〜身体を這うその手〜 フリーの時は仕事をしていなかった警戒心。
でも、五条と付き合うようになってから繁忙期に突入し。毎日のように頭で警報が鳴り響いていた。
「なっ、なんでそんなところで寝てるの……!?」
朝、胸の上に真っ白い頭があり、ぎゃっ!!と乙女とは程遠い悲鳴を上げたり。
あ、ちょっ……揉むんじゃない!!
「……んっ、くすぐったい」
書類に目を通しているとき。
首もとを這う生暖かい舌だったり……
「ここに僕のを入れたら、お前壊れちゃうかもしれないね」
2人っきりのエレベーター。
わさわさとお腹を触ってきたり。
ちょっ、へその奥、やめて……
くっ、と押され甘い声が漏れたり……
「もうちょっと抑えてほしいんだけど……」
さすがに体力だけじゃなく精神が保たない。
だから、お願いしたのに……
「ん~~、イヤ!」
にやりと笑い、私の口を塞いだ。
おわり。