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    sinogu

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    sinogu

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    🌙ナイトでぴ〇みんパロ。フォロワーさまの可愛い作品に触発されて書かせて頂きました(許可済みです)続く…予定❗️

    #ムーンナイト
    moonlight

    Planet is ・・・11day

     船内に緊急を知らせるビーコンがけたたましく鳴る。鳴ったところで、すでに大気圏に突入している状態では成す術がない。元々が旧式で、耐えられる確率は五分五分だったのだ。それを承知で乗り込んだ俺も、送り出した連中もどうしようもない。必死で操縦桿を握りしめ、船体の角度を固定する。

    ******

     自分の星の資源を貪り尽してしまった人類が、他の星に移住、もしくは利用できる資源を探すプロジェクト。
     もちろん順調とは言い難く、探査艇のほとんどは収穫がないままいよいよ船の製造すらも窮していた。そこへ遠いながらも今までで一番適性がある星が見つかり、SVー9と名付けられ早速調査が進められる事になった。ただ、先の通りカツカツの地球でかき集めたのは旧式の探査艇と装備と食料だけ。星に至る航路とそこが本当に生命活動に適しているか「のみ」を調べればいいのだ、誰の目から見ても片道切符のそれに手を上げる物好きはいない。
     大して飛び抜けた能力もないその他大勢の職員の俺が選ばれ、それに異を唱えず承諾したのは、この行き止まりの世界で文字通り息が詰まったまま死ぬよりは幾分マシという考えもあったからだ。打ち上げが成功し暗く静かな宇宙を見た時、初めて妙な安らぎを覚えるくらいには、まあ、疲れていたのかもしれない。
     唯一の心残りは廃棄場の隅、水管から水が滲む所でひっそりと咲いていた小さな花たちだ。こんな場所でも生きている逞しさは眩しくも羨ましくもあり勝手に心の拠り所にしていたが、最後に囲うように綺麗な土を盛って別れを言った。
     ワープ機能が連発出来ない旧型は半年ほど通常の移動とワープを繰り返し、順調に目的の星まであと僅かというところまで来た。故障もなくここまで運んでくれた船の壁を撫ぜながら、少し眠るかと背を伸ばした瞬間、がくんと機体が揺れ同時に緊急を告げるアラームが響く。パネルを見れば、星とその周囲の状態が歪んだ曲線に覆われて、示された原因は。
    「磁気嵐だと!?」
     確かにSVー9の近くには小さいながらも太陽に似た恒星はあった。データではフレア活動も微小で安全だと出ていたはずだが、今はG5レベルの数値を叩き出している。
     もたもたしている暇はない。宇宙服に着替えシートに座り、しっかりとベルト類を留めて操縦桿を握る。一度星から離れるように軌道修正をーーー
     再び強い衝撃が襲い、システムが軒並みダウンしていく。手動でスイッチやボタンを入れてもうんともすんとも言わず、艇が悲鳴を上げるように軋んでいく。
     ああ、そうか、ここで終わるのか。せっかく肉眼でも見える所まで来れたのにな。届かなかった白い雲に囲まれた星に手を伸ばすと、指先近くの電源パネルが急に復活した。しかもワープ機能だけが起動している状態で、すでにカウントダウンが始まっている。
    「な、なんで。ちょっと待て、目的地が設定されていな・・・・・・!!」
     文句を言ったところで止まる訳はなく、独特の圧迫感にもう目を瞑って耐えるしかなかった。

     ふ、と抵抗感もなくなり、恐る恐る目を開けると、目の前には青と緑と大地の星があった。地球に戻って来れたのかと思ったが、どこかが違う。やはり別の星なのだ。
     調べようにも主要機能は沈黙したままだし、ワープポイントが近すぎたようで星の引力に引っ張られている。これはこのまま大気圏突入コースだ。一難去ってまた一難、今度こそ空中分解するかもなと覚悟を決めた。

