めいちゃん
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DOODLE⚠️バカ ズボン履き忘れたクリスマスズミさんwithメイちゃんと少しキョウヘイくんズミさんの口調がわからないよゴメンネ
当たり前なんですけどあれはスカートではなくエプロンなんで後ろはほとんど布がないのでキョウヘイくんには全部見えてそう、かわいそう(?) 2
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DONEanzr匠メイ(VD)
製作中のチョコを盛大に零したメイちゃんと、駆け付けた火村さん
チョコレイトの雨がふる(匠メイ) 屈みこんだ時にはもう遅かった。目先でカラン、と派手な音を立てて、ステンレス製のボウルが落下していく。私の反射神経では受け止めることすらままならず、結局スローモーションを追うようにチョコレートが跳ねる様を眺めることしかできなかった。テンパリングは素人の割にはそれなりに上手く進められているなと思っていたけれど、僅かに油断をしたのがいけなかったのかもしれない。
ともあれ、いくら嘆いたところで後の祭りだ。いつもならきれいに整えられている事務所のキッチンは見るも無残な惨事に陥っており、辺りには場違いなほどねっとりと甘い匂いが立ち込めている。
「メイちゃん!」
血相を変えた火村さんはすぐさま駆け寄り、チョコレートに塗れてぼんやりと床を見つめている私の手を取った。
1402ともあれ、いくら嘆いたところで後の祭りだ。いつもならきれいに整えられている事務所のキッチンは見るも無残な惨事に陥っており、辺りには場違いなほどねっとりと甘い匂いが立ち込めている。
「メイちゃん!」
血相を変えた火村さんはすぐさま駆け寄り、チョコレートに塗れてぼんやりと床を見つめている私の手を取った。
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DONEanzr匠メイ
節分から数日後の食卓。試食したり思い悩んだり忙しいメイちゃんと、どっしり(?)構えている火村さん
鬼の正体(匠メイ) ばり、ぼり、ざく! と漫画の効果音のような咀嚼音が響く。思わず口を抑えながら箸を置けば、火村さんは飲みかけのロックグラスを片手に吹き出した。
「ははっ……くっふ……はははははっ!」
「……んぐ」
「喋るな喋るな」
そんなに笑われてしまうような仕草だろうか。黙々と、もぐもぐと、口を動かしたのは単純に美味しかったからなのだけれど。噛み応えがある食感と熱々でジューシーな肉汁から広がる芳香さとほど良い塩加減が絶妙にマッチしていて、いくらでも味わいたい。もう少し柔らかな食感であれば箸が止まらなくなるほどだったに違いないから、きっとこのくらいの固さがちょうど良いのだと思う。
「……、とても美味しいです」
「ありがとよ」
2297「ははっ……くっふ……はははははっ!」
「……んぐ」
「喋るな喋るな」
そんなに笑われてしまうような仕草だろうか。黙々と、もぐもぐと、口を動かしたのは単純に美味しかったからなのだけれど。噛み応えがある食感と熱々でジューシーな肉汁から広がる芳香さとほど良い塩加減が絶妙にマッチしていて、いくらでも味わいたい。もう少し柔らかな食感であれば箸が止まらなくなるほどだったに違いないから、きっとこのくらいの固さがちょうど良いのだと思う。
「……、とても美味しいです」
「ありがとよ」
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DONEanzr夏メイ(BDお祝い)
メイちゃんからのプレゼントと、お菓子言葉に動揺する夏井さん
※若干の過去捏造有
火曜日に捧げるマロングラッセ(夏メイ) 差し出された横長の箱へ釘付けになる。落ち着いた緑色の包装が施され、影絵の女性の横顔があしらわれたロゴには見覚えしかない。
(これは……)
箱には「MARRONS GLACÉS」の印字。パッケージだけを見ても明らかに上等なスイーツだ。
珍しく事務作業に追われていた日の昼下がり。昼食調達のために外へ出ようとしたところ、出会い頭に七篠から声をかけられた。わざわざ仕事の合間に立ち寄ってくれたらしい。手提げの紙袋からそれを取り出すと柔らかな笑みを浮かべて言う。
「お誕生日、おめでとうございます」
「え、と……」
相変わらず真っすぐな視線だ。堂々と受け止めたいのに、実際の俺はといえば言い淀んで目を逸らすことしかできない。
2275(これは……)
箱には「MARRONS GLACÉS」の印字。パッケージだけを見ても明らかに上等なスイーツだ。
