Lupinus @lupi_eggplant テキストを投げ込むスペース/主刀/ファンチェズ ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 56
Lupinus☆quiet followDONEモブ(複数)×モクマさん 情緒のないR-18 エンファの「モクマさんの諜報技術」って具体的に何やったんですか?の気持ちで書いた エンファのネタバレとその場で思いついた感じの捏造を含みます 一カ所だけハートマークがある Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow LupinusDONEウィリアムズ親子ワンドロワンライ テーマ「雨水」ルーク15歳くらい 一緒に暮らしてた頃のある冬の朝 ※後半は韓国語訳です테마 「우수」루크 15세 정도 함께 살았던 때의 어느 겨울의 아침 ※후반은 한국어 번역입니다60 min in Williams 「雨水/우수」「ちぇー。結局、雪にはならなかったんだね」 朝起きてすぐにカーテンを思いっきり開けて、その瞬間視界に飛び込んできたのは窓ガラスを伝う雨のしずくだった。 それからずっとふてくされてる僕に、朝ご飯の用意をしながら父さんが笑いかける。 「ああ、思ったほど寒くならなかったみたいだな。 もともと今日は家でゆっくり映画を見ようって予定だったし、別に雨でも……それとも、雪のほうが嬉しい理由でもあるのか?」 「だって今は冬だし、どうせなら雪が見たくない?」 「ははは! そりゃ雨は冬じゃなくどの季節でも降るからな、新鮮味がないって? だがエリントンの雪だって、そこまで珍しくもないんじゃないか」 「そ、それはまあ、そうなんだけど」 2453 LupinusDONEウィリアムズ親子ワンドロワンライ テーマ「幽霊」ルークが警察官になった頃の話 ルークも父さんも出ないモブ同士の会話 ※後半は韓国語訳です테마 「유령」루크가 경찰관이 되었을 무렵의 이야기 루크도 아버지도 나오지 않는 몹끼리의 회화 ※후반은 한국어 번역입니다60 min in Williams 「幽霊/유령」「ねえ、知ってる? 最近、ここに幽霊が出るって噂」 「えっ? ここって、このリカルド国家警察本部のことか?」 休憩室で話を振ると、同僚は何を言われたかわからないって顔で聞き返してきた。 「そう、ここリカルド国家警察本部によ! なんでも、昔……ってほど前でもないけど、十年近く前に殉職した国家警察官らしくって」 「え……まだ十年経ってないなんてつい最近じゃないか、俺たちがここに配属される直前くらいだぞ」 ウォーターサーバーの前で、水の入ったカップを持って同僚は首を傾げている。 「よれよれのトレンチコートにぼさぼさ頭に無精髭の中年男性で、特に恨めしげな雰囲気とか儚げな空気をまとってるわけじゃなくて、普通に私たちと同じようにその辺をぶらぶら歩いてるんだって。 3777 LupinusDONEウィリアムズ親子ワンドロワンライ テーマ「コーヒー」 後半はPapagoによる韓国語訳です 후반부는 파파고의 한국어 번역입니다60 min in Williams 「コーヒー/커피」「ねえ、父さんはコーヒーって好き?」 正直、どう考えても不自然な質問だと思う。 今は二人揃った夕食のあとの団欒のひとときで、今のところ我が家には食後のコーヒーを楽しむ習慣はないから、本当になんの関係もない話をいきなり始めたことになる。 「うーん。そこまで大好きってほどじゃないが、気分転換にオフィスで飲んだりはするよ」 ソファで新聞を読んでいた父さんは、特に突っ込みもせずにそのまま答えてくれた。 別にやましい理由があるわけじゃないし、どうしてこんなことを知りたいのかって聞き返されたらちゃんと説明できるけど、なんとなくそのまま答えてくれたことにほっとする。 「砂糖やミルクは入れるほう? それともブラックが好み?」 3118 LupinusDONEウィリアムズ親子ワンドロワンライ テーマ「カウントダウン」エリントンのカウントダウンイベントに出たいルーク15歳と父さん ※後半はPapagoによる韓国語翻訳です 후반부는 파파고의 한국어 번역입니다60 min in Williams 「カウントダウン」「父さん、今年こそ大晦日のカウントダウンに行ってもいいよね?」 「ん? ああ、もうそんな季節だったか」 「とぼけないでよ、もう十二月だろ……それで、行ってもいいんだよね? 