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    maya_machida

    @maya_machida
    腐女子。文字書き、ラクガキ(アナログ)

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    maya_machida

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    リクエスト消化しようとしたけど全く別物の何か出来上がってしまった。
    土岐と東金がもしかしたらこんなふうにスタオケの世界線でいるかもしれないって妄想
    SV3手前くらい妄想。

    あの頃のかがやきと未来青く若い春を眩しく思う。
    あの頃確かに輝いていた夏を思い出させる眩しさに目を細めた。
    かつて自分たちが歩んだ道に似ていて非なるもの。
    「どうかしたか?」
    あの頃から、いやそれよりもずっと前から変わらない己の相方が隣に並んで声をかけてきた。
    「んー、なんや懐かしいなって。一生懸命な彼らが」
    「……なるほどな」
    曖昧な言葉でも彼は正しく意味を理解する。理解するより先に思考を揃えられるだけかもしれないが。
    目の前のステージで音を重ねる彼らのオーケストラは自分が想像もできない領域まで羽ばたくのかもしれない。
    「まだまだひな鳥だがな」
    「また、そないな事言うて」
    くすくすと笑えば隣の彼が楽し気に口角をあげた。
    「色々と騒動になっていたが、俺の目に狂いはなかったな」
    「あの動画見る前から目を付けてたくせに、何言うてんの」
    スターライトオーケストラ。クラシック界ではいろんな意味で有名だった一ノ瀬銀河が指揮をつとめた学生オケ
    大人の事情に巻き込まれ、存続を危ぶまれ、指揮者不在になっても前を向き続け進む彼らはやはり眩しい。
    「千秋、あの子らがこれからも前に進み続けるなら…」
    「俺らが多少出しゃばっても構わないだろ」
    「ふっ、やっぱりそういうと思ったわ」
    大人になった自分たちが若い彼らに出来ること。それだけの時を重ねたことにそっと瞳を閉じた。
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    こんぺいとう

    DONE朔唯 :
    「わ、すごーい!!ぴったりだ!!どうして分かったの!?」
    「……」
    「え、なにその不可解なものを見る目!?」

    #九条朔夜BDカウントダウン 企画
    なのに、バースデー全く関係ない(笑)

    新恒常SRのネタがほんの少しあります

    唯朔っぽいかも…?
    スパダリ、漢前な唯ちゃんになってしまった…
    Reserved 48.2凝視、という表現がぴったりなほど熱心に、その視線は真っ直ぐこちらに注がれていた。
    紙面を踊る文字に、それを紡ぐ指先に。
    勉強を始めてからしばらく、その視線に気づいた朔夜は内心居心地の悪さを覚えながら、正面に座る視線の主-朝日奈を眼鏡越しにチラリと見遣る。
    ただひたすらに朔夜の手元を見続けている朝日奈の周りだけ、完全に時が止まってしまっている。
    彼女の目の前に広げられたノートに書かれているのは、今日の日付、ただそれだけである。
    朔夜は大げさに溜め息を吐き、「朝日奈」と呆れたように名前を呼んだ。
    ハッと我に返った朝日奈は、けれど、すぐにへらっと緊張感の欠片も無い笑みを浮かべ「なに?」と問い返してきた。

    「なに?じゃない…勉強、全然進んでるように見えないが。君が泣きついてきたから、ここにいるのに…他に気を取られて集中できないなら、今日はもう終わりにしよう」
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