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    kiirohitoKG

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    陛下の陛下がコポルクしちゃって結局麿の方がしんどくなるやつ

    #ガ清
    gaiqing

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    kiirohitoKG

    PROGRESS投稿企画のサンプル的なもの
    一章?
    「ゆびきりげんまん、な」
     差し出された立てた小指。それを不思議そうに、首を傾げてガッシュが見つめている。
    「あれ……もしかして、ゆびきり、知らないか?」
     うなずく子供に、彼は故郷でどのように過ごしていたのだろう、と。清麿は思わずにはいられなかった。

     退院を祝ってくれた金色の子供に話したいことがある、と耳打ちをしたのは数時間前の朝のこと。数日ぶりに部屋に帰れば、放り出したままだった通学鞄はきちんと机の傍に掛けられ、破れて汚れた制服はシャツだけが新品をおろして繕われてたものがハンガーに吊るされていた。
    (お袋……)
     それをしてくれたであろう母親は、今は買い物に出かけている。
    「ははのひ?」
     そして、ガッシュに話したかったのはそのことだ。
    「次の日曜がさ、ちょうどその日なんだよ」
     去年の母の日はどうしただろう。小遣いでカーネーションの一本くらいは買ったような気もするが、あの頃のことはよく思い出せない。ちょうど、周りからの態度が変わり始めた頃。はじめて受けた『定期テスト』と言うものの結果の掲示に自分は『普通』とは違うと突きつけられて……記憶に蓋をして蓋をして、ずっと考えないように 2273

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    じろ~

    PAST昔出した倫慎本に載せた小説です。支部に載せているものと同じですがせっかくなのでこちらでもポイポイしておきます!
    最果てに咲く 今日もいつも通りの時間に目が覚めた。ベッドから起き上がり、体温を測る。もう何年も身体の心配をされる生活を続けてきたため、朝に体調確認をする癖がついていた。今日は平熱で、頭痛も何もない。健康そのものだ。
     良かった、今日も無事に訓練が出来る。そう思い、慎は手早く準備を済ますと合宿所に向けて出発した。何も変わったことのない、いつも通りの一日が始まった。
     この時は、そう思っていた。
     
     
     誰よりも早く訓練施設につき、準備運動を始める。慎は他のヒーローと比べて訓練期間が大幅に遅れている。少しでも皆に追いつくために、訓練日は早く来てグラウンドを走ったり、筋トレを行うなど、体力づくりを自主的に行なっていた。
     朝のルーティンワークをこなしている間に、他のヒーローが次々と集まってくる。良輔と挨拶を交わした後、「あんまり朝から飛ばすと大変だぞ。無茶するなよ」と釘を刺され苦笑した。良輔は今でも慎の体調をよく心配してくれる。その優しさに感謝しながらも、良輔自身ランニングをしてきたのか既に薄ら汗をかいてるのを見て、敵わないなぁと慎は胸中で軽くため息をついた。彼のようになるには、何倍も努力が必要なのだ。自分も、もっと頑張らなくては。
    10911