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    SIONkind

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    🌱視点での🏛️概念妄想綴り書き。未完。

    #アルカヴェ
    haikaveh

    甘酸っぱいと言うけれど人への執着でしか無い恋が、物語にある愛憎劇の結末に至る舞台はどうしてかどの時代も愛される。

    「アルハイゼン、君が持ち出すであろう感想はゼッッッ…たい! この場で口に出すんじゃないぞ? わかったか…? おい!」

    「……。」

    先日、同居人が善意で貰ってきたという劇に付いて行くことにし、別段その演目について思うところはないが多数を引き付ける題について知るためには効率がいいと考えた。

    神話、おとぎ話、民学あらゆる物語にある『恋する』『愛する』の違いについて曖昧なままから起こる問題や悪い結果へと向かわせるのはこうして見える形で在るが、人間とは不思議なものでそれらを地で行き、そして天高く崩壊することもしばしばある。

    柑橘のようにというどこかのことわざが有るがそんな優しいものであるだろうか。心を捉える言葉は至る所にあるが故に、それらを人は操ることを容易くできるものだと錯覚する。

    人の心を揺さぶるのに必要な言葉は鳥羽のように軽く、そして金のように密のあるものだと理解するものは少ない。

    隣で目を輝かせている男は、愛について論じることが多くあるが、こと自分への愛について語るのを忘れる癖がありそれを自らの問題点だと視界に入れることを拒む。…いや少し違う、その問題点となるべきものを掲げたうえで生じるすべての結果をこの世の姿であると訴え抱えようとする癖だ。
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    小嶋0260

    DONE恋人になったある日、パーティーの為にカーヴェが白スーツを着てるのを目撃したアルハイゼンが、内心見とれてたからつい手が出ちゃった話。
    とくに左右を意識してないけど、便宜上アルカヴェで。

    スーツ描き下ろしありがとうございます。
    陽の色に染まる白 今日も定時帰宅をキメて自宅の扉を開けると、

    「あ。アルハイゼン、おかえり」

     リビングの陽射しを背に受ける黒シャツ姿のカーヴェが立っていた。そこまで強くない逆光の下、袖にカフスを留めているようでキラッと光って主張している。

    「ただいま。出掛けるのか?」
    「あぁ。スポンサー様主催のパーティーなんだが、国外の来賓が多いようだから顧客探しに行こうと思ってね。――帰りは遅くなるだろうから先に寝ていてくれ。夕飯はきちんと食べるんだぞ」
    「俺が寝ていたら君は家へ入れないと思うがそれはいいのか?」
    「ちゃんと鍵は持っていくさ! あれは、どこかの誰かが僕の鍵を持っていたせいなんだからな」

     いつもの風スライムのようにふくれっ面になりつつ、慣れた手つきでネクタイを結び、ベスト、ジャケットと順に着ていく。普段は見慣れない姿だが、当人はこういう公の場に何回も出ているからか、支度は慣れたものだ。
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