僕だってもう十五歳だし、夜更かしもできるようになったし」 新年を迎える瞬間のカウントダウンは、エリントンでもホリデーシーズンの一大イベントだ。 施設にいた頃はとっくにベッドに入っていたし、父さんのところに来た頃の僕はまだ小さくて、テレビの生中継さえ見せてもらえなかった。 だけど今年こそ、ちゃんとお願いして父さんに許してもらうんだ。最近はお昼に仮眠を取ったりして、がんばって夜遅くまで起きていられるようになったんだから。 「大晦日か……うーん、そうだなあ。 3222 LupinusDONEウィリアムズ親子ワンドロワンライ テーマ「寂しさ」ルークがいない夜のエドワード・ウィリアムズ 本編のネタバレがあります 1295 LupinusDOODLE若チェの側近時代にあいつの決め台詞を口にするファントム 若チェとモブ部下たちがいます ファンチェズというほどではない主従 ファがいるのでネタバレ 1665 recommended works 6号室DONEうちの兄妹審神者と初期刀 6号室DONEちびさにんば 6号室DONEさにんば本丸の初期3振 2 NorskskogkattaPAST主くり編/近侍のおしごと主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀主の部屋に茶色いうさぎが居座るようになった。「なんだこれは」「うさぎのぬいぐるみだって」「なんでここにある」「いや、大倶利伽羅のもあるっていうからつい買っちゃった」照れくさそうに頬をかく主はまたうさぎに視線を落とした。その視線が、表情が、それに向けられるのが腹立たしい。「やっぱ変かな」変とかそういう問題ではない。ここは審神者の部屋ではなく主の私室。俺以外はほとんど入ることのない部屋で、俺がいない時にもこいつは主のそばにいることになる。そして、俺の以内間に愛おしげな顔をただの綿がはいった動きもしない、しゃべれもしない相手に向けているのかと考えると腹の奥がごうごうと燃えさかる気分だった。奥歯からぎり、と音がなって気づけばうさぎをひっ掴んで投げようとしていた。「こら! ものは大事に扱いなさい」「あんたは俺を蔑ろにするのにか!」あんたがそれを言うのかとそのまま問い詰めたかった。けれどこれ以上なにか不興をかって遠ざけられるのは嫌で唇を噛む。ぽかんと間抜けな表情をする主にやり場のない衝動が綿を握りしめさせた。俺が必要以上な会話を好まないのは主も知っているし無理に話そうと 1308 NorskskogkattaPAST主麿(男審神者×清麿)主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀今まで審神者の分は買ってなかったのに唐突に自分の時だけ買ってきて見せつけてくる主におこな清麿「ほらこれ、清麿のうさぎな」「買ったんだね」主に渡されたのは最近売り出されているという僕ら刀剣男士をモチーフにしたうさぎのぬいぐるみだ。面白がって新しい物が出るたびに本刃に買い与えているこの主はそろそろ博多藤四郎あたりからお小言を食らうと思う。今回は僕の番みたいで手渡された薄紫色の、光の当たり具合で白色に見える毛皮のうさぎに一度だけ視線を落としてから主の机の上にあるもうひとつの僕を模したうさぎを見やった。「そちらは? 水心子にかな」「ほんと水心子のこと好きな」机に頬杖を突きながらやれやれと言った感じで言う主に首をかしげる。時折本丸内で仲のよい男士同士に互いの物を送っていたからてっきりそうだと思ったのに。「でも残念、これは俺の」では何故、という疑問はこの一言ですぐに解消された。けれどもそれは僕の動きを一瞬で止めさせるものだった。いつも心がけている笑顔から頬を動かすことができない。ぴしりと固まった僕の反応にほほうと妙に感心する主にほんの少しだけ苛立ちが生まれた。「お前でもそんな顔すんのね」いいもん見たわーと言いながらうさぎを持ち上げ抱く主に今度こそ表情が抜け落ちるのが 506 NorskskogkattaPAST主村/さにむら(男審神者×千子村正)主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀なんだかよくわからないけどうさぎのぬいぐるみが気に入らない無自覚むらまさ「顔こわいんだけど」「……huhuhu、さて、なんででしょうね?」近侍の村正がいつも通り隣に控えてるけどいつもより笑顔が怖い。手の中には村正と同じ髪色のうさぎのぬいぐるみがある。休憩中の今は最近販売されたそれを手慰みにいじっていたのだった。「尻尾ならワタシにもありマスよ」ふわふわの丸い尻尾をつついていると村正が身体を捻って自分の尻尾をちょいちょいと触る。