独白金属と花。
どちらか選べと言われたらかなりの時間迷ってしまうだろう。
私はどちらもとても好んでいた。
金属の上ではバートがリラックスをしながら楽しげに私に声をかける。
抱き上げられて私の瞳に彼が大きく視界いっぱいにうつる。
彼がいない時は私の友人であるアールワンが情報を与えてくれる。
人を愛する方法。自分の気持ちを伝える方法。
どうやら私は記憶が時折抜け落ちるらしい。
アールワンは同じことを繰り返し伝えてから私の意見を聞く。
肯定と否定の動きで私とアールワンは会話をしていく。
いつか バートにも私の全てを伝えてみたかった。
バートは私を喜ばせることがとても上手だった。
私も彼と同じことをしたくてたまらなかった。
そう想いをつのらせていると
1113