珍しく事務作業に追われていた日の昼下がり。昼食調達のために外へ出ようとしたところ、出会い頭に七篠から声をかけられた。わざわざ仕事の合間に立ち寄ってくれたらしい。手提げの紙袋からそれを取り出すと柔らかな笑みを浮かべて言う。
「お誕生日、おめでとうございます」
「え、と……」
相変わらず真っすぐな視線だ。堂々と受け止めたいのに、実際の俺はといえば言い淀んで目を逸らすことしかできない。
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DONEanzr車内でメイちゃんにもたれかかって眠る火村さんと、未熟さを痛感するメイちゃん(with八乙女さん)
※ビター系・一部2.5章台詞バレ有
I want to touch, and(匠メイ) 右肩にすとんと落ちた心地好い重みと、首都高を軽快に駆け抜けていく外国車の独特な振動に身を委ねる。本来ならば達成感で高揚しているはずだった私は想定とは異なる緊張感でいっぱいだ。
「珍しいこともあったものね」
ドライブレコーダー機能がついているというルームミラー越しに、八乙女さんと目が合った。彼女は揶揄うような笑みをひとつ浮かべて前方へと向き直る。
追及の視線から逃れるようにそっと、右側に意識を向けてみた。ぱりっとした格好の上長、もとい火村さんは相変わらず、すやすやと寝息を立てながら直立不動の私へともたれかかっている。
「仕事は卒なく、こなしているように見えたのですが」
「メイちゃんの前だから気が抜けちゃったのよ、きっと」
1704「珍しいこともあったものね」
ドライブレコーダー機能がついているというルームミラー越しに、八乙女さんと目が合った。彼女は揶揄うような笑みをひとつ浮かべて前方へと向き直る。
追及の視線から逃れるようにそっと、右側に意識を向けてみた。ぱりっとした格好の上長、もとい火村さんは相変わらず、すやすやと寝息を立てながら直立不動の私へともたれかかっている。
「仕事は卒なく、こなしているように見えたのですが」
「メイちゃんの前だから気が抜けちゃったのよ、きっと」
ゆんける
DONE推し歌い手さんのFAです。お誕生日お祝い遅刻イラストでした。
ツイッタにタイムラプスあり。
https://twitter.com/_yun_yun02/status/1614908041538994176?s=20&t=2nXh1Ot0HUjSHbXWiGZaKA
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DONEanzr 初出2023.1.21.「今宵一番街にて」書き下ろし作品
とある冬の日、夏井さんの回想といつの間にか大切な存在になっていたメイちゃんとのお話
※夏井さんの過去・父親の捏造多数
静寂埋める濡れ雪「わ……!」
僅かに目を見開きながら空を仰ぐ七篠は、ほろほろと落ち始めた雪を躊躇なく顔で受け止める。
程なくして大粒に変わりはじめた雪には見るからに水分が混じっていてひどく重みがあるようだ。いくつもの結晶を連ねたまま音もなく七篠の額や頬を撫でて、消えていく。俺は折り畳み傘を探る手を止めないまま、どことなくはしゃいだ様相の横顔を見つめていた。七篠の呼吸に合わせて吐く息は、軽く舞い上がっては空気に溶けていき、再びうっすらと煙るのを繰り返すばかり。
いつか七篠も、あっけなく姿を消してしまうに違いない。無意識に浮かんだ考えに気がつき、いつしか探り当てた折り畳み傘をきつく、きつく握りしめる。ひと時だけ瞳を閉じれば、いつかの事件で逝ってしまった父親が皺だらけの表情が鮮明に蘇った。
3972僅かに目を見開きながら空を仰ぐ七篠は、ほろほろと落ち始めた雪を躊躇なく顔で受け止める。
程なくして大粒に変わりはじめた雪には見るからに水分が混じっていてひどく重みがあるようだ。いくつもの結晶を連ねたまま音もなく七篠の額や頬を撫でて、消えていく。俺は折り畳み傘を探る手を止めないまま、どことなくはしゃいだ様相の横顔を見つめていた。七篠の呼吸に合わせて吐く息は、軽く舞い上がっては空気に溶けていき、再びうっすらと煙るのを繰り返すばかり。
いつか七篠も、あっけなく姿を消してしまうに違いない。無意識に浮かんだ考えに気がつき、いつしか探り当てた折り畳み傘をきつく、きつく握りしめる。ひと時だけ瞳を閉じれば、いつかの事件で逝ってしまった父親が皺だらけの表情が鮮明に蘇った。
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PASTanzr初出2022.8.23.
