(未完)翔玲「バニーボーイ喫茶でイメクラごっこするやつ」「翔ちゃん、疲れた〜。
休憩はいろ?朝からずっと働いてんじゃん」
キッチンで必死に料理をつくる翔平に玲音は後ろから抱きつき、全体重をのせ嘆いた。
言葉の通り疲労が馴染んでいる。
「あ?邪魔。
こっちもクソ忙しいの、見りゃわかんだろ」
翔平は肘で牽制したが、玲音は剥がれることなくくっついている。
普段通りの制服姿の翔平に対して、玲音は頭の上にうさぎの耳のカチューシャをつけ、白いシャツに黒い蝶ネクタイ、その上に黒いベストを着ていた。
後ろだけが燕尾服のように裾が長い。
それに細身の黒のパンツと合わせていた。
俗に言うバニーボーイの格好だ。
「だいたいなぁ……誰のせいでこんな忙しいと思ってんだよ!」
翔平は玲音を膝で払うと次の皿に取り掛かり始めた。
2001