君とずっと森奥でひっそりと暮らすフェス代と願いが叶うと聞いてやってきた白百合ショタ
この後えちな話になるかもしれないしならないかもしれない
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「ねぇ君。大丈夫?」
「…誰ですか……?」
もう真っ白い月が顔を出し、微かな光が空を照らす頃、紫の髪の青年はうずくまっている少年に声をかけた。昼から何時間も人の家の周りをぐるぐると回って、終いには疲れてしまったのか茂みに隠れて座り込んだ少年。その様子をこっそり観察していたのだが、紫髪の青年……類はここには滅多に来ない来訪者に気になって家から出た。
「僕はこの家に住んでる者だけど、何か用事でもあったのかな」
「この家の主…!!まさかあなたはあの噂の」
「…どんな噂をされているか知らないけれど、まずは質問に答えてくれない?」
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