夏イベ開始前に妄想した火村さんとメイちゃんのお話
真夏の狼(匠メイ) 最高気温三十五.一度。そして八月の東京における相対湿度は平均七十一パーセント。これらを踏まえて割り出した結果、本日の不快指数は推定八十九.一パーセントであるらしい。不快指数は七十五パーセントを超えたところから暑さを感じ始めて、その後五パーセント刻みでレベルが切り替わる。八十パーセントで汗が出るほどの暑さを感じ、八十五パーセントを超える頃にはうだるような暑さを覚えるのだという。
申し訳程度の生温い潮風が頬を撫でたところで、七篠メイはちらりと前方に目をやる。原色にも似た真っ青な空の下、幾度となく踏みつけられた足跡により波打つ砂浜の凹凸を照り返す太陽光が際立たせた。視線をずらせば崩れかけた砂の山の傍らには短い枝が転がり落ちており、先ほど教えてもらった山崩しという遊びを行った痕跡と認める。
2173申し訳程度の生温い潮風が頬を撫でたところで、七篠メイはちらりと前方に目をやる。原色にも似た真っ青な空の下、幾度となく踏みつけられた足跡により波打つ砂浜の凹凸を照り返す太陽光が際立たせた。視線をずらせば崩れかけた砂の山の傍らには短い枝が転がり落ちており、先ほど教えてもらった山崩しという遊びを行った痕跡と認める。
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DONE雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!12月26日雪原先生おめでとう〜な雪メイちゃん❄️
#雪原誕生日アドカレ2022
当日。「……随分と大荷物だな」
「いろいろあって……」
十二月二十六日。当日。
大量の荷物を両手に持つメイに、雪原は目を丸くした。
せっかくたくさんの意見をいただいたので、全部盛り込もうとしたらこうなってしまったのだ。
雪原は戸惑いつつもメイの持っている手荷物を受け取り、部屋の中に促す。
あまり部屋に帰らないと言っていただけあって、室内は殺風景で必要最低限の物しか揃えられていない。
メイはローテーブルの近くにちょこんと座ると、同じように腰を下ろした雪原を見た。
「ええと、ちょっと準備したいので目をつぶっててもらえますか」
「準備?」
「はい。お願いします」
「……わかった」
有無を言わせない勢いで頷くと、雪原はやや訝しげな目をした後で素直にまぶたを閉じた。
3122「いろいろあって……」
十二月二十六日。当日。
大量の荷物を両手に持つメイに、雪原は目を丸くした。
せっかくたくさんの意見をいただいたので、全部盛り込もうとしたらこうなってしまったのだ。
雪原は戸惑いつつもメイの持っている手荷物を受け取り、部屋の中に促す。
あまり部屋に帰らないと言っていただけあって、室内は殺風景で必要最低限の物しか揃えられていない。
メイはローテーブルの近くにちょこんと座ると、同じように腰を下ろした雪原を見た。
「ええと、ちょっと準備したいので目をつぶっててもらえますか」
「準備?」
「はい。お願いします」
「……わかった」
有無を言わせない勢いで頷くと、雪原はやや訝しげな目をした後で素直にまぶたを閉じた。
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DONE雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!……な雪メイのメイちゃんの12月25日❄️
#雪原誕生日アドカレ2022
一日前。 いよいよ明日に差し迫った雪原の誕生日を前に、メイは特対の三人を突撃していた。
忙しいなか、時間を割いてくれた三人には感謝してもしきれない。
「雪原先生の誕生日か」
「明日ですよね!」
春野と秋元がそれぞれ頷く。
「雪原先生の誕生日がどうしたの?」
夏井に訊かれてメイは定番となった質問を口にした。
「特対のみなさんが思うお誕生日って何ですか?」
「なにそれ、大喜利?」
夏井が怪訝そうな顔で首を傾げる。
「い、いえ、そういうわけでは……」
半分大喜利のようになっている気もするが、意図してのことではない。
慌てて手を横に振るメイに、春野が何か思い出すようにしながら候補を挙げていった。
「誕生日か。やはりプレゼントとケーキと……」
1370忙しいなか、時間を割いてくれた三人には感謝してもしきれない。
「雪原先生の誕生日か」
「明日ですよね!」
春野と秋元がそれぞれ頷く。
「雪原先生の誕生日がどうしたの?」
夏井に訊かれてメイは定番となった質問を口にした。
「特対のみなさんが思うお誕生日って何ですか?」
「なにそれ、大喜利?」
