瞳の恒星/焦がれて、焦がして※メリーバッドエンド
※謎設定
※死ネタ(老衰)
※明るくはない
大典太の目の前に、男が降ってきた。
文字通り、上空から落ちてきた。
驚き避ける間もなく、男は大典太の顔を両手で掴み左目を覗き込んでくる。
「ちょ、あんた、何、誰、」
「……」
男は頭からツノのようなものが生えており、なにやら風変わりな服を着ている。大典太は慌てて男を引き剥がし困惑の表情で問うた。
「あんた、何者だ……?」
「……この星で言うところの、『宇宙人』だな」
「遠くから地球を眺めてたら、キラッと何かが光ったんだ。何が光ったのか確かめにここまで来てみた」
宇宙人……『オニマル』と名乗ったその男は淡々と説明をするが、大典太はもう何から信じていいのか分からない。
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