことだから何か事情があるのだろうということだけは分かった。
    「で、してやらねぇのか?」
    「俺はただ、」
     フェイスの頭を撫でるブラッドの瞳は普段とは違い、どこまでも優しかった。
    「メンターリーダーとしての責務を果たしたいだけだ」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭🙏💕🍌🍌🌋🇱🇴🇻🇪💗
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    しんか

    DONEセフレのキスフェイがごつサブにより兄に抱き合えと言われるも何故か兄も手伝うことになる話【ブラフェイ】


    -----------------------
    「精巣に作用するサブスタンスに侵されたフェイスの面倒を貴様に見てもらいたい」

     フェイスの眠る部屋にキースを呼びだしたブラッドは簡単な状況説明ののち、そう切り出した。
     まるで集中治療室のようなその部屋はブースで仕切られており、フェイスを見舞うキースをブラッドが監視している。一刻を争うのか有無を言わさぬ雰囲気に、キースはその冗談のような申し出を揶揄うことすらできないでいた。
    「つまりなんだ、お前の弟のシモの世話をしろって? なんでオレだよ」
     ブラッドの真剣な表情と目の前でうなされたような表情のフェイスを見れば、余程の出来事が起こったのだろうことはキースにも一目瞭然だった。
    「ルーキーのジュニアはまだ未成年だ。ディノだとあの性格だ、きっと後々に響くだろう」
     キースは同じチームのメンツを思い浮かべ、それを振り切るようにかぶりを振る。とてもじゃないが二人には任せられないと思ったからだ。あのチームの中で一番後腐れないのがキースだということは火を見るよりも明らかだった。
    「……まー、オレが一番適任だろうな」
    「本来なら身内の俺が処理するべきなのかもしれないが、本人が嫌がるだろうしな」
     ブ 5907

    しんか

    DONEキスフェイのバレイベネタ セックス中好きだと言わせて虐めたい🍺




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    厄介なサブスタンスのせいで珍しく素直になったアイツを見てついムラムラときてしまい、部屋に連れ込んで今に至る。

    「キースって、ホントろくでもない大人だよね」
     オレの部屋のベッドにふたりして乗り上げると、ぎしりと大袈裟にそれが鳴った。壊れたらジャックになんて言い訳しよう、そんなことを考えながら目の前の男と向き合う。
    「何とでも言え」
    「普通こんな状態になった人間に手は出さないでしょ」
     厄介なサブスタンスのせいで今や好きのバーゲンセールになったガキに何を言われても痛くも痒くもない。
    「本当にふたりともしばらく帰ってこないの?」
    「心配しなくてもとうぶん帰ってこねぇよ」
     何故ならオレら以外の同室のふたりはフェイスの誕生日パーティーの買い出しに行ってるからだ。あらかたは通販で揃えたらしいがディノが突然必要なものを思いついたらしく、ジュニアを引き連れて騒々しく出かけて行った。様々な面倒ごとを避けるため珍しくこいつが部屋にいるから、怪しまれず隙を見計らって帰ってくるよう合図する係をオレが請け負って今に至る。決して面倒だったからというわけではない。
     だからオレが連絡するまであの二人が帰ってく 4540

    recommended works