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    弟月カオル(Otoduki k)

    @madochan_sanpo

    読み専です。2025年1月20日、現在はジノマロ鑑賞、連絡用アカウント。
    R18成人向けのタグがある記事は年齢に満たない方の閲覧はご遠慮ください。
    ・ただの語り→制限なし
    ・全年齢向け原作に明言されていないカップリング→こそフォロワーのみ
    ・R18→こそフォロワーのみ
    試験的に制限。元ネタが権利関連の問題が付いて回るため、リアルだと犯罪系。

    アイコンは急ごしらえ。私個人はジ推し、攻めも受けも見たいのですが他の方に話しかけるときは相手の方の方針を尊重します。
    他担、箱推しは構いません。同担は歓迎したいのですが怖がりなので様子を見ることが多いです。
    原作を尊重した健全箱推しも好きです。

    取り扱い、調子に乗って増えました。二次創作恐怖症を克服中
    ジ/マ、弓/槍

    今後変更されたり追加があるかもしれない地雷の恐れ事項
    逆といううより受が積極的くらいです。
    マ/ジ【逆カプ】できるだけジマになるようにします。ほぼジマで固定になりそう。
    槍弓、私が逆でも気にしない派なのでできるだけ固定にしますがダメならワンクッションして逆にします。なんとなく二次だと弓攻め、槍受けが多いという勝手な印象です、でも見出しだけで読む勇気無し…
    月風二次関連のポスト再掲載、試練ジャンルなど表xアカウント取り扱いとの統合

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    POIPOI 28

    シレンが多少しゃべります。
    今でもシレンとコッパが神庭学園(かんば学園、世紀末デイズ)の戦友と和気あいあいしているところを空想する。大怪我して帰還、保健室に担ぎ込まれるが医療班の手当で回復。休みながら今までの旅を振り返っていたら葵と仲間達がお見舞いに来て…
    「俺は君達に大切な事を教える事ができただろうか」
    コッパ視点、5→世紀末デイズ→3と続くだろう空想小説。

    初版2021年08月15日

    世紀末デイズ×風来のシレン5お別れシレン「大切な事、教わったさ。黒羽もこうして元気になった。」
    天霧 葵(あまぎり あおい)教室で最初に出会い避難所まで彼の妹(黒羽ちゃん♪)を探してやった。大変な旅だったが…
    「そっちこそやっとワタシの扱いに慣れたナ。」
    スマホとかエーアイとか言う光る御札がいつもの生意気な事を言った。いつも通り返してやる。
    「オイラの粋でいなせな魅力には敵わないさ。」
    「コラこのイタチ!」
    「ヒヨちゃん、怒らないであげてね…」
    黒羽ちゃんが撫でてくれるからまあ良い。
    珍しく弱気な事を言う(言葉を発すること自体珍しいが!)相棒に話しかけた。
    「シレン、どうしたんだよ?」
    そいつは少し見間違いでなければ寂しそうな眼差しをしていた。
    「もし俺が居なくなっても、大丈夫か?きっと来るべくしてここへ迷い込んだのだろう…
    役目が終わった様な気がする。どこか行かなければ、とそんな気がするんだ。」
    保健室の中がしんと静まり返る。オイラもそんな気が最近していたのだ。
    でも…オイラより先に声を出した男がいた。

    「シレン!勝手にいなくなったら承知しないからな!もしどうしても…のときは伝えてくれ。」
    「葵…」
    そこには夏に会ったときより強い意志を持った葵がいた。
    「葵…強くなったな。」
    やっとシレンも笑ってくれた。
    「大切な事、時にはかっぱらいをしたり腐った飯を口にしてでも死なない為に生きろ。まだ教えられることはあるな」
    いつもの相棒だ。いつもの…違和感に気づく。
    「おい、髪の生え際…眼も…なんか紫色になってんぞ…」



    別の意味で保健室の時間が一瞬止まるが
    「ウーム、ハハハ、お前も少し共鳴したのかもナ。」
    「あの、シレンさん鏡見ます?」
    黒羽ちゃんに小さい鏡を借りた相棒はそっと覗き込んだ。
    髪の色が茜色に菫色が少し混ざっている。瞳の色は茜色からほぼ菫色に変化していた。
    ヒヨが言うにはオモイカネに共鳴した子供がアルビノ、白銀の子となる場合があるそうだ。
    実際に見てきたがまさか。
    「えっでも色が少し変わるだけというのは?」
    「そこまではワカラン」
    「でも俺のオモイカネが刺さった方の眼もあの時から変わっていない」
    今のところ直ちに体に障ることはないらしい。
    「まーイメチェンだと思え」
    ヒヨはそう締め括った。
    フフッと笑う声が聞こえた。滅多に表情を変えないアイツ。
    「この先どんな運命が有ってもやっていける気がした。」
    もうそこに弱気な風は無い。ああいつもの相棒だ。
    どうかこのひとときがずっとじゃないのはわかっている。あともう少しだけ続くように。



    終わり
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