普段からそうだけど思わせぶりな言動にため息が出る。「そういう無防備なことしないの」「可笑しなことを言いますね、妖刀のワタシに向かって」刀剣男士には縁遠い言葉に首を傾げつつも村正はいつもの妖しげな笑いのままだ。わかってないなぁとやり場のない思いをうさぎに構うことで消化していると隣が静かだ。ちらっと横目で見てみると赤い瞳がじっとうさぎのぬいぐるみを見つめている。その色が戦場にある時みたいに鋭い気がするのは気のせいだろうか。「なに、気になるの」「気になると言うよりは……胸のあたりがもやもやして落ち着きません」少しだけ意外だった。自分の感情だったり周りの評価だったりを客観的にみているから自分の感情がよくわかっていない村正 828 NorskskogkattaPASTさにちょも審神者の疲労具合を察知して膝枕してくれるちょもさん飄々としてい人を食ったような言動をする。この本丸の審神者は言ってしまえば善人とは言えない性格だった。「小鳥、少しいいか」「なに」 端末から目を離さず返事をする審神者に仕方が無いと肩をすくめ、山鳥毛は強硬手段に出ることにした。「うお!?」 抱き寄せ、畳の上に投げ出した太股の上に審神者の頭をのせる。ポカリと口を開けて間抜け面をさらす様に珍しさを感じ、少しの優越感に浸る。「顔色が悪い。少し休んだ方がいいと思うぞ」「……今まで誰にも気づかれなかったんだが」 そうだろうなと知らずうちにため息が出た。 山鳥毛がこの本丸にやってくるまで近侍は持ち回りでこなし、新入りが来れば教育期間として一定期間近侍を務める。だからこそほとんどのものが端末の取り扱いなどに不自由はしていないのだが、そのかわりに審神者の体調の変化に気づけるものは少ない。「長く見ていれば小鳥の疲労具合なども見抜けるようにはなるさ」 サングラスを外しささやくと、観念したように長く息を吐き出した審神者がぐりぐりと後頭部を太股に押しつける。こそばゆい思いをしながらも動かずに観察すると、審神者の眉間に皺が寄っている。「や 1357 NorskskogkattaMOURNING主くり共寝した次の日の寒い朝のおじさま審神者と大倶利伽羅寒椿と紅の花 ひゅるり、首元に吹き込んだ冷気にぶるりと肩が震えた。腕を伸ばすと隣にあるはずの高すぎない体温が近くにない。一気に覚醒し布団を跳ね上げると、主がすでに起き上がって障子を開けていた。「あぁ、起こしてしまったかな」「……寒い」「冬の景趣にしてみたのですよ」 寝間着代わりの袖に手を隠しながら、庭を眺め始めた主の背に羽織をかける。ありがとうと言うその隣に並ぶといつの間にやら椿が庭を賑わせ、それに雪が積もっていた。 ひやりとする空気になんとなしに息を吐くと白くなって消えていく。寒さが目に見えるようで、背中が丸くなる。「なぜ冬の景趣にしたんだ」「せっかく皆が頑張ってくれた成果ですし、やはり季節は大事にしないとと思いまして」 でもやっぱりさむいですね、と笑いながらも腕を組んだままなのが気にくわない。遠征や内番の成果を尊重するのもいいが、それよりも気にかけるべきところはあるだろうに。「寒いなら変えればいいだろう」「寒椿、お気に召しませんでしたか?」 なにもわかっていない主が首をかしげる。鼻も赤くなり始めているくせに自発的に変える気はないようだ。 ひとつ大きく息 1374 NorskskogkattaMOURNINGさにちょも桃を剥いてたべるだけのさにちょも厨に行くと珍しい姿があった。主が桃を剥いていたのだ。力加減を間違えれば潰れてしまう柔い果実を包むように持って包丁で少しだけ歯を立て慣れた手付きで剥いている。あっという間に白くなった桃が切り分けられていく。「ほれ口開けろ」「あ、ああ頂こう」意外な手際の良さに見惚れていると、桃のひとつを差し出される。促されるまま口元に持ってこられた果肉を頬張ると軽く咀嚼しただけでじゅわりと果汁が溢れ出す。「んっ!」「美味いか」溺れそうなほどの果汁を飲み込んでからうなづいて残りの果肉を味わう。甘く香りの濃いそれはとても美味だった。「ならよかった。ほら」「ん、」主も桃を頬張りながらまたひとつ差し出され、そのまま口に迎え入れる。美味い。「これが最後だな」「もうないのか」「一個しか買わなかったからな」そう言う主に今更になって本丸の若鳥たちに申し訳なくなってきた。「まあ共犯だ」「君はまたそう言うものの言い方を……」「でもまあ、らしくないこともしてみるもんだな」片端だけ口を吊り上げて笑う主に嫌な予感がする。「雛鳥に餌やってるみたいで楽しかったぜ」「…………わすれてくれ」差し 588