Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ぐるコース

    @88_C6H12O6_77

    夢・腐小説載せてます¦自己満

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 27

    ぐるコース

    ☆quiet follow

    ywpd
    🐯(鳴子)×夢
    ※()の文章は🐯の内心、付き合ってる設定

    #弱虫ペダル
    weakPedal
    #弱ペダ
    weakPeda
    #弱ペダプラス
    weakPedaPlus
    #ywpd
    #ywpdプラス
    ywpdPlus
    #鳴子章吉
    narukoJanggi
    #夢小説
    dreamNovel

    『赤いきらめきを君へ』放課後のチャイムが鳴り響き、教室のざわめきが少しずつ収まっていく。私はカバンを肩にかけて、そわそわしながら教室の出口で待っていた。今日は鳴子くんと一緒に帰る日。いや、正確には、デートの約束の日だ。

    「○○ちゃん、お待たせ! ほな、行くで!」
    教室のドアを勢いよく開けて、鳴子くんが現れた。赤い髪が夕陽に映えて、まるで炎みたいにキラキラしてる。いつもの派手な笑顔に、ドキッとしてしまう。

    (あかん、○○ちゃんのそのキラキラした目、見てると心臓バクバクや…。なんでこんな可愛いんやろ、ほんま。)
    彼はそんなことを内心思いながら、ちょっとだけ頬をかいて誤魔化した。

    「うん、行こっ!」
    私は笑顔で頷いて、鳴子くんと並んで歩き出す。学校の門を出て、いつもの商店街に向かう道。鳴子くんはいつもの調子で、ロードバイクの話や部活の話を楽しそうに話してくれて、私もそれに相槌を打ちながら、ただ一緒にいるだけで幸せな気持ちでいっぱいになる。

    商店街に着くと、鳴子くんが急に立ち止まった。
    「なぁ、○○ちゃん、ちょっとここ寄ってみいへん?」
    彼が指差したのは、小さなアクセサリーショップ。キラキラしたガラスケースの中に、いろんな髪飾りやネックレスが並んでる。
    「え、アクセサリー? 鳴子くん、こういうお店興味あったんだ?」
    私はちょっと驚いて、笑いながら聞く。
    「まぁ、なんや…たまにはこういうとこもええやろ!」
    鳴子くんは少しそっけない口調で答えたけど、耳がほんのり赤い。

    (やばい、めっちゃバレそうや…。サプライズやのに、なんでワイこんな緊張してんねん!)
    彼は内心で焦りながら、さりげなくガラスケースを覗き込む。

    「どれがええと思う? ○○ちゃん、こういうの好きそうやなって思ってな」
    鳴子くんがそう言うから、私はケースの中をじっくり見る。キラキラしたビーズのアクセサリーや、シンプルなシルバーのピンも可愛いけど、ふと目に入ったのは赤い花の髪飾り。小さな花びらが繊細に作られていて、まるで本物の花みたい。
    「これ、すごく可愛いね!」
    私が指差すと、鳴子くんがニヤッと笑う。
    「ほな、決まりやな! 店員さーん、これください!」
    「え、うそ、鳴子くん!? 買うの!?」
    私はビックリして目を丸くするけど、鳴子くんはもう店員さんと話して、ちゃっちゃと会計を済ませちゃった。

    (ふっ、○○ちゃんのビックリした顔、めっちゃ可愛いやん…。これ、似合うはずや。絶対似合うはずや!)
    彼は内心でガッツポーズしながら、紙袋を手に持つ。

    「ほら、○○ちゃん。行くで!」
    鳴子くんは私を急かすようにして店を出て、近くの公園まで歩く。夕陽がオレンジ色に空を染めてて、なんだかロマンチックな雰囲気。公園のベンチに座ると、鳴子くんが紙袋からあの赤い花の髪飾りを取り出した。
    「○○ちゃん、これ…つけてみいひん?」
    「え、うそ、鳴子くん、これ私に!? くれるの!?」
    私は思わず声を上げてしまった。こんな可愛い髪飾りをサプライズでくれるなんて、想像もしてなかったからである。
    「まぁ、なんや…似合いそうやなって思ってな。ほら、つけてみ!」
    鳴子くんはちょっと照れたように目を逸らしながら、髪飾りを渡してくる。

    (やばい、めっちゃ緊張する…。○○ちゃんにつけたら、絶対可愛いやろな…。)
    彼の心臓はドキドキが止まらない。

    私はドキドキしながら、髪飾りを手に取って、そっと髪につけてみる。赤い花が私の髪に映えて、なんだかちょっと大人っぽい気分。
    「似合う? 鳴子くん」
    私は少し恥ずかしそうに、でもワクワクしながら聞く。鳴子くんはチラッと私を見て、すぐに目を逸らした。
    「……まぁ、似合ってるとちゃうんか?」
    鳴子くんの耳は真っ赤になっていて、いつも自信満々な彼が珍しく照れている。

    (あかん…! ○○ちゃん、可愛すぎて目合わせられへん…! なんやこの破壊力! 髪飾り、めっちゃ似合ってるやん、ワイのチョイス最高や!)
    彼は内心で悶絶しながら、必死に平静を装ってる。

    「ふふ、鳴子くん、顔赤いよ? 照れてるの?」
    私がちょっと意地悪く笑うと、鳴子くんは「な、なんやて!? ワイが照れるわけないやろ!」って慌てて否定するが、ますます顔が赤くなっていく。
    「ありがと、鳴子くん。すっごく嬉しい!」
    私は心からそう言って、ニコッと笑う。鳴子くんは一瞬固まって、すぐに「ほ、ほな、そろそろ帰るで!」って立ち上がったけど、その手が私の手をぎゅっと握ってくる。

    (○○ちゃんの笑顔、反則や…。こんなん毎日見てたら、ワイ、ほんまどうにかなるで…。)
    彼はそんなことを思いながら、私の手を握って歩き出す。夕陽に照らされた商店街を、二人でゆっくり歩いていく。赤い花の髪飾りが、風に靡かれ小さく揺れてた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works