カーテンの隙間から見える月明かりだけがシーツの上、縺れる2人の輪郭をぼんやりと照らす。肌から伝わる体温と絡み合う舌が互いの興奮を煽った。
「んっ…むぅ、ふぁ……」
「ん…ふっ……はぁ、アキラくん…いい?」
悠真の呼びかけに答えるように、背に回るアキラの腕にじんわりと力が篭もる。それを肯定と受け取った悠真は、まるで同じ男とは思えない触り心地の良い白い肌を指でなぞる。そっと内腿に手をかけ、グイッと開いたところでこの場に似つかわしくない小さな声が聞こえた。
「くしゅんっ……」
「え…?」
「あ……ごめん…」
咄嗟に口元へと抑えた手をそのままにアキラは少し恥ずかしそうにふいっと顔を背けた。
「もしかして寒かった…?ちょっと待ってね…」
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