オマジナイ(遊戯王ARC-V ユーリ×女夢主)この日の放課後、ユメは図書室で一人勉強をしていた。
周りに生徒はおらず、彼女は黙々と問題を解いていく。
(……えーっと。これどうやって解くんだっけ?)
親友が貸してくれたノートをペラペラと捲っていると―
「―ユメさん。今いいかしら?」
彼女の視線にショートヘアの女子生徒、もう一人は腰まであるロングヘアーの女子生徒が立っていた。
「え? あ、えっと……」
(あれ? この人達どこかで見たことある……?)
「突然声をかけてごめんなさい。三年のFです。こちらは三年のEです」
ロングヘアーの女子生徒がショートヘアの女子生徒に視線を向けながら答えた。
「どうも」
ショートヘアの女子生徒はぶっきらぼうに返事をした。
「ど、どうも……あ、あの、先輩達、わたしに何かご用でも……?」
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