占いの館に
終始変わらず
「ん、ん、ん、性欲が強いね」
「まぁ、そうだな」
?!?!
文化祭にやって来た伽羅くん。友達と催物を回っていたら占いの館に引っ張り込まれていく叔父さんを発見。慌てて館に潜り込む。
突然現れた甥っ子に驚きつつ、ふたりは一緒に占い師の前に座る。
なんやかや訳のわからない占いにあくびをしながら長谷部の手を離さない絶対叔父さんを逃さないマン伽羅くん。
「あなたの運命の相手…既に出会っています…不思議…この花は何…ああ、この色。あなたの運命の相手は一生涯あなたを愛してくれるでしょう…ただ…性欲が…強い…」
「俺!強い!俺セイヨク強いし!」
まだまだ続きそうな占いにげんなりしていていた長谷部は甥っ子の性欲強い発言で椅子から盛大に落ちた。
よくわかってないけど、長谷部の運命の相手は譲れない甥っ子なのでした。
数年後、確かに運命の相手は……。