夏井が怪訝そうな顔で首を傾げる。
「い、いえ、そういうわけでは……」
半分大喜利のようになっている気もするが、意図してのことではない。
慌てて手を横に振るメイに、春野が何か思い出すようにしながら候補を挙げていった。
「誕生日か。やはりプレゼントとケーキと……」
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DONE雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!……な雪メイのメイちゃんの12月24日❄️
#雪原誕生日アドカレ2022
二日前。「雪原先生の誕生日?」
十二月二十四日。
まだ話を訊けていないジョージと山神の二人を捕まえて、メイはもはや定番となった質問を投げかけた。
「はい。なにかいい案があれば教えていただきたいです」
ぎゅっといつものペンとメモを握ったメイに、まず答えたのは山神である。
「エトワールが選んでくれたものならなんでも嬉しいさ」
それは直も似たようなことを言っていた。
ううん、と首を傾げるメイに言葉を足したのはジョージだ。
「そうだね。何かに関わらず、自分のことを考えて選んでくれたならとても嬉しいよ」
「そういうものでしょうか」
「そういうものさ」
再び山神が肯定し、メイはわかったようなわからないような顔で頷いた。
「二十六日は雪原先生と会うの?」
1201十二月二十四日。
まだ話を訊けていないジョージと山神の二人を捕まえて、メイはもはや定番となった質問を投げかけた。
「はい。なにかいい案があれば教えていただきたいです」
ぎゅっといつものペンとメモを握ったメイに、まず答えたのは山神である。
「エトワールが選んでくれたものならなんでも嬉しいさ」
それは直も似たようなことを言っていた。
ううん、と首を傾げるメイに言葉を足したのはジョージだ。
「そうだね。何かに関わらず、自分のことを考えて選んでくれたならとても嬉しいよ」
「そういうものでしょうか」
「そういうものさ」
再び山神が肯定し、メイはわかったようなわからないような顔で頷いた。
「二十六日は雪原先生と会うの?」
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DONE雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!……な雪メイのメイちゃんの12月23日。
#雪原誕生日アドカレ2022
三日前。「火村さん、ケーキの作り方教えてくれませんか」
十二月二十三日。
ついに雪原の誕生日まであと三日に差し迫った今日、メイはやはりメモとペンを片手に意気込んでいた。
「珍しいな。どんなケーキが作りてえんだ?」
「雪原先生の誕生日ケーキを」
「ああなるほど。そういやもうそろそろか」
頷く火村にメイは持っていたメモを小さく掲げる。
「はい。みなさんにアイディアいただいて。手作りケーキが提案にあったので、火村さんに教えていただこうと」
「ハハ、そういうことなら任せとけ。雪原先生に喜んでもらえるようなケーキにしような」
「はい!」
ケーキを作るの自体は前日の夜にするとして、どんなケーキにしようか火村と膝を突き合わせて相談する。
1038十二月二十三日。
ついに雪原の誕生日まであと三日に差し迫った今日、メイはやはりメモとペンを片手に意気込んでいた。
「珍しいな。どんなケーキが作りてえんだ?」
「雪原先生の誕生日ケーキを」
「ああなるほど。そういやもうそろそろか」
頷く火村にメイは持っていたメモを小さく掲げる。
「はい。みなさんにアイディアいただいて。手作りケーキが提案にあったので、火村さんに教えていただこうと」
「ハハ、そういうことなら任せとけ。雪原先生に喜んでもらえるようなケーキにしような」
「はい!」
ケーキを作るの自体は前日の夜にするとして、どんなケーキにしようか火村と膝を突き合わせて相談する。
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DONE雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!……な雪メイちゃんの12月22日
#雪原誕生日アドカレ2022
四日前。「雪原先生のお誕生日ですか」
「あー、たしかにもうすぐだね」
十二月二十二日。
メイはもういっそのこと知り合い全員に相談をしようと決め、ナイトと東海林に向かい合っていた。
「そうなんです。そこで皆さんに意見をお伺いしていて」
ペンとメモを握りしめたメイに、ナイトが悩むように指を顎に当てる。
