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    mimi_soileh

    @mimi_soileh

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    mimi_soileh

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    フェイス×彼女です。
    表記をどうすればいいのか迷いますが夢というよりはカップリング(NL)の気持ちで書いてます。
    フェイスととある彼女の朝の話

    なめらかな白い背中をなぞる。やわらかくて、触れると温かくて、ウエストは細いのに腰のあたりはふっくらと肉のついた、まるい曲線が美しい背中だ。反応が返ってこないのがつまらなくて、まだ寝起きでぼんやりとする頭を抱えたまま、うなじにキスをする。そのまま背骨をなぞるように、白い背中にキスを降らせる。ちゅ、ちゅ、と戯れみたいな甘い音に、少しずつ自分の頭が覚醒してくるのがわかった。

    彼女の腰に手を回す。すべやかな肌は気持ちがいい。乳白色のカーテンが通す光は優しく、けれど二人の間のあまやかな空気を包むには無粋だった。

    「寝ぼけてるの?」

    鈴の鳴るような声だった。彼女はこんな声をしていたっけ。フェイスはむずがるように「んー?」と声をこぼして、その耳をやわく食んだ。ふふ、と小鳥の鳴くような笑い声。

    「朝ごはんいる? あ、もうこんな時間」

    ちらりと彼女の視線が、白い充電コードに繋がれたままになっているスマホの画面に注がれた。7:12。ブルーライトを放つ白い液晶は、朝の気怠いまどろみの終わりを告げるには十分すぎる。

    「もうちょっとこうしてようよ」

    身体を起こしてベッドに腰掛けたまま、栗色の髪を束ねて結ぼうとする彼女を引き止めるように腰に腕を絡み付ける。寝る前につけたコロンのせいで、彼女の身体はどこもかしこも甘いコットンキャンディのような匂いがした。

    「もう、フェイス。今朝は甘えん坊?」

    彼女は髪を束ねるのをやめて、フェイスの頬を赤いマニキュアで綺麗に彩られた指先で撫でた。そしてごく愛おしいもののように、ルージュがとれて血色の薄い唇が額に落ちる。彼女の剥き出しの太ももの上に頭を乗せてふってくる子供騙しの愛撫を受け入れると、少し困ったような顔をして彼女が笑った。

    「ね、今日仕事休もうよ。俺、もうちょっと一緒にいたい」
    「ダメ。フェイスもヒーローのお仕事頑張らなきゃ、怒られちゃうでしょ?」
    「んー、俺の場合、上司がやる気ないし、別にいいんじゃないかな」

    子供を諭すような口ぶりに、眉根を寄せる。彼女はそれを見て満足そうに笑うと、自分の太ももの上からフェイスの頭を退かすと、代わりに枕を挟んだ。枕からも、彼女の甘いコロンの香りがする。

    「シリアルとスクランブルエッグでいい? 卵、あったかな」
    「ねえ、キスして」

    ベッドの下に散らばった下着を拾い上げて身につけていた彼女は、振り向いて、まだベッドの中でうずくまっているフェイスに向かって、もう、とまた困ったように笑った。背中の上でホックを止めてしまうと、遮るものなど何もなかったはずの彼女の背中はなめらかさを失ってしまった。

    下唇を食む。舌先を差し入れると彼女は薄く唇を開いて受け入れた。小さな歯列をなぞり、繋がるたしかな気持ちよさが脳をこまかく揺さぶる。熱っぽい夜が明けて、こうして性欲の匂いのしない、深いけれどさわやかなキスをするのが好きだった。

    「俺、今日はサニーサイドアップの気分」

    そう言ってにこり、と笑う。優しい朝が過ぎる。彼女は腰をかがめたまま、フェイスの鼻先にキスをした。
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    mimi_soileh

    DONE第二回ワンドロ「同級生」「HELIOS∞CHANNEL」木漏れ日の中で、黒い毛先がかすかに揺れる。夏よりも少し日差しが弱まってほのかにその頬を撫でていく。緑から黄色や赤に色づきはじめた葉の数枚がはらはらと落ちて、なめらかな頬を撫でていく。むずかるようによく整った眉を寄せたが、彼がまどろみから覚めることはなかった。
    『あれ、フェイスくんじゃない?』
    『えっ寝てるのかな? かわいー……』
     遠巻きに見ている女の子たちは顔を赤らめてヒソヒソとこちらの様子を伺っているが、近寄ってくるつもりはないらしい。今日の授業はもう終わりの時間。先生の都合で午後の授業が無しになったからだ。いくつかの宿題を取り残したまま、お気に入りの木の下で昼寝に耽る彼は、さながら眠れる森のイケメン……王子様、と言っても過言ではない。
    「みんなの王子サマの貴重な寝顔、ゲット出来ちゃうのはオイラの特権……⭐︎」
     フェイスが寄りかかる木の幹のほんの隣に腰掛けて、スマホのカメラを構える。画面の中では背景ごと切り取られた男前の寝顔がしっかりと収まっていて、こみあげるにやけを抑えてシャッターを押した。角度を調節して、数枚。きっと校内SNSに投稿すれば大バズり間違いなしだ。
     
     先ほどか 2297

    mimi_soileh

    DONEベスティワンドロ!
    お題:『勝負』
    フェイビリです!
    おおよそ1h
    草木も眠る丑三つ時、にはまだ少し早いぐらいの時間。キースが潜入捜査に駆り出されて、後を追うようにやる気満々のジュニアが出動して数日。最近は気兼ねなくクラブ通いを続けていたフェイスだが、今夜はたまには誰もいない静かな共有スペースでまったり過ごすのもいいかな、と夜遊びをだいぶ早めに切り上げてきたところだ。
    「稲妻ボーイとキースパイセンがいないなら、二人でゆっくり映画でも見ちゃう? コメディ? ホラー? それともラブロマンス?」
     タワーのエントランスで鉢合わせたビリーが、なぜかウエストの共有スペースまでついてきて、当たり前のようにくつろいでいる。面倒だし、気が済むまで放っておこうと思ったが、ジュニアが買い置きしていた冷凍食品を物色し始めたところで、これは長居する気だな、と