3kan_V☆quiet followDOODLEリチャ姉のいかがわしい話です。未完成。書いてるのが恥ずかしすぎてほぼリタイアしましたが、お蔵入りするのも勿体ないので公開します。耐えられなくなったら消します。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 3kan_VDOODLEリチャ姉のいかがわしい話です。未完成。書いてるのが恥ずかしすぎてほぼリタイアしましたが、お蔵入りするのも勿体ないので公開します。耐えられなくなったら消します。 2676 3kan_VDOODLE姉上の婚約者を消して手に入れようとするお話です。陶酔窓から眺める夜の街は、まるで腐った夢を包み込むように重たく沈んでいた。 ガス灯が薄い霧の中にぼんやりと浮かび上がり、不吉な色で染め上げていく。 リチャードは、冷たい硝子を指先でじっとなぞった。指のひらひらとした跡が、まるで誰かが触れたかのように残る。 その感触は、ひどく生々しく、脳裏に消えない。 「……姉さん」 その名を、吐息のように囁く。優しさの欠片もなく、ただ冷徹に響く声。 彼の唇に浮かぶ微笑みは、無邪気な子供のものではない。 いや、それどころか――悪魔の微笑みだ。 机の上には、すでに開かれた羊皮紙があり、そこに滲んだインクが暗く光っている。 鉄の匂いが鼻をつき、リチャードはその匂いを深く吸い込んだ。 彼の手がペンを取り、滑らせる。その動きは無駄のないものだった。 4078 3kan_VDOODLEリチャ姉です。首絞めてます。誓い指先が、姉さんの首に触れた瞬間――甘い感覚が、ぞわりと背筋を駆け上がった。 細くて、白くて、柔らかくて。幼い頃、童謡を歌いながら手を繋いだあのぬくもりのまま。けれど、今度は違う。繋ぐんじゃない。縛り、止めるんだ。 「……姉さん」 私は囁く。愛おしくて、どうしようもなく憎らしい名前を。 姉さんの瞳が私を見上げる。驚きと困惑、そして恐怖の入り交じった目で。私は、その表情に陶酔する。 「やめて、リチャード……」 かすれた声が耳に届く。今はもう拒絶の言葉すらも己を加速させていく。 両手でぐっと、強く、丁寧に、その白い首を掴む。細い骨が、僕の掌の中で軋む音がした。 「君は、私のものだ。私だけの、姉さんだろう?」 声が震える。嬉しさと興奮と、ほんの少しの涙が混ざって。 1244 3kan_VDONEモブメイド視点。なんやかんやあってリチャ姉が前提として結婚しています。箱庭わたしがこの屋敷に雇われたのは、半年前。 高給だが、条件はひとつ。 「外との接触は絶つこと」だった。 屋敷は街の外れ、森の中。高い塀に囲まれ、鉄の門は常に鍵がかかっている。 最初に違和感を覚えたのは、あの方――ご婦人、いや、奥様の姿だった。 お綺麗で、穏やかで、常に微笑みを称えているお方。 けれども、その目の奥には、何かが沈んでいるように見えて仕方なかった。 ** ある日、朝の紅茶をお持ちした時のこと。 リチャード様がすでに彼女の傍にいらして、肩を抱くようにして言った。 「姉さんは、ずっと僕のそばにいてくれるよね?」 「ええ。もちろんよ、リチャード」 それは、答えではなく呪文のようだった。 そう唱えれば災いは訪れない。 そんな“祈り”のような声音。 727