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    penpen_gusa57

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    penpen_gusa57

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    会話だけしかない。転生して仲良くなったのに輪廻して同じ事を繰り返すとしたら、こんな展開もあるかもしれないなぁと思いながら書いてました。
    ロウヒーロー君VSカオスヒーロー君。ロウ→主人公←カオスな三角関係。

    『………』
    「……フツオ君。
     まだ、目は覚めませんか…」
    『……』
    「…わかっています、その為に…必要なんですね。」
    『……』
    「…以前、僕は自分の意思ではない者達に操られてきました。
     だけど、今は違う…。
     フツオ君…僕は、君から許しを得るつもりはありません。
     次に会う時、君から咎められようとも、僕は…」
    『………』
    「フツオ君……
     ……フツオ……好きだ……君が……
     嘘を、ついてきた…フツコへの想いと君への想いは、違うものだと知っていた……
     僕は……君が好きだ……僕を好きと言ってくれた君を…僕だけのものにしたい…
     だから……だから僕は、今度は自らの意思で、救世主になる。
     神ではない、君に…魂を捧げる。」
    『………』
    「…!
     涙…?
     フツオ君……ああ、フツオ君…!」
    『………』
    「…大丈夫、今度は…自らの意思で救世主になるのだから…
     この魂は、君のものだ…誰にも奪わせはしない、君以外の誰にも……」
    『……』
    「……さようなら、フツオ君……
     また会おう、来世で……
     その時……僕は…また、君に…」

    「ヨシオ、お前…」
    「…ワルオ君、また、会いましたね。」
    「……ちっ…反吐が出る顔してやがる。」
    「そう言う君の顔は笑っていますが?」
    「ああ——あの時のお前とは、違うからな。」
    「ええ、そうです、…あの時のメシアではありません。」
    「漸く、サシでやり合えるってわけか。」
    「…そう言いながら、刀は抜かないんですね…」
    「やり合う前に聞きたいことがあるんだ、こっちはな。」
    「答えられるものであれば。」
    「あいつは——フツオは何処に行った?」
    「…………」
    「おい、知ってるんだろ、途中まで一緒だったはずだ。」
    「フツオ君は…ここにはいません。」
    「どういう…」
    「永遠に終わらない夢の中にいます。
     夢の中で彷徨い続けているんです。
     夢を終わらせるには……僕達の魂が必要です。」
    「…なるほどな。
     どんな道を辿ろうと、最終的に俺達は夢に還ってくる。
     そこにフツオが先に行っちまったって事か。」
    「…君ならわかると思っていました。」
    「お前が救世主なんかにならなきゃ丸く収まる話だ。」
    「いいえ、なる必要があります。
     …君は力を求める渇いた魂、僕は、神に捧げられし魂…
     秤にかける為には、どちらも欠けてはなりません。」
    「秤って、まさか…」
    「…秩序も混沌も、傾いて均衡が崩れては人の生きる世の為にはならない…
    フツオ君は、僕達を導いてくれる天秤です。」
    「勝手に決めやがって!
     フツオが望んだ事でもないくせに」
    「僕も…同感です。
     しかし、乗せるものが無ければ天秤はただの道具。
     彼の魂は、永遠に夢の中を彷徨い続けるだけです。」
    「だから救世主とやらになってあいつを助けるって?
     はっ…綺麗事に振り回されるフツオがつくづく哀れだぜ。」
    「ならば君には、フツオ君を救う方法が他にあるとでも。」
    「どうだってするつもりはない、彷徨い続けるのだってあいつが望んだ事だろう。」
    「何を言って——」
    「ヨシオ、お前は知らないだろうな、フツオがどれだけお前に怯えてたか。
     神に傾倒したお前を見るのが怖いっていつも言っていたあいつが、今のお前を見たらなんて言うだろうな。」
    「…………例え、そう思われても、フツオ君を救う為なら構わない。」
    「それが偽善だって言ってるだろうが!
     フツオをお前の都合のいい道具にするんじゃねえ!」
    「…っフツオ君を道具のように都合良く駒扱いしていたのは、君も同じでしょう!」
    「お前にあいつの何がわかる——フツオはな、お前の事ずっと気にして見てたんだ、その結果がこのザマだ!
     そんな格好して、救世主気取りでフツオの事も考えずにただ夢から覚まそうなんざ
     甘ったれたこと言っているんじゃねえ!」
    「——ワルオ君、やはり、君とは分かり合えないようですね。」
    「ああ、わかり合ってたまるか!」


    「っがは……!」
    「はぁ……はぁ……ヨシオ、お前……何故、俺に手を抜いた…!」
    「ごふっ……元々…こうなると…分かっていました……
     どうせ、僕は……神に捧げられる魂なんです…フツオ君の為に、必要ならばっ……」
    「綺麗事を抜かすな!俺は、お前を——っぐぁ?!」
    「…最後まで、気を抜くなと…言う事ですよ…
     綺麗事を、抜かすなと…どの口が…
     死なば諸共…道連れにしてやる…」
    「っ、ヨシオ……お前っ…」
    「言ったはずですよ…以前の、僕とは違うと……君が最初に、気付いたでしょう…」
    「くそっ……」
    「…これ以上、罪を重ねて欲しくはないのと…っフツオ君の、為には…君の魂も、必要です…」
    「…んの野郎っ……やりやがったな……」
    「…君だって、どうせなら…悪い夢より、良い夢を見たいでしょう。」
    「へっ…ヨシオ…言っておくぜ…
     俺は…最初に、カオスになった時も、今も…っ悪い夢だとは思ってないからな…」
    「ああ、そうでしたね…君は、起こされることを嫌がっていた…
     また、夢を見て寝るといい…フツオ君に会うまで…」
    「………」
    「……ああ、先に、行かれたか……失敗したな…弾を、込めておけばよかった……」

    「…フツコ……守れなかった……代わりに、フツオ君を…守り、たかった…のに……
     フツオ君………フツオ……会いたい……君に…っまた、好きと…僕を…捧げるかわりに、また……友達、と……」
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