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    💎🔥でスケベの練習。内容は潔く801のみです。駅🍱を初めて書いたお😇

    #宇煉
    uRefinery

    明け方の獣 宇随が煉獄の自宅に姿を見せたのは、明け方近くだった。鬼狩り後の、血塗れの隊服もそのままに、全集中の常中すらやや乱れがある。戦闘時特有の殺気も収まっていない。
     例えて言うなら、今の彼は狩りをする獣のようだった。理性よりも闘争本能を剥き出しにしている、美しく大きな獣。

    「煉獄」

     己を呼ぶ声を聞いて、宇随が何をしにきたか、煉獄はすぐに悟った。
     宇随が煉獄を求めて来るのは、自分に余裕が無い時だ。何も動じないような顔を常にしているが、宇随も人間だ。鬼狩りのあと、本能が抑え切れない時はある。
     抱え込んだ欲望をぶつけるために、煉獄に頼ってくるのだ。
     それは彼なりの、甘えだった。
      今夜の任務は比較的簡単で、夜半過ぎにカタがついて早めに戻ってきていた。しっかり湯を浴びた後だったのが、今夜はいつもと違って幸運だった。そうでないと、こうなった状態の宇随は汗も汚れも気にしない。
     座敷に上がってきた彼に両手首を掴まれて、壁に押し付けられるとまるで縫い付けられたようだ。抵抗する気はないが、体格も握力も腕力も、いつも宇随に及ばない。

    「ん、ッ…あッ!」

     口付けは無しで、首筋に噛みつかれるような愛撫をしつこく受けた。わずかな痛みと共に体の奥がゾクゾクする。独特の鬼の血の匂いが鼻について、粗野な情欲が体の奥から湧いてくる気がした。
     大きな体に覆い被さられて、立ったまま、下半身の昂りを腰に押し付けられる。体格に見合った大きさのそれは既にかなり、固い。

    「煉獄、煉獄、」
    「あッ、あ…ッ、う、宇随」
     
     睦言のような、甘い呼び合いとは裏腹に、行為自体は獣の交尾に近い。乱暴に着物を剥かれて、噛み付かれて歯形があちこちにつく。立ったまま、乱暴に後ろの入り口を解されて、煉獄は喘いだ。昂りの先走りだけでは滑らかになりはしない。だが体を壁に押し付けたまま、宇随は担ぐように煉獄の両の膝を持ち上げて、空に浮かせた。壁に押し付けられているとはいえ、軽々と重たい男の体を持ち上げて入り口をさらすと、いっきに突き入れられた。
     
    「待っ、痛ッ…!!、ン、うッ、」

     さすがに気持ち良いばかり、とはいかない。ろく慣らしもしないで入れられたが、悲鳴を上げたくないばかりに、煉獄は思わず宇随の肩を噛んだ。これはこれで多少は痛いだろうに、彼に気にした様子はない。それどころか余計に興奮したかのように、腰を強く振り出した。
     自分の体重が宇随の魔羅にのしかかって、一気に奥深くまで入ってくる。ぐちゅり、という卑猥な音ぎやけに部屋に響いた。
     通いの使用人たちがまだ来ないのは幸いだ。明るくなりかてきた空を、開け放たれた障子の奥に見ながら、煉獄はそこだけは安堵した。

    「んッ、!あ、ひぃッ!」

     余計なことを考えていられたのは、そこまでだった。激しく動かれ、奥の奥を貫かれると、最初の痛みもどこかに消える。脳天を突き破りそうな快楽に我を忘れた。
     落ちないように広い背中に腕を回してしがみつくと、宇随の荒々しい息遣いに混じって額当ての飾りの音がチャラチャラとよく聞こえる。
     煉獄を抱く時、宇随は額当てを外さないことが多い。耳元で響くこの音は、困ったことに聞くたび、何でもない時に彼と会うたびに情欲を誘った。

