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    sakuranko55

    @sakuranko55

    サークル「さくらんこ」
    創作BL「あなたのタマシイいただきます!」公開中です!
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    sakuranko55

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    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ④
    神功VS薬師河の続き!
    アルファポリスでも

    ■巽×那由多
    【俺のこと愛してる幼馴染が彼女持ちだった件聞く?】
    ■九鬼×左千夫
    【美麗な彼氏の男の潮吹き講座(R18+)】更新中!

    #過去編
    pastEditors
    ##絶有主《ゼウス》
    #創作BL
    creationOfBl
    #BL小説大賞
    blNovelAward
    #流血
    bleeding
    #三角関係
    eternalTriangle
    #バトル
    battle
    #死ネタ
    newsOfADeath

    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ④一方その時九鬼の能力によって二人から引き剥がされたイロハはコピーしたリトーの能力である〝植物〟を駆使して、九鬼が作り上げた地面の手から逃げ出す。
    軽やかに華麗に着地するさまを九鬼はうっとりと見つめるがザワザワと肌を凍てつかすような殺気は放ったままで、機嫌の悪さを全面に出していたがイロハはそんな事はお構い無しであった。

    「お主はわらわの事が好きなのであろう?
    跪いて許しを乞うなら助けてやろうぞ?」
    「残念だけど、──跪くより跪かせたいタイプなんだよネ。でも、よかったヨ、キミみたいなカワイイコが相手でさァ…………じゃないと、ちょっと今日は加減してあげれそうにないカラ♡」

    嘘か本気か分からない言葉を軽い調子で綴りながら九鬼は嗤った。流石のイロハもこれには口をへの字に曲げたが直ぐに口角を上げた。

    「醜悪な男じゃ。わらわに敵うとでも思っておるのか?まぁ、よい。お主みたいな傲慢なオトコがひれ伏すサマが一番愉快だからのぉ!!」

    次の瞬間、いくつもの空間の間が九鬼の周りを囲む。黒い丸い円形の和が出現しては消えてを繰り返し、九鬼に迫っていく。一瞬だけ九鬼は真顔になったがその顔はすぐに口角が上がり、突っ立ったまま真っ直ぐにイロハを見つめ震えた。

    「ほーら、怖いのじゃろ!泣け!泣き叫べッ!お助け下さいイロハさまと頭を地面に擦りつけ、許しを請うがよいっ!」

    現れたり消えたりする空間の歪みはクロコッタの能力であり。九鬼が地面を隆起させた場所に出来ると空間の歪から近くの物質が吸われ、隆起された地面がガリガリガリッと嫌な音を立てて削れた。人体でもそうなるぞと言いたげなイロハの行動だが九鬼は震えているがその場から動くとこはなかった。

    「なんだ、粋が良かったのは最初だけじゃな。つまらぬ、さっさと惨たらしく散るがいいッ!」

    ズアッンッと嫌な高域の音を立てて九鬼の周りを黒い歪みが囲った。しかし次の瞬間に幾数もの突出した地面によって黒い時空の歪が切り裂かれる。

    「なに……ッ!?」
    「ナンダ、ツマンナイ。これだったら、〝ブラックホール〟の能力のほうが強かったカナ?殴って壊れるなら簡単にジャン」
    「……く、ほざけ!」

    イロハの姿が空間の歪へと消える。しかし九鬼はまた慌てることなく辺りをゆっくりと一瞥し、グッと拳を握った。

    「3………2………1……ビンゴ……!」
    「……ッぐ!なぜじゃッ!なぜわらわが現れる場所がぁっ!」
    「二番煎じなんだって。ザンネンだけどその能力は効かないなァ……アァ、イイね、その顔でその表情……興奮する……好き、愛してる……ッ」

    次にイロハが現れた瞬間、目の前に九鬼の拳があり真っ向から顔面でパンチを受け止めたイロハは後ろにすっ飛んだ。流れる鼻血を押さえ、酷い激痛に床を転げ回ったあと立ち上がろうと九鬼を見ると人とは思えない程獰猛な眼差しでイロハを見下ろしており満足そうな表情であったがとても愛してる人間に向けるものではないと背筋が凍った。

    「なんじゃ、おぬしは⁉︎わらわの事が好きでは無いのか……ッ」
    「好き。好きだヨ、愛してる……アァ、すっごく興奮するなァ……好きなものが壊れる瞬間……あ、大丈夫だヨ、壊れても可愛がってあげるカラ」
    「…………ッ!!?なんじゃお主ッ!意味が分からぬッ」

    ポキポキと指を鳴らしながら九鬼がイロハに近づいてくる。欲情を抑えられないと言うかのように表情は歪み、しかし口角は引き攣るように上がって呼吸も荒い。精神すらも喰らうような獰猛さにイロハは怖気づいた。
    尻餅をつきながら後ろに下がる様はより一層九鬼を興奮させてしまい瞳が弧を描く。

    「なんじゃ、お主はッ!狂っているッ!」
    「ボク、ナンデモイイんだよネ〜、生きてようが死体であろうが、レプリカであろうがホンモノであろうが……唯一、ただ一つを除いてはその形状は問わないんだァ♡ニセモノでも美しければそれでイイヨ♡♡生きてなくても、その顔なら使い道たくさーぁんあるから♡……さっさと逝こうカァ?」

