いつだって、あなたにベタ惚れ。「すまない司くん。ちょっといいかい？」
「ん？どうした、類？」


練習終わりの更衣室。
既に着替え終わった類が、思い出したようにオレに話しかけてきた。



「今日はちょっと用事があってね。一緒に帰れないんだ。すまない。」
「ん、そうなのか。まあ気にするな！」
「ありがとう。それじゃ僕はお先に」



そう言うと、スっとオレを抱きしめてくる。
そのままオレの額にキスを落とし、頭を撫でてから、立ち去る。



…………顔を真っ赤に染めた、オレを残して。






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類と付き合うようになってから、早数ヶ月。

オレは、ある悩みを抱えていた。



それは、類が全く照れないことだ。




類は、いつだって余裕で。

学校なんかでは何時も通りだけど、二人きりになった途端、オレのことをとても甘やかしてくる。

終わりまでの、カウントダウン。キラキラと光る、ガラス製のそれ。

前までは綺麗なピンクに染まっていたそれは……どす黒い黒と青で、ほとんどが覆い尽くされている。


ああ、汚いなあ。

そう思いながら、手元の時計を見やる。





カウントダウンは、もうすぐだ。









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「……クリスマスショー、無事終了だ！皆よく頑張った！」


その言葉にえむは歓喜し、寧々は安堵し、類は笑顔を向けてきた。
皆一様に元気そうに見せるが、疲労が隠しきれていない。



１２月２５日。
２３日から２５日限定で行われたクリスマス限定ショーは、立ち見もできるほどの大盛況となった。

今年のショーは、去年もやった寧々が主役の話の続きとも言える内容だ。
かつて手助けしたサンタの少年に危機が訪れ、それを寧々扮する少女が機転を利かせて手助けする、というもの。

類司/潮汐面对我的询问，显然天马司无法给出令人满意的答复。反应迟缓加上瞳孔呈现出些微扩散的状态，大约是精神类药物所致。提交检验科的血检样仍需要一定时间才能出结果，问询的其他人都已经离开去忙其他手头的案子，现在只有我陪在天马身边。为了防止出现什么意外，我用桌上的手铐将自己的手和他的手锁在一起。

他的状态比刚来这里时好了很多，此刻正坐在待客的沙发边缘，用手指撕开包装把红豆面包扯成细条状再塞进嘴里，因这动作，几颗暗红的果实掉到天马的腿面上。我下意识想递两张手纸给他，但在我找到纸盒之前，他眨着眼睛，轻巧地把那几颗豆子用指尖碾碎，愉快程度可以说像是找到了称心的玩具。

医学领域或许将这种现象称之为幼儿退行，想来让其他人来看，给出的结果也会在高中生与大学生之间。当然，大部分人本应熟知天马司这一名号背后的意义。这位青年演员在大学就读期间就以在当年斩获大奖电影中出演配角表现出的强大演技广为人知，多少影评人将他形容为演艺界一颗冉冉升起的新星。在我的记忆中，那时的天马司寄托着很多人闪耀璀璨的希望，尽管这颗希望似乎泯灭的速度有点快。

【類司】好男人值得品嘗「類，你在幹嘛？」司努力要撥掉類伸入他衣服下襬的手。
「呵呵，還不是司君穿得太性感，讓我忍不住想嘗嘗味道。」
類的手指撫摸司腹肌的溝槽，又擦過因後仰而微微鼓脹的斜肌。司並非壯碩的類型，不過一年來作為演員的鍛鍊讓他的身材變得精實。腰部勁瘦，人魚線延伸到腰帶以下，引人遐想。
「啊啊，手感真好，司君到底是怎麼練的……」
「那要問你自己！」司反而羨慕類，覺得類的肌肉比起自己的更細緻優雅，線條更流暢，其中卻蘊含不容小覷的力量。
「不，司君的才是真的，我只是隨便跑上跑下——」
「隨便……」司憤而咬牙：「隨便就能練得這麼好，這就是天賦異秉嗎？」
「好了，司君，別生氣，你的身材可是人人稱羨。現在流行『穿衣顯瘦，脫衣有肉』來著。」