忍の血風録23話 補足23話補足
・柩
実は奈落三羽全員と仲良かった忍
前回とかにちょこって出てきた「協力者」は柩のことでした。
柩と忍の絡みも書きたかったけど流れ的に乗せられず断念
・声
洛陽回想の時からここを意識してました。
万事屋の「きこえてるよ、ずっと」から繋がっていたり
・ろくでなし
追加部分
途中まで原作を深読みしたもの、書いてないセリフも原作通り会話されています。
「もっと」はこの世界線だからこそ入れられた3文字だなと。
この世界線の高杉は、先生から銀時への約束を知っている設定です。
どこかのタイミングで忍の影響で話した、だからこそ、高杉・桂は「先生に会いたい」と願うのと同じくらい「銀時と先生を会わせたい」と強く願っていた。
忍は最初から銀時と先生を会わせるためにターミナルに突入していたので、3人の願いが合わさって、結果先生との会話の延長に繋がった、そんな裏設定があったりします。
原作との違いは、こんな感じで全部少しずつ、忍の影響があります。
転生者一人でどこまで変えられるか突き詰めた結果が、今回の展開だったのかなと。
・頼み
桂、銀時、高杉が忍に松陽を頼み、忍が最後に万事屋に頼む、その構図を作りたかった。
The Final全体的に、忍は「繋げるため」に存在するんだろうなと思いながら書きました。
・松陽先生と忍
追記部分
「成長したな」は2話の「まだまだ成長できる」と繋げました。
忍は最初から村塾3人、特に銀時を先生に会わせるためだけに動いていたけれど、忍にとっても先生は育ての親、父親のような存在だから。
・真選組の尾岸忍
忍は転生者だから、尾岸忍はただの“今回の生の名”。
だから、名前についてどこか客観視しているんですね。
だからこそ、この名の冠に真選組を飾りたい、という考え方になったんじゃないかなと。
3話最終ページで「僕には勿体なさすぎる名字」と言っていた名を、堂々と名乗れるようになった。
そして、今を、未来を共に生きる“真選組”を、自分の本来の名に飾ることで、過去全ての自分を肯定し、未来に繋げたいと意志を固めた、その結果のこの名前でした。
真選組にとって“宮沢賢剣”は真選組として戦う彼の名だったけど、忍にとって“宮沢賢剣”は、自分が逃げるため、隠れるために作った名だから。
そして“忍の血風録”を今後も続けていくために、賢剣の名を捨てることに決めました。
真選組続けるのに賢剣のままだったら“賢剣の血風録”になっちゃうから。タイトル変わっちゃう。
きっと今後、真選組は、テロリストかつ元伝説の攘夷志士である“尾岸忍”を隊員に入れてることで何か色々とあると思うけれど、それも承知した上で彼を引き入れてくれると思います。
あの後モブコップになんか色々とされて、結局なんとか真選組の衣装で帰ってきます。
・黒子野
出したかったから本編でも出しちゃった☆
実は影で忍の影響を一番受けた人なんじゃないかなと。親友だし、賢剣の時もずっと関わってたし。
桂の動き、そして高杉の動きは次に繋がります。
・松陽先生と銀時
もっと先生と銀時が喋ってるシーン見たかった!!!が、シリーズ全体の目標の一つだったりしてました。
つまり高杉が朧から直接血を継いで銀時を早めに送り出したのも、忍が先生の怪我を防いだのも、巡りに巡ってこの会話の時間を伸ばすためでした。
マギの時もそうだったけど、主人公とその親sideの関係が好きなんじゃ……先生と大人銀さんの会話もっと見たかったんじゃ……
セリフちょっとクサいと思ったけど銀さんなら言える。言ってくれる。だって主人公だもん。
次回最終回は完全原作無視で好き勝手やってる後日譚です。お楽しみに!