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    RoBKUMA

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    RoBKUMA

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    フィンと エドが ギャング組織から
    抜けるまでの 過程。(仮)
    文章が 下手なのは 常時なので ご了承ください。

    フィン と エドフィンと エドは ギャングが
    日本人観光客から 奪った 盗難車、
    密売した 石の 複製品により 誕生した。

    フィンと エドは 自分達を
    兄弟 (双子)と 認識している。

    双子は ギャングの リーダーに
    屑鉄置き場から 救ってやったと
    教えられ 信じて 組織のために 働いていた。

    しかし どんどん 過激化する 仕事に
    嫌気がさしていた頃のこと。


    『おい フィン、裏倉庫の掃除してこい』

    『何で 俺が』

    『重い荷物が多いんでな さっさと行け』

    『…ったく、ギャングって奴は』


    組織が 盗んだり 密売した 様々な 物品の
    整理をするよう 命令された フィンは
    嫌々 作業に取り掛かる、
    大きな ダンボールを 運んでいる時
    古びた バッグの中から 何かが 落ちてきた、
    それは 1枚の 記念写真。


    『こ、これに 映ってるのは 俺と…エド?』


    写真には 見覚えのある バイクと
    大きなバッグを 背負って
    楽しそうに ポーズを取る
    2人の 男女の 姿があった。

    日に日に 組織、リーダーへの 信頼を
    失っていた フィンに ある 想像が 過ぎる、
    もしかしたら 自分達 兄弟は
    元は この 人間達の 所有物で、
    組織が 彼等から 奪った 盗難車なのではないか。

    そして 彼らは 今 どこに 居るんだろうか。


    『なあ、この写真の2人 良いバイクに乗ってるな』

    『懐しいな、リーダーが 物凄く気に入って 盗ってやったヤツだ』

    『こんな良いバイク 失くして すげー哀しんだろな』

    『いや作業中 みっかったらしくて撃ち殺したらしい』


    フィンは 暫く 動けなくなった
    信じていた者、信じていた組織
    信じていた これまでの 人生 全てが
    酷く 泥臭く 醜いモノだったと 気づいたから。

    ・・・

    数時間後、フィンは 仕事後で
    スリープモードの エドを 叩き起した。


    『おい!兄弟 起きろ!』

    『…まだ 10分も休んでないんだけど……』

    『ここを 去るぞ』

    『は?』

    『話は後だ 兎に角 ここを 去るんだよ』

    『ま、まって 兄弟 急に何を』

    『いいから 黙って 着いてこい!!』


    いつも ウザイ顔で 五月蝿い フィンが
    恐ろしい 剣幕で 捲し立てるから、
    寝起きの エドは ついて行くほかなかった。


    『こんな所まで来て 行く宛てあるのかよ』

    『お前、前に 海で 妙な知り合いが できたと言ってたろ』

    『……』

    『そいつは ボートに 変形するんだったな?だから 乗っけて行ってもらう』

    『何処にさ』

    『……俺達の 故郷』

    ・・・

    『おやおや、今日は 珍しい連れがいるね』

    『よお、クロード 頼みがあるんだ』

    『俺達を 日本まで連れて行け』

    『日本まで?そんな急に言われても、私は ここから動けないんだ』

    『テメェが 何者かは知ってるよ、だから上司に伝えろ』

    ・・・

    『って ことみたい、エドの事を 私は気に入ってるし 彼等を 助けてやりたい』

    「事情は理解したよ、そうだな……解った 連れていってあげなさい」

    『良いのかい?』

    「私達の仕事は 地球を防衛し困っている人がいれば すぐに 助ける事、その中に 君達 機械生命体も
    相応しいと思ってる」

    『そっか、ありがとう ボス』

    ・・・

    『てことだけど、ここから 日本までは
    私の スピードだと 3日〜4日程かかるよ』

    『何でもいい、少しでも早く 遠くに行きたい』

    『……悪いな』

    『…良いんだよ』

    ・・・

    ただの 乗り物だった頃の 俺… 俺達は
    貴方達の事を 何も 知らないけれど、
    なんだか 今は すごく 恋しく 思うよ
    すごく、すごく、貴方達に 逢いたい。


    己の 手には 少し 小さい 古びた写真を
    大事に 握りしめて フィンは 独りごちた。

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