【these stones】ネタメモ2・『白百合百人隊』
看護資格を持った者のみで構成された部隊。隊長は『小人のリビビ』。構成員は100人と言われているが、実際には200人以上で構成されており、常に100人で行動できるようにしている(休暇期間や怪我・病気などで欠員が出るため、常に交代し100人の状態を維持できるようにしている)。
看護施設『ランガオ館』や介護施設『キュウコン館』に国内戦闘時以外は働きに出ているものも多く、たまに戦闘に疲れたものはそこに永久就職してしまうこともある。
また、温泉施設『泡瀬館』と言う名の情婦館に働きに出ている者もおり、医務室に出たりしているものもいれば、看護の仕事に疲れたが行き場のないという人は情婦になることもある。
元は作者が見た夢に出てきた物で本当にこんな設定だった。面白いから採用した。
・リビビ=リビドール(51歳)
『白百合百人隊』の隊長。
二つ名の『小人』が表すように小人症であり、背はかなり低い。
白百合百人隊創設者の娘であり、二代目の隊長。母親を病気で亡くしているが、真実は別にあった。
母親は隊の人間に麻薬を飲まされ、その時既に高齢であった母親には麻薬に対抗出来るような体力がなく、自ら毒にも薬にもなる分量に調節した薬を飲み、麻薬の進行を遅らせつつ自身の体を弱らせて自殺というのが母親の死亡の真実ということを知ったリビビは、白百合百人隊の再構成を病床の母から言い渡されたことと持ち前の正義感により決起。
母親から紹介された少数の信用できる人材とともに13年間の時をかけて隊の再構成を図るも、未だ全ての芽が摘めずにいる。
もとは作者の夢に出てきた人物。夢で語られた本人の人生をそのまま採用した。
・ダエ=エクスティー(58歳)
『泡瀬館』の女主人。狂人。ザッツとヴル曰く「一部しか知らない闇市で売られているそういう人向けに販売されている薄い本に出てくる女みたいな身体をしている」。
その形容のとおり『麻薬』の影響により身体の一部が極端に肥大しており、特に胸や尻といった部分が異常な発達を遂げている。また、これも麻薬の影響か、実際の年齢よりかなり年若く見え、ジーニアス曰く「年齢を聞かなければ26歳前後」にしか見えない顔つきと肌をしているらしい。
傍から見れば醜悪極まりないが、残虐性のある性格と『麻薬』を流行らせる程度の口の旨さから彼女を引きずり下ろすことは困難を極めており、彼女に逆らうものはいない。
そもそも彼女に付き従うものは当たり前に重度の『麻薬中毒者』であることを忘れてはならない。
「キハハハ!」という笑い方が特徴的。
・サチエ=カナミヤ(22歳)
東の国から来た看護師の一人。まだ見習い。向上心のある性格をしており、全ての館を行き来しながら修行している。
病気がちだった妹を数年前に亡くしたことがきっかけで患者に尽くすことを心情としており、何より苦しんでいる人にしっかりと寄り添う姿勢から多くの患者に慕われている。童顔なことから『キュウコン館』の入居者からは皆の孫娘扱いされている。
また、『泡瀬館』の看護師をなんとか救い出したいと考えているようだが、その看護師たちが離れようとしないことに頭を悩ませている(※通っている看護師たちは『麻薬を使用してはいない』)。
・『マイオラ皇国』
地図上の極東に存在する国で、通称は『東の国』。麦や米の栽培地として極めて適している気候や土地を有しており、収穫時期になると国内の全域が黄金畑になることから別名『黄金の国』と言われている。
そうした意味で他の国から軍事的な侵略を受けやすいかのように思うが、他の国よりも人口が少なく、極東に位置していて領土にしてもそれほど使い道はなく、皇国の民も戦争的な技術を全く持ち合わせていないため従えても農民のままにしかできないのである。
加えて、麦や米に使われている特殊な栽培方法はこの国の人間にしか伝えられておらず、基本的に一子相伝で熟練が必要な為、土地だけ奪ってもどうにもならない上に、民を支配しようものなら『陛下の名の下』に自害されるとかいうとんでもない忠誠心を持ち合わせた民しかいないので、この国に食卓事情を握られている国の大体は領土的野心を向けず、独立保証をかけて、代わりに取引を行うという形を取っている。
また、サブカルチャー発祥の地でもあり、大体のサブカル遺産はこの国から出ている。ところによっては流れたものがものだっただけにそれ関連のものが禁書扱いになったり、所持が禁止されたりした。
どうやってもとんでもない国である。