sinogu
PAST🌙ナイトでぴ〇みんパロ。フォロワーさまの可愛い作品に触発されて書かせて頂きました(許可済みです)続く…予定❗️Planet is ・・・11day
船内に緊急を知らせるビーコンがけたたましく鳴る。鳴ったところで、すでに大気圏に突入している状態では成す術がない。元々が旧式で、耐えられる確率は五分五分だったのだ。それを承知で乗り込んだ俺も、送り出した連中もどうしようもない。必死で操縦桿を握りしめ、船体の角度を固定する。
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自分の星の資源を貪り尽してしまった人類が、他の星に移住、もしくは利用できる資源を探すプロジェクト。
もちろん順調とは言い難く、探査艇のほとんどは収穫がないままいよいよ船の製造すらも窮していた。そこへ遠いながらも今までで一番適性がある星が見つかり、SVー9と名付けられ早速調査が進められる事になった。ただ、先の通りカツカツの地球でかき集めたのは旧式の探査艇と装備と食料だけ。星に至る航路とそこが本当に生命活動に適しているか「のみ」を調べればいいのだ、誰の目から見ても片道切符のそれに手を上げる物好きはいない。
7366船内に緊急を知らせるビーコンがけたたましく鳴る。鳴ったところで、すでに大気圏に突入している状態では成す術がない。元々が旧式で、耐えられる確率は五分五分だったのだ。それを承知で乗り込んだ俺も、送り出した連中もどうしようもない。必死で操縦桿を握りしめ、船体の角度を固定する。
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自分の星の資源を貪り尽してしまった人類が、他の星に移住、もしくは利用できる資源を探すプロジェクト。
もちろん順調とは言い難く、探査艇のほとんどは収穫がないままいよいよ船の製造すらも窮していた。そこへ遠いながらも今までで一番適性がある星が見つかり、SVー9と名付けられ早速調査が進められる事になった。ただ、先の通りカツカツの地球でかき集めたのは旧式の探査艇と装備と食料だけ。星に至る航路とそこが本当に生命活動に適しているか「のみ」を調べればいいのだ、誰の目から見ても片道切符のそれに手を上げる物好きはいない。
sinogu
PASTムーンナイトのマークとスティーヴン、ジェイクの出会い妄想です。ジェイクをお兄ちゃんにし過ぎたかな……。タイトルは切っても切れない仲、という意味だそうです。直訳は爪と肉・・・オォウ・・・・・・。 7002
Sanka
PASTムンナイ配信開始から1年が経ったので公開。昨年の夏に友人とムンナイ同時鑑賞会やった時に制作した、補足的内容な解説です。ネタバレとか解説不足なところがあるかもそれませんが、ご容赦ください。 17BLacktriangler
DONEMCUドラマ『ムーンナイト』二次創作。マークと気まずくなったスティーヴンが脳内に引きこもる話。ジェイクが諸事情でぬいぐるみ(うさぎ)になってます。そのうちエピローグが追加されます。Wonderland in the Alias*心身の具合が悪くなったら医療機関に相談してください。周りの人の具合が悪くなった時も同様に、専門家が書いた情報を参考にしてください。
鏡越しにケンカをしたくないと言ったのは僕だった。
「ヒートアップしちゃうからさ、お互い」
マークは渋い顔で腕組みしていたが、『お互い』と僕が言った時、ほんのわずかに顔を歪めた。怖い顔。でも罪悪感の表れだと分かった。出会ったばかりの頃、マークは僕に激昂して鏡を割ったことが何度かあった。
「距離が近すぎるんだよ。『今日は顔見たくない!』って思っても何かに反射すれば目に入っちゃうだろ?」
その時の僕は、テーブルを挟んでマークと向かい合っていた。あのアパートの502号室にあるのと同じ丸椅子に座り、同じテーブルに組んだ両手を載せて。
9400鏡越しにケンカをしたくないと言ったのは僕だった。
「ヒートアップしちゃうからさ、お互い」
マークは渋い顔で腕組みしていたが、『お互い』と僕が言った時、ほんのわずかに顔を歪めた。怖い顔。でも罪悪感の表れだと分かった。出会ったばかりの頃、マークは僕に激昂して鏡を割ったことが何度かあった。
「距離が近すぎるんだよ。『今日は顔見たくない!』って思っても何かに反射すれば目に入っちゃうだろ?」
その時の僕は、テーブルを挟んでマークと向かい合っていた。あのアパートの502号室にあるのと同じ丸椅子に座り、同じテーブルに組んだ両手を載せて。
なまずみ
REHABILI140字SSメーカーでガチャったネタでの文字リハビリ✍字数を収める気なく書き出したら文庫メーカーさんに出力するのも「おぉ…う」となる文量だったのでポイッとここに投げます👋
愛せるなら愛してみろ/マクジェ しん、と肌を突き刺す冷えた空気。
特別に気温が低いわけではない。言うなれば比喩的な表現で、それほどまでに二人きりの空間が冷めきっていると言うか。
兎にも角にも、少しでも相手の気に触れるような事をすれば、途端に散らす火花が破裂してしまいそうでただずっと互いを見つめ合っていた。
「……」
頑なに押し黙るマークは如何にも何か言いたげで、それでも唇を固く結んだままぎゅっと眉たちを寄せるのが意味もなく己の心を掻き回す。
「言いたいことがあるならハッキリ言えよ」
「別に、何もない」
嘘が下手にも程がある。
無性に苛立ちを呼び起こしてくるマークの口振りに舌を打ってしまいそうだ。
そんな事をしてしまえば余計にこの空間はヒリついてしまうだろう。
3054特別に気温が低いわけではない。言うなれば比喩的な表現で、それほどまでに二人きりの空間が冷めきっていると言うか。
兎にも角にも、少しでも相手の気に触れるような事をすれば、途端に散らす火花が破裂してしまいそうでただずっと互いを見つめ合っていた。
「……」
頑なに押し黙るマークは如何にも何か言いたげで、それでも唇を固く結んだままぎゅっと眉たちを寄せるのが意味もなく己の心を掻き回す。
「言いたいことがあるならハッキリ言えよ」
「別に、何もない」
嘘が下手にも程がある。
無性に苛立ちを呼び起こしてくるマークの口振りに舌を打ってしまいそうだ。
そんな事をしてしまえば余計にこの空間はヒリついてしまうだろう。