    ゾゾゾゾゾゾッとイロハが総毛立った。
    次の瞬間オートでリトーの能力である植物が辺り一面に蔓延り、イロハの身を隠す。更に神功と薬師河の衝突により発生した霧が九鬼の視界を塞いだ。
    植物により姿が隠れたイロハは少しでも九鬼から距離を取ろうと走った。そして己に対して、落ち着け、落ち着けと繰り返しながら自分の中にある遺伝子の能力を引っ張りだす。足を速くして更に遠くに逃げ、体を透明にして植物に紛れ込み、息を殺した。九鬼は異種であった。あれを人間とは認めたくなかった。自分と同じ普通でないものがこんなに恐ろしいと初めて知ったイロハは殺されないために必死に対抗できそうな能力を探った。しかし、何度イメージを繰り返しても自分が亡骸になる姿しか思い浮かばずに涙が出そうになったその時、丸くなり膝を抱えた目の前に九鬼が居た。
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    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤

    残りはアルファポリスで上げることにします!
    11月中はBL小説大賞に集中しますのでよろしくお願いします。
    九鬼が変態じゃないバトルはないです。笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤「ねぇー、イロハちゃん。どれだけ姿を消してもニオイを消さないと〜。怖い怖い〜♡ってあまーいニオイがクッサイんだよネ〜」
    「ヒィッ!やめっ……!」
    「この髪って黒く出来るの?あーでも、水色のままでもいっか〜、顔だけ見てたら一緒だし、色違いもアリだね!」
    「い、いだあぁぁあっ、髪っ、引っ張るでなぁっ!」
    「はぁ……♡声が違うのがちょっとアレだけど、やっぱりイイヨ、イロハちゃん、その顔が歪むの最ッッッッ高!今までは黒い髪の赤い瞳の子をたくさーぁん殺してきたけど、顔が似てて色が違うっていうのもまたイイナァ……」
    「ひっ………ぅっ!?」

    逃げる間もなく伸びてきたてがイロハの首を掴んで地面へと抑え向けた。そのまま喉を押しつぶし、九鬼の指に力が入るとともに首が閉まっていく。イロハは色々な能力を有しているのに目の前の男に与えられる恐怖に屈服し、それ以上は能力が切り替わらなかった。喉を押し潰している手を必死に引っ掻いて、引っ張って足をばたつかせるがびくともせず視界が霞んでいく。
    1762

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③
    神功VS薬師河の続き!
    アルファポリスでも

    ■巽×那由多
    【俺のこと愛してる幼馴染が彼女持ちだった件聞く?】
    ■九鬼×左千夫
    【美麗な彼氏の男の潮吹き講座(R18+)】更新中!
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③「…………交渉決裂ですね、仕方がありません。
    それでは僕の用事が終わるまで眠っていてください」
    「左千夫こそ、ゆっくりしていってよ。悪い様にはしないからさ」

    静かだが殺気を含んだ言の葉が交わされた後二人の姿が消える。目にも止まらぬ速さで動いた二人の衝突音が所々で轟き、空間を震わせた。
    神功はリーチの長さを活かして槍を何度も突き出す。油断すれば蜂の巣にされそうなほど的確な急所狙いを薬師河は掌と膝から下を使って器用に受け止めた。神功は一際大きく後ろに肘を引くと小細工なく真っ直ぐに槍を突き出した。すると薬師河は槍の柄の部分を掌で滑らせて減速させ、足裏を前に突き出すようにして矛先を真っ向から受け止めた。
    〝ガギンッッ〟と鈍い金属音が響きわたって神功が眉を顰める。そのまま、ぐぐぐぐぐッと押し込もうとするが脚力と腕力の違いから押し切る事は出来ず。また、靭やかな優男の割には薬師河のウエイトは重く、ちょっとやそっとでは動く事は無かった。神功が薬師河の瞳から貫通した靴底の更に奥を見つめる。衝突で靴底は無惨にも穴が空いてしまったがその奥の足の指の付け根の辺りに硬い鉱石がプロテクターのようにはめられていた。
    1939

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②
    神功VS薬師河です。
    ろめと、やっくんやっくんと言ってるのはこの人の事!むかしの名前は〝サチオ〟です。
    九鬼とは三角関係?になるんですが、さっちんがやっくんのことサチオって言い出したらややこしくなるやつだなーと思いつつもうどうもできない!!笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②「7193……いや、左千夫とこうやって手合わせするのはいつぶりかな」
    「……………ッ!?……それはッ」
    「あ、そういう意味で言ったんじゃないよ。
    僕を殺したことなんて、もう忘れてくれていいからね」
    「────────ッ!!」

    神功の脳裏に記憶が蘇る。
    神功は幾度と無く繰り返された実験により記憶が断片的に欠けているが。九鬼との幼少期の出会いを思い出した時に同じく薬師河悠都やくしがわ ゆうとのことも思い出していた。
    更に脳が刺激を受けた事により、当時は“サチオ”と名乗る少年とのでき事が今また鮮明に蘇っていく。神功は“サチオ”、今は薬師河悠都やくしがわ ゆうとと名乗る男を確かに殺した。自分が実験体であった頃、研究員のお遊び紛いの同士討ちの相手が彼であった。神功は自分の殺し合いの相手が薬師河と最後まで気づく事なく、突き出したナイフが彼の首を切り裂き、彼と気づいたときには既に亡骸であったのだ。
    1440

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