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    ぐるコース

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    夢・腐小説載せてます¦自己満

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    『かまってちゃん』(教室の窓際、陽の光が差し込む席で、俺はいつものようにぼーっと外を眺めていた。教科書は開いているものの、ページをめくる気はない。隣の席に座る〇〇さんは、ノートに何かを書き込んでいて、ちょっと真剣な表情。普段の俺ならそんな〇〇さんを横目で見つつ、「へー、〇〇さんってそういう顔もするんだ」なんて軽く流すところだけど、今日の〇〇さんはなんだか…少しよそよそしい気がする。)

    「…なんか、今日冷たくない?」
    真波くんが突然そう言ってきた、でもどこか探るような感じでもある。私は手をピタリと止め、ゆっくり顔を上げる。
    「え、冷たい? 私、いつも通りだけど…?」 私は少し困惑気味。
    真波くんの青い瞳が、じーっと私を見つめる。普段はふわっとした笑顔で何でも受け流す彼だけど、こうやって私の反応を気にする瞬間、妙に真剣な目になる。
    「うーん、なんかこう、いつもより〇〇さんのオーラが…シュンって感じ?」
    真波くんは自分の髪をくしゃっと掴みながら、言葉を濁す。自分でも何を言ってるのかよく分かってないみたいだ。私は小さく笑って、首を振る。
    「真波くん、変なこと言うね。オーラって何?」
    「んー、わかんないけどさ。なんか、いつもはもっと…こう、キラキラしてるのに、今日ちょっと曇ってる? みたいな?」
    真波くんの言葉に、私は少しだけ眉を上げて考える。確かに、今日は朝からちょっと忙しくて、真波くんと話す時間が少なかったかもしれない。でも、冷たくしたつもりなんて全然ない。私がそう説明しようと口を開きかけたとき、真波くんが先に身を乗り出してきた。

    「ね、〇〇さん。俺のこと、ちゃんと見てよ」その声は、いつもより少し低くて、なんだか少し甘えた響き。真波くんの顔は、普段のマイペースな笑顔じゃなくて、どこか本気とも冗談ともつかない微妙な表情だ。
    「…真波くん、なにそれ。急にどうしたの?」
    私は笑いながら、ちょっと照れ隠しにノートを閉じる。真波くんはそんな私を見て、ふっと笑顔に戻るけど、その目はまだ私を離さない。
    「いや、なんかさ。〇〇さんが俺のことちゃんと見てくれないと、俺、すっごい気になっちゃって。なんでだろうね、アハハ。」
    彼はそう言って、軽く首をかしげる。その仕草が、なんだか子犬みたいで、私は思わず吹き出してしまう。
    「真波くん、ほんと変なとこで真剣になるよね」
    「でしょ? 自分でもびっくりするよ〜。ね、〇〇さん、放課後一緒に帰ろ? そしたら俺、ちょっと安心するかも」
    真波くんはそう言って、いつものふわっとした笑顔に戻る。でも、その笑顔の奥に、ほんの少しだけ『構ってほしい』って気持ちが透けて見える。私は小さく頷いて、「いいよ、真波くん」と答える。すると、真波くんの顔がパッと明るくなって、まるで自転車で坂を登りきったときみたいなキラキラした笑顔になる。
    「やった! じゃ、約束ね、〇〇さん! 俺、待ってるから!」
    そう言って、真波くんはまた窓の外に目をやるけど、さっきよりなんだか機嫌がよさそう。私はそんな彼を横目で見ながら、なんだかんだ真波くんのペースに巻き込まれてる自分に苦笑する。
    放課後、校門で待つ真波くんは、いつもよりちょっとだけ背筋を伸ばして、私のことを待ってるんだろうな、って思うと、なんだか少し胸が温かくなる。
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    tomoe1218

    DONE2020/5/5発行のるろ剣夢アンソロジー「花綵-はなづな-」(@ruroken_ym_x )に寄稿させていただいた斎藤一夢小説です。再録解禁になったので早速。わたしは常に再録したいマンなので……ポイピク使ってみたかっただけなので、いずれ支部にも上げます。アンソロジー、まだ在庫あるみたいなのでよろしかったら〜。素敵なるろ剣夢がたくさん見れます。表紙からやべーですんで……
    【るろ剣】だいきらいなひと【夢】 人は私を小町と呼ぶ。もちろん本名ではないのだけど、いつの間にか定着してしまった。親しみが込められた呼び名だし、嫌なわけではなかったからそのままにしている。
     どうして小町なのか。理由は単純。私が蕎麦処で働く小町娘だから。ただ真面目に働いているだけなのに、蕎麦小町なんて呼ばれるようになっていた。率直すぎて素直に喜べないけれど、町に溶け込めているならそれでいい。
    「はい、天ざる二ツ、お待ちどおさま」
    「ありがとうねェ、小町ちゃん」
     私が働く蕎麦処は小さな店で、寡黙な店主、店員も私ともう一人だけだ。もう一人の店員である静さんは初産を控えていて、いまはお休みを取ってもらっている。なのでいまは実質二人でこの店を切り盛りしていた。幸いというかここは大通りではないし、お客さんも気心の知れた常連さんばかりなのでなんとかやれている。私が蕎麦小町ともてはやされた頃はご新規さんもたくさんいたけど、何度も繰り返し通ってくれるのは親父さんの蕎麦にこそ惚れた人だけなのだ。
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