イツキが曇り始めたきっかけがあれだし、時折繁華街で遭遇する酔っ払いにゴミを見る目を向けているのを知っているタケハル、成人後にふたりで会うときはそれとなく飲酒は避け、イツキのいないところでは徹底的に自分の限界を把握し酔わない飲み方を身につけ何がなんでも酒で醜態を晒すまいとかたく誓っていた。
(酒強そうに見えるしそう振る舞うけど酒量も強さもめちゃくちゃ強くはなく概ね人並み程度、飲食店経営だけあって美味い酒は知ってて、たまに仕事の付き合いで行くキャバでは悪酔いしてるクソ客をぶちのめして嬢と黒服を惚れさせている)
一方、酒関係で前々から気遣われていたところまでは流石に察していてありがたくも申し訳なく思っていたイツキ、PPP後、ある程度気持ちの整理はついたし出来ればこれから先楽しいことなんでもガっちゃんとしたいので、何かの折に一緒に呑まない?と持ちかける。
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