「やっぱり定番はケーキでしょうか」
ケーキ。
たしかに定番中の定番である。思いつかなかったことを不甲斐なく感じつつ、ナイトの隣にいる東海林を窺う。
「まあ……誕生日ケーキは欲しいよね。あと肉」
「やっぱりケーキは必須ですか」
「肉もだって」
頷くメイに東海林が強調して繰り返した。
「……お肉」
正直なところ、雪原が肉を喜んで食べる姿が浮かばない。
931「あー、たしかにもうすぐだね」
十二月二十二日。
メイはもういっそのこと知り合い全員に相談をしようと決め、ナイトと東海林に向かい合っていた。
「そうなんです。そこで皆さんに意見をお伺いしていて」
ペンとメモを握りしめたメイに、ナイトが悩むように指を顎に当てる。
「やっぱり定番はケーキでしょうか」
ケーキ。
たしかに定番中の定番である。思いつかなかったことを不甲斐なく感じつつ、ナイトの隣にいる東海林を窺う。
「まあ……誕生日ケーキは欲しいよね。あと肉」
「やっぱりケーキは必須ですか」
「肉もだって」
頷くメイに東海林が強調して繰り返した。
「……お肉」
正直なところ、雪原が肉を喜んで食べる姿が浮かばない。
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DONE雪原先生の誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!……な雪メイのメイちゃんの12月21日。
#雪原誕生日アドカレ2022
五日前。「雪原先生への誕生日プレゼントか」
「そーいやもうすぐ誕生日だもんなー」
風晴と空田が各々頷く。
十二月二十一日。
雪原の誕生日まであと五日に差し迫ってなお、メイはまだ悩んでいた。
「はい。所長にも聞いたのですが……」
あまり参考にならなかった、というのは心の中に留めておく。
「ちなみに所長はなんて?」
空田が興味津々でメイに訊いた。
「これです」
隠すことでもないので持っていたメモを二人に見せる。
一行目は揃ってスルーしたが、二行目で反応が分かれた。
「……七篠、これ本当にやるつもりか?」
「いいじゃんいいじゃん! 絶対喜ぶって!」
風晴は渋い顔をしているが、空田は結城の意見に全面賛成のようだ。
現状二対一で賛成票のほうが多い。
885「そーいやもうすぐ誕生日だもんなー」
風晴と空田が各々頷く。
十二月二十一日。
雪原の誕生日まであと五日に差し迫ってなお、メイはまだ悩んでいた。
「はい。所長にも聞いたのですが……」
あまり参考にならなかった、というのは心の中に留めておく。
「ちなみに所長はなんて?」
空田が興味津々でメイに訊いた。
「これです」
隠すことでもないので持っていたメモを二人に見せる。
一行目は揃ってスルーしたが、二行目で反応が分かれた。
「……七篠、これ本当にやるつもりか?」
「いいじゃんいいじゃん! 絶対喜ぶって!」
風晴は渋い顔をしているが、空田は結城の意見に全面賛成のようだ。
現状二対一で賛成票のほうが多い。
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DONEきたる12月26日、雪原先生のお誕生日をお祝いするためメイちゃんが東奔西走する――!#雪原誕生日アドカレ2022
六日前。「雪原への誕生日プレゼントぉ?」
めんどくさそうな結城の声が事務所に響いて、メイは小さく肩をすくめた。
十二月二十日。
雪原の誕生日があと六日に迫り、メイは焦っていた。
紆余曲折あって雪原と恋人という関係に落ち着いてから初めて迎える誕生日。
こんなに何も思いつかないものか、と自分を不甲斐なく思ったのは記憶に新しい。というか現在進行形で落ち込んでいる。
「はい。いいものが思いつかなくて……」
一ヶ月前からいろいろ考えてはいたが、どれもピンとこない。
雪原とそこそこ付き合いの長そうな結城なら、と思い切って訊いたのだが。
「そんなんお前、ハトのえさでもあげとけばいいだろ。喜ぶぞー」
「喜ぶのハトでは……?」
761めんどくさそうな結城の声が事務所に響いて、メイは小さく肩をすくめた。
十二月二十日。
雪原の誕生日があと六日に迫り、メイは焦っていた。
紆余曲折あって雪原と恋人という関係に落ち着いてから初めて迎える誕生日。
こんなに何も思いつかないものか、と自分を不甲斐なく思ったのは記憶に新しい。というか現在進行形で落ち込んでいる。
「はい。いいものが思いつかなくて……」
一ヶ月前からいろいろ考えてはいたが、どれもピンとこない。
雪原とそこそこ付き合いの長そうな結城なら、と思い切って訊いたのだが。
「そんなんお前、ハトのえさでもあげとけばいいだろ。喜ぶぞー」
「喜ぶのハトでは……?」