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    jil85045373

    @jil85045373

    軽めのものもポンポンアップできる場所として。
    使い勝手がよさそうならベッターのもこっちに移行するかも……?

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    jil85045373

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    高銀🌸のチュー祭り、開催。
    短い督白です。

    白がキスしろよって迫る話(督白)「おい、キスしろよ」
    凄んだ声を出しながら、俺を壁に追い詰めてーー銀時はそう言った。
    「俺たちは付き合って何日目ですか?高杉くん?」
    「十一日と五時間三十五分だ」
    「そこまで正確に応えろって言ってねーんだわ」
    問われたとおりに答えたというのに、何が気にいらないのか銀時は「けっ」と吐き捨てる。
    「つまり、俺たちは恋人同士になってから一週間以上経ちました。なのに、キスのひとつもしてこねーってなんなの?小学生?おい、なんとか言ってみろよ」
    やさぐれた様子で責め立ててくる銀時だが、まるで全面的に俺が悪いとでも言わんばかりの態度には、さすがに俺も物申したい。
    言われっぱなしは癪だ。
    「キスされてェなら可愛らしくおねだりも出来ねェのかテメェは」
    「はあ?テメェが銀時さま好き好き大好きですどうしても付き合ってくださいお願いしましゅなんて頭下げてきたから、寛大な俺はそれを承諾してやったんだろうが」
    「記憶捏造してんじゃねェよ」
    俺はため息をひとつ吐く。
    「テメェがあんまりにも熱烈な視線を送ってくるもんだから、そんなら付き合うか?って言ったんだろうが」
    「ほ、お前から告白してきたんじゃん!お前が俺のこと好きなんじゃん!」
    「テメェが俺のこと好きって態度出してくるから、汲み取ってやったんだろうが!」
    「いーや!絶対にテメェの方が先に俺を好きになったね!」
    「ああん?俺が街の女にもらい物すると、分かりやすく嫉妬して拗ねてたのはどこの天パだ?」
    「おおん?俺が他の男と喋ってると間に入って邪魔してくる心狭いチビはどこのどいつだ?」
    「俺が遠征でいないと寂しがって、俺の部屋に出入りしたり、そわそわしてたらしいじゃねェか。俺のことがそんなに好きかよ」
    「その後、俺が気になってた甘味処の団子を「甘くて食えない」とかすっとぼけたこと言って持ってきたじゃん、お前。絶対お前の方が俺のこと好きだね」
    「あ?テメェが俺のこと好きなんだろうが」
    「お前だろうがお前!」
    しばし互いに睨み合う。
    こんなくだらない諍いをしたいわけではないのに、俺と銀時が話すといつもこうだ。
    想いが叶って、恋人という間柄になっても、俺たちはこうして喧嘩ばかりしてしまう。
    それではいけないと、頭の中では分かっているのだ。
    しかし、どうにも互いに素直になれず、言われれば言い返してしまう。
    「銀時、ここは俺がひとつ大人になってやる」
    「は?なにを偉そうにーー」
    「キスしてやるから目を瞑ってろ」
    そう言えば、銀時は目をぱちくりと瞬かせると、頬を一気に赤く染める。自分で言っておきながら、いざ迫られれば途端にうろたえるのだ、この男は。
    「え、あ、う?」
    「おら、目を瞑れって。キスしてほしいんだろ」
    「うう」
    と、銀時は唸りながら目をぎゅっと瞑る。目に強く力を入れているせいで、きゅっと眉間にシワが寄っている。
    顎に手を添えると、銀時はビクリと肩を揺らして、唇をタコのようにんっと突き出した。
    「力抜けよ、ブサイクな面になってるぞ」
    「ど、どこの」
    「……頭?」
    「どういう意味だコラ!いいからさっさとしろよ!ブチュッと!この麗しく瑞々しい唇を貪り食ってる見ろコラ!」
    「おい、カサカサじゃねェか」
    「んだこら!テメェだって同じようなもんだろ!」
    痺れを切らしたらしい銀時は目を開けると、
    「もういい!」
    と怒って立ち去ろうとするので、その胸倉をつかんで引き寄せて、そのまま唇を重ねる。
    途端に硬直する銀時の体をそのまま壁に押付けて、荒れて皮が硬くなっている唇を深く吸う。
    銀時は目を見開いたまますっかり固まってしまっている。本当に、減らず口とは裏腹にウブな男なのだ。
    息もまともにできない様子の銀時が、空気を求めてわずかに開いた隙間に、すかさず舌を差し込む。
    「んぐ」
    暴れようとする体を押さえながら、奥までねじこんで、銀時の口の中の舌と擦り合わせる。
    「んんん〜〜!」
    銀時は顔を真っ赤にしながら、信じられないものを見るような目で俺を見る。
    「目瞑れよ、大事だろ?雰囲気ってのは」
    少しだけ口を離してそう言えば、銀時はハッとした顔で俺の肩を叩いた。
    「な、ななな、なにしやがっ」
    「キスしてェって言ったのはテメェだろ?」
    「こ、ここまでしろなんて言ってねェ!べべべべべろちゅーなんざ、俺たちにはまだはやっ、はやっ……!」
    銀時はわなわなと手を震わせながら、涙目で訴える。
    可哀想なほどにうろたえる姿に、「してやったり」という気持ちになる。こういうところが、きっとうまくいかない理由なのかもしれないと思いつつ、どうしたって俺はこの男に分からせてやりたくなるのだ。
    「卑猥!淫乱!猥褻物男!」
    銀時はそう叫ぶと俺の思い切り脛を蹴り飛ばしてから逃げるように走り去る。
    想像以上に骨に響く痛みに思わず蹲り、その背中を恨めしげに見送りながら、俺は「キスで止めただけ褒めてほしーもんだがな」と、ひとりごちた。
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