Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    jil85045373

    @jil85045373

    軽めのものもポンポンアップできる場所として。
    使い勝手がよさそうならベッターのもこっちに移行するかも……?

    ☆quiet follow Send AirSkeb request
    POIPOI 123

    jil85045373

    ☆quiet follow

    りゅーさんに「蛟九水責めを書け」と脅されて書いたやつです。めちゃ短いです⟆͟ ͠ ‧͟ ᐧ 𑁤

    心中未遂のみずきゅ(蛟九)水っていうのは喉の乾きを癒すためのものであって、全身に浴びたり、ましてや入ったりなんてするもんじゃない。
    そんなこと、狐界隈では千年も前から常識だ。
    ーーそれだというのに、どうして水の中で今にも溺れ死にそうになっているのだろう。
    「がぼぼぼぼぼ」
    貴重な酸素が口から抜けていき、水面に泡を立てる。
    鼻からも水が入ってきて、痛みと苦しさで脳が麻痺を起こしているのを感じながら、俺はもがいていた。
    「銀時ィ、俺は言ったよなァ?」
    そう低く唸るのは、俺を湖の中に引きずり込んだ張本人の蛟だ。
    その長い尾で俺の体に強く巻き付き、今にも暗い水底に沈めようとしている。
    「次に浮気したら入水心中だってよォ?」
    「ジデナイ!ウワギジデナイ!!ゴボボボ!」
    遠のいていく意識を繋ぎ止めながら、俺は必死に弁明する。
    俺はただ、たまたま人に化けて町に降りていたときに、道に迷ったという女の人を案内しただけだ。断じていやらしいみだらな行為などしていない。
    「よく言うぜ。鼻の下伸ばしてやがったくせに」
    「だっで、あの姉ちゃんおっぱいでがいごぼぼぼぼ!」
    「ほれ、浮気じゃねェか」
    「がぼぼぼ雄ならみんな、おっばいごぼぼに目がいくがぼぼぼ」
    「……何言ってやがる。テメェは俺の“雌”だろうが」
    はあ、と蛟は呆れたように長いため息を吐くと、
    「馬鹿馬鹿しい」
    と、呟く。
    そして、俺の体を引き寄せると、耳元で低く囁いた。
    「水神というのは総じて嫉妬深いんだぜ、銀時。俺を番にしたんだ、俺ァそういうところちゃんと絞めるぜ?」
    ーー次はねェぞ。
    獣が唸るように言うと、蛟は俺の体をぽんと宙に高く投げる。
    そのまま重力に従って、強かに地面に背中を打ち付けた俺にのしかかりながら、蛟は甘い毒の息を俺の顔にかけてきた。
    「テメェは俺の“雌”だってことを、もう一度躾しなおしてやるよ」
    水の中に引きずり込まれるのと、一体どっちがマシだったのかーーそんな目に合わされて、九尾の悲鳴は今日も山に響き渡る。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍💖💖🙏🙏🙏💜💙💜💙💘💖💖💖💖💞💞🏊🏊🏊🏊🏊🏊🏊🏊🏊👍👍😭👏👏👏👏👏🌋🌋💒💒😍😍😍❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤☺☺☺🙏🙏🙏💞💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works