    ******

    「っう、ゲホッ」
     自分の咳で目覚め、ようやく振動も耳障りな警告音もないのに気づく。宇宙服のまま座席に固定はされていたが、激しい揺れと緊張のせいで体のあちこちが痛む。なんとかシートベルトを外し、椅子から転げ落ちて床に大の字になった。
    生きている。
     昔から悪運だけは強かった。まさかここでも発揮されるとは。船体も傾いてはおらず、上手く着陸出来ていたようだった。
    しばらく放心していたが、船の損傷具合を確認しなければと起き上がって電気系統や配線を見る。断線やチップの焼き切れはなさそうだ。祈るように電源を入れると次々とONサインが灯り、安堵のあまりそれだけで力が抜けそうになった。この惑星の位置情報がエラーになるのは気になるが、通信も調子が良くないし他の探索に必要な機能が稼動しているなら、なんとかなる。
     外の大気成分は、どうやら地球とほぼ同じらしい。宇宙服類の摩耗はなるべく避けたかったので、身軽に探査が出来るのはかなり有難い。アームで採取した土や植物も調べても、人体に有害なものは検出されなかった。用心しながら窓を覗くと青い空と太陽があり、植物らしきものに囲まれている。着陸時に色々なぎ倒してしまったのだろう、周辺はぽっかりと穴が開いたようになっている。よし、これなら直ぐにでも探索を進められるな。
     準備していた諸々をナップサックに入れ、ハッチを開けゆっくりと梯子を降り、靴越しに伝わる予想よりも柔らかい土の感触に、胸の奥が騒ぐ。地上にもソーラーパネルを設置し、周囲の探索を開始する。
     データベースで見たことのある亜熱帯ジャングルによく似ているが、ひとつひとつが大きい。足元に生えている、地球でいうところの雑草と分類されるものですら、俺の身長くらいはある。木々が風に揺れる音以外はせず、静かなものだ。
     地形をスキャンしながらマップに記録させる作業を並行し一時間ほど経った頃、向こうの高い木の枝の先に赤く丸い物体が見えた。果実にしては不自然なそれに近づくと、その下で複数の何かがぴょこぴょこと跳ねている。
     それは人に似た形状をしているがずいぶんと小さく、赤ん坊くらいの大きさしかない。必死に手を伸ばしてる姿はほぼ子供だ。決定的に違うのは頭のてっぺんからにょきりと伸びゆらゆらと揺れている茎と葉と花の蕾らしきもの。
     この星の生物か? 息を潜めて身を屈めると、ナップサックが葉に当たり音を立てた。
    「「「!!!!!!」」」
     頭のそれをピン! と伸ばして、生物が一斉にこちらを向く。屈んだまま、敵意はないことを示すようじっとしていると、一匹(と表現してもいいのだろうか)が恐る恐るといったふうに近づいてくる。
     姿がはっきりしてくるにつれ、驚愕はますます増した。ぱちぱちと瞬く大きめの瞳、くるりとした茶色の髪に愛らしささえ覚える人間の子供、という表現が一番近い。が、表情は大人のようでもあるし、妖精やホビットに会った感覚だ。等身が小さいため多少手足がずんぐりとしているが動作に問題はなさそうだ。
    「☆#$@~%???」
    「ああ、ええと、驚かせてすまない」
     なるべく小声で囁くが、びゃっと飛び退き草の影に隠れてしまう。辛抱強く待っていると再び隙間からこちらを覗いてきた。今度は話しかけず視線も合わさず足元に固定していると、観察するように周囲をうろうろし始める。
    (大丈夫、敵じゃないから大丈夫だ)
     そう念じていればいつの間にか目の前にそれがいて、目が合ってしまった。すぐに反らせば良かったのに、深い輝きについ目を奪われて、無意識に手を伸ばし生物の頬に触れてしまった。
    「!! #&%☆~~~」
     しまった、と思うも甲高い声を上げ、仲間の元へ走っていく。まあ、当然の反応だろう。溜息をつき、もう船に戻ろうとマップにピン付けし立ち上がると、向こうから迫ってくる揺れる葉と蕾たちが見える。あ、これは攻撃対象になったのか。
     まずいな、争いは避けたいし傷つけたくない。しかし向こうも俺を視界に捉えた瞬間、一気に加速し距離を詰めてきた。ちいさいのに早いな!?
     呆気に取られているうちに足元を囲まれ、動きを封じられる。平和的な解決をと頭を回転させていると、先ほどの個体だろうか、俺の足に抱きつき胸元までよじ登ってきた。
    「う、うわ!」
     腕を上げて触れないようにしていると、俺の顔と来た方向を交互に見ては手を伸ばしている。視線の先には赤い球体があり、これは手伝って欲しいという意思表示なのか。さらに別個体が後ろから押してくるのに逆らわずその方向へ足を動かせば、きちんと整列してついてくる。
     木の下まで来ると、胸元にしがみついていたのが球体に向ってジャンプをした。もちろん全然高さが足りていない為、ボテっと地面に落ちてしまう。慌てて拾い起こすと泣きそうな顔をしながらも、諦めずに手を伸ばしている。この生物たちにとって、よほど大事な、恐らく生死に関わるものなんだろう。
     少し考えてくるりとこちらに向かせ、ゆっくりと「いいか、今からあそこに向って投げるからな」と言うと、きゅっと眉を引き締め体に力を入れたのがわかった。言葉が通じたのか、何かをしてくれるのを理解したのかどちらでもいい。とにかく助けてやらないと。
     抱え直し、慎重にバスケットボールをネットに入れるよう投げる。生物は手足を広げバランスを取り上手く球体にしがみつくと、そのまま全身を使って揺らし始めた。それを見た仲間はせがむように俺に手を伸ばしてくる。次々抱き上げ投げてやると、五匹ほど乗ったあたりで揺れも大きくなりとうとう枝が折れて、球体が落ちてきた。直径二メートルはありそうなそれは鈍い音を立てて地面に着地すると、その部分からずるりと根のようなものが数本伸び、足場のように自立した。
    「「「「☆♪@~~!!」」」」
     生物たちが歓声(だと思う)を上げ走り寄ると、下の花びらを重ねたようなところに集まり吸い込まれていく。なるほど、家みたいなものだったのか。しかし何故あんな場所に引っかかっていたんだ。移動中のトラブル? そもそもどうやって移動するんだ、足みたいなのもあるからそれか? もしかしたら、船の緊急着陸の衝撃で吹き飛ばされたのかもしれない。うん、一番可能性が高い気がする。そうだったら本当に悪いことをしたな。
     色々気になるが、景色が茜に染まり日が傾いたことを知らせている。今日はここで切り上げだ。急いで船に戻りソーラーパネルを畳む頃には、空には星が浮かんでいた。
    エンジンも問題なく起動し、成層圏まで上昇する。大型の生物が居ないとも限らないので、調べ終らないうちは空にいた方が安全だ。一息つきながら、メインコンピューターでデータの解析をしていると、地上から物体が接近しているとの通知が入った。
    「何が飛んで……ん、んんん?」
     モニターに映るのは、なんとあの球体じゃないか。球体のてっぺんからはプロペラ状のものを生やし、それをくるくると回しながら飛んでいる。
     待て、待て待て。生物、生物だよな? 成層圏は酸素濃度も薄いしここの高度だとだとマイナス50度くらいだ。普通だったら耐えられない。凍って落ちて粉々になるか窒息死するかの二択だぞ!!
     俺の混乱をよそに球体は船の横にぴたりと付き、元からそうだったかのように並んで宙に浮かんでいる。表面は凍ってもいないし、時折り胎動のような動きもあるので中の生物はちゃんと生きてはいる、んだろう。
    「無事ならいいが、俺は責任持てないぞ・・・・・・」
     改めて俺の常識や物差しでは測れない生態を有する星なのだと思う一方、微妙な類似に首を傾げる。一応、球体への生体センサーは起動させ、付いてくる限りチェックする設定にした。

