女王様大寿くんと犬の三ツ谷くん
「三ツ谷、爪。」
大寿くんが足を伸ばす。俺はすぐさま持っていたスマホを置き、道具を持って彼の足元へと跪いた。恭しく差し出された踵を持ち上げると胡座の上に広げた布の上へ供え、大寿くんの爪を切っていく。はじめの頃は対面の姿勢で人の爪を切るなんて慣れていないのと間違って身も切りそうな怖さで、時間を掛けすぎて大寿くんにもういいと中断させられることもあった。だが今ではそんなことももうない。パチンパチンと子気味よく、決して深爪なんてしないように最善の注意を払って爪切りを動かした。
両足ともヤスリまでかけ終わると、大寿くんは三角座りのような体勢になって切られたばかりの爪をなぞり出来栄えを確認する。俺は餌を前に待てをかけられた犬のような気持ちで大寿くんからの言葉を待っていた。
「よくやった。」
大寿くんからお褒めの言葉。バクバクと心拍数が上がる。大寿くんは主人として出した命令を犬が遂行出来れば必ずご褒美をくれる。だから今日は何をして頂けるのだろうと俺は彼の次の一挙一動に釘付けになった。
「んな顔して見てんじゃねぇよ。」
大寿くんはそんな俺をハッと鼻で笑う。いけないいけない、ご褒美を催促するような犬は良い犬じゃない。
俺はきちんと正座に座り直すと、自分の立場を理解していることを示すために「ワン」とひとつ鳴いた。
「上出来。」
大寿くんは右の口角をだけ上げて笑い、俺に服を脱げと命令した。シャツも靴下もパンツも全部脱いで、全裸で再び彼の元へ跪づくと、次はそのままヌけと指示された。
俺は大人しく従順に彼によく見えるように足を広げる。
大寿くんに見られている。その視線だけで既に半勃ちな息子を優しく包んで上下に扱き出す。大寿くんはソファーに座ったままじっと楽しそうに俺をみていた。声をかけられる訳でもなく、触らせてもらえる訳でもない。本当に見られているだけ。
やっていることは普段1人でしていることと何ら変わりないのに、大寿くんが目の前で俺の痴態を見ているというだけで既に出してしまいそうだった。
「は、はっ、大寿くん、もっ、出したいです。」
「…まだダメだ。」
まさかの大寿くんからのお預けが出てしまい、俺は息子の根元をギュッと握らざるを得なくなった。なんとか命令違反は阻止したが、もう出る寸前だったそこは押さえるだけで大分痛い。ふーふーと荒い息のまま、早く出したくて大寿くんに鋭い視線を送ってしまう。
「随分反抗的だな。」
そう言うと、大寿くんは反り勃った息子に優しく足の裏を擦り付けた。ぞくぞくぞくっと強烈な快楽が背筋を駆け上り、血流となってちんこに流れ込む。そしてそれは根元を締め付ける自分の手によって痛みに変わった。
目の奥から涙が滲んで、戒めている手を離しそうになる。
「っ、た、たいじゅくんっおねがい、しまずッ」
イかせてください。と俺は頭を垂れて懇願した。大寿くんは少し悩む素振りをした後、仕方ねぇな。と足の動きを止める。
「ほら、イけ。」
大寿くんからお許しがでて手を離した瞬間少し大寿くんの足の裏にちんこの先が擦れて、それだけで彼の足を白く汚してしまった。粘ついた白が整えたばかりの爪先を汚している。綺麗にしなければと掃除の許可を貰うより前に、大寿くんが濡れた足を俺の胸に押し付けた。精液を繰り広げるように足先が胸の上をすべっていく。
「いっぱい出せたな。もう満足か?」
その一言で、出したばかりのちんこはまた硬さを取り戻す。そしてヘソの下まで降りてきた大寿くんの足に触れた。俺の期待に気づいた大寿くんはニヤリと笑い、足を引っ込めるとソファーの上で両脚を大きく開いた。
「もっとご褒美が欲しいなら、何するべきか分かるよな。」
人差し指でComeと呼ばれた俺は、大寿くんのスボンのファスナーを咥えた。
ご主人様のナカに入れさせて貰えるよう、犬の奉仕が始まったのである。