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    鹿羽🦌

    パロ多め

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    鹿羽🦌

    DONEれさし小説1
    わしのついったアカウントの末尾4桁を入れてね
    色々な亜種ンデのイチャイチャ、流血、死ネタを含みます。閲覧は常に注意。
    スペシャルサンクスはレンデさんとサンデさん
    れさし小説その1穏やかな日差しが遮られた午後。健康的とは言えない、少しだけ重く沈む気圧が世界を包んでいる。弱々しい日差しの残り香に辺り一帯が照らされていた。
    覆う曇り空の下をかつかつと軽い靴底が叩く。名前もないような公園の中、その片隅。唯一薄っぺらい紫外線が差し込むベンチの上に座る人影に、そっと臙脂色を纏った男が近づいた。
    「やぁ、シンデ。」
    名前を呼ばれた彼はベンチ越しからその肩を震わせると、思い切り振りかぶって男の方を見た。やけに驚いている表情の下には昼食なのだろう、紙に包まれバゲットで作られたサンドイッチが握られていた。
    「あ、え、と…こ、こんにちは!レンデ…」
    食べかけのそれを押し込むよう口に入れると、ちらちらと目を合わせたり逸らしながらレンデの方を見た。こんなところで立ち話もなんだろう。ベンチの後ろから回り込むと、シンデは何も言わずとも自分の荷物を避けた。まるで隣に座ってくれとでも言いたげな所作だ。その割には相変わらず視線が泳ぎまくっているが。
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