    ******

     別れを言う時間はあるかと尋ねると、驚いた顔をした後、気まずそうに手短にと返してきた。
    俺にそんな存在がいたのかという驚きとその相手に向ける罪悪感だろうが、後者の感情がまだあったのかという感想しかない。天涯孤独だというから選んだのに、という心の声も聞こえてきたので、足早にその場を離れ目的の場所に赴いた。
     廃棄場の隅、白と白に一枚だけ赤い筋が入った花々は今日も懸命に咲いている。囲うように最後の土の入れ替えをして、勝手につけていた名前を呼びながら別れを告げた。
    「      、    。さよならだ」

    ******

    2day

     久しぶりに夢を見た気がする。ぼんやりとしながらも、寝台の健康チェックのボタンを押した。
    身体機能に異常はないが、栄養状態がいつもよりかなり低め。ああ、昼間動き回り体力を使ったのに、夜はあの生物に気を取られて食事をしていなかった。
     といってもゼリーを流し込むかブロックタイプを口に放り込むだけなので、手間は掛からない。そうだ、植物が豊かそうな星だから、食糧になる可能性のものも多いかもな。今日は探索範囲をより広げてみなくては。
     栄養補給を済ませ窓を覗くと、うん、やはりあの球体がある。一晩分のデータを見ても生体に変化はなく、ずっと宇宙船と並走していた。凍えてなければいいんだが。惑星の天候も安定していたので、昨日と同じ場所に降りて、反対側へ行ってみよう。
     着陸態勢に入り高度を落としていくと、球体もそれに続いてくる。・・・・・・どうやって察知しているんだろう。あの生物自身がコントロールしているのか、球体に意思的なものがあるのか益々謎だ。
     今回は何も倒さず普通に着陸し、球体も側に降りやはり根の足を伸ばす。船から出て球体に触れてみると、先ほどまで極寒の空間にいたとは思えないほど温かく、とくとくと鼓動にも似た振動と音が伝わって。
     ほっとしながら観察すると表面は弾力があり、ぶ厚い葉にも皮膚のようでもあり、葉脈(血管かも)が全体に張り巡らされている。これがなければブルーベーリーの実の巨大版といったところなんだが。まあなんだ、無事ならそれでいいさ。
     つい労わるように叩くと刺激になったのか、球体が上下に揺れ、下からあの生物がぽぽぽんと飛び出てきた。そして俺を目視すると、目の前に整列する。
    「え、ええと。あのな、今日は反対の方角を探索する予定だから、お前たちはもう自由だぞ」
     指示を待つようなきらきらとした瞳に見つめられ、つい話しかけてしまう。ここはこの生物の土地で、逆に俺が伺いを立てる立場なのに、何を言っているんだかと自分で自分につっこんだ。ともかく、決めたノルマをこなさなくては。
     地図とセンサーを起動させ歩いていくと、後ろからさくさくと聞こえる足音。止まると向こうも止まる、歩き出すとまた同じく聞こえてくる。振り向きながら歩いても、やっぱり後ろをついてくる。
    「ついてくるのか・・・・・・」
     これがこの生物の自由意志なら仕方がない。迷子にだけはなるなよ、とまた溜息を落とした。