    「煉獄、はっ、出すぞ」

     擦れた声と共に腰の動きがいっそう早くなった。
    甲高い喘ぎ声が急に恥ずかしいような気がして、また宇随の肩を噛むと、煉獄は本能に身を任せて快楽に集中した。
     やがて、小さい呻き声と共に中に出された感触がした。ずるり、と抜いた途端にたらたらと白いものが内股を伝う。それを文字通り肌で感じながら、煉獄は深くため息をついた。こちらはまだ、半勃ちになったままだ。
     宇随は、抱え上げた煉獄の足を下ろすと、今度は静かに後ろを向かせた。立ったまま、今度は尻を突き出す格好にされて、イッたばかりのくせに萎えていない魔羅を股に挟んでまた動き出した。
     壁に手をついて、体を支えながら、また羞恥に耐える。萎えかけた己のモノは、宇随の右手に包まれて、激しく扱かれる。
     頭の奥がチカチカするし、さっきまで貫かれていた穴は疼いて仕方ない。腰が揺れ、噛む所がない口からは、はしたない喘ぎ声が止まらなかった。

    「宇随、あっ、あっあんッ!あッ!」
    「れんごく、んっ!」
     
     まるで発情期の犬のようだ、と頭の片隅で自嘲しながら、二匹の獣は同時に果てた。
     

     


     
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    DONE猗窩煉/現パロ
    実家から出て2人で同棲してます。
    ライトな「価値基準が違うようだ!」が書きたくて書いたお話です。
    喧嘩したり家飛び出したりしてるけど内容は甘々。
    「君とは価値基準が違うようだ!!実家に帰らせてもらう!」

    近所中に響き渡る声と共に、騒々しく杏寿郎は出ていった。
    またか、と勢い良く閉められた玄関のドアをぼうっと見つめること10分。リビングの方から間の抜けた通知音が響く。重たい足取りで通知を確認すると、それはまさしくさっき出ていった杏寿郎からのメッセージだった。

    『今日は実家に泊まる』

    …律儀と言うか何と言うか。喧嘩して出ていったにも関わらず、ちゃんとこういう事は連絡をしてくるのだ、杏寿郎は。

    先程までどうしても譲れないことがあって口論していたのに、もう既にそのメッセージだけで許してしまいそうになる。

    駄目だ、と頭を振って我に返る。この流れもいつものことだった。実際、今までは俺の方から折れている。

    杏寿郎と一緒に住むようになったのは一昨年の12月。あれから1年と少し経っているが、住み始めた頃も今も、些細なことで言い合いになって杏寿郎が家を飛び出すという事がたまにある。

    その度に「価値基準が違う!」とか何とか言って出ていくものだから、正直なところ、デジャブの様なものを感じてかなり傷ついていた。

    だが毎回、言い争いの原因は 3534

    ほしいも

    DONE1cm差の猗窩煉
    ■現代パロディ

    ファンブックで身長差の正解が出たら書けなくなると思って慌てました。
    俺よりも、身長は1センチ、年齢は二つ上の恋人と並ぶとき、ほんの少しだけ踵を上げてみる。ほんの少しだけ視界が揺れて、それだけだった。
     初めて踵に高さのある靴に足を通した時、世界が違って見えたと言った知り合いがいたが、俺の背伸びでは見える世界が変わるなんて劇的な事は一つもなかった。


     ソファーの上で二人、折り重なったまま目覚めた。上下逆さまの視点で壁掛け時計を確認すると、短針と長針も自分たちのように重なっている。この場合、短針が自分という事になるのだろう。短針の上には長針が被さっているし、自分の上で眠る恋人の方がほんの少し上背があるからだ。
    「杏寿郎、おい…杏寿郎、起きろ。」
    「やだ。」
    「起きているなら退いてくれ。」
    「いやだ。」
     わがままな長針は返事こそ素早く威勢がいいものの、眩しい日差しから逃げるように俺の胸へ顔を埋めている。並んで立っているとほんの少しだけ目線が上にある恋人を、こうして見下ろすのは気分がいい。
     ふわふわとそよぐ癖っ毛を撫でながら、こんな僅かな身長差なんて絶対に超えてやると息巻いていた学生時代を思い出す。結果はご覧の通りで、成長期を終えた自分の上背はこれが頭 935