     しばらく進むと水の流れる音が聞こえ、川が見えた。サンプルを取り、簡易検査に掛けると地球のものと大差ない。こちらの方が綺麗だし、軽く浄水すれば飲み水として使えそうだ。向こう岸に渡れそうなところがないか、川沿いを調べていくと、不思議な石の塊がいくつかあった。石というよりも、化石のような感じだ。サーチ用のポインターを当てると、何故か生物たちがそれ目がけてわっと集まり、石を砕いていく。
     予想以上の力強さに驚いたのも束の間、砕いた中から琥珀色のとろりとした液体が溢れ、生物がそれを口にすると頭から生えていた茎の先の蕾が綻び白い花が咲いた。
    「成長した?」
     俺の掌二つ分はありそうな花だが見覚えのあるような、ないような。いや、やっぱりこんなに大きい花は記憶にないし。
     とりあえず少し残っていた液体を調べると、花の蜜と樹液を混ぜたような成分分析が出た。これは生物の食料と考えていいだろう。他にもないか、探してみるか。
     再び歩き出した足元に整列した生物は、成長した分だけより速いペースで俺についてくる。わさわさと揺れる花たちについ表情筋が緩んだ。
     しばらく進むと小高いところにこれまた花にしては大きい植物がある。花芯が赤く平べったい果実に見えたので、これも食用に転化出来ないかと思っていたら、生物たちが騒ぎ始めた。
    「*☆%!!」
     ふむ、これもお前たちの飯になるのか。手を伸ばすので、球体の時と同じように投げてやると実をもぎ取り着地した。すると数匹でどこかに運ぼうとしている。おお、保存食か? もしくは他の食べ方があるのだろうか。
     今度は俺が生物たちの後をついていくと、元来た道を通り船と球体がある場所に戻って来た。生物は運んだ実を球体の下に置き球体がそれを吸い込み咀嚼するよう上下すると、てっぺんのプロペラ部分から黒い粒が数個吐き出された。刺さるよう落ちたそれらは土に潜り込み、数秒後にはちいさな、といっても掌大の芽を出す。この葉の形はもしかしなくても。
    「これはお前たち、か」
    「♪☆」
     芽の周りで俺を見ながら腕を動かすので、その通りにそっと引っこ抜くと寸分違わぬ個体が現れた。ぷはぁっと息を吐いて体を震わせ土を落とし、瞼を瞬かせて俺を見上げるとぴたりと側についてくる。芽の出た分だけ抜いてやると、生物は合計で十体にもなっていた。
     刷り込みとも違うが敵意はなく、俺の指示に従う知能、物を運んだり壊したりする運動能力を顧みても、この世界を知るには必要な存在ではないかと勘が告げている。
     そうだ共存していくのなら、名前がある方がいいか。頭の咲いた花を見て、ひとつ頭を過った。
    「スティーヴン」
    「「「「!!」」」」
     そう呼ぶと生物たちが茎をピンと伸ばしてより迫って来た。少し驚いたが、俺の声に反応しただけだろう。
    「そうだ、お前たちをスティーヴンと呼ぶ事にした。スティーヴンだぞ」
    「#&ぃ!」「すて*ー∧∩」「ステヴン!」「スティーヴン!」
     繰り返す度に正確な発音になっていくのを、自分の名前を初めて言えた子供を見守るような気持ちで眺める。
     「俺はマーク、マーク・スペクターだ。よろしくな」
     自分を指差し紹介するとスティーヴンたちはますます目を輝かせて「まあく」「マァーク」「マーク!」と呼んだ。なんだなんだ、名前がそんなに嬉しかったのか。
    「そうだ、お前たちはスティーヴン、俺はマークだ」
     抱き上げると胸に顔を埋めるスティーヴンに、久しく感じたことのない温かさが込み上げる。

     そしてやっぱり、この花はどこかで見たことがある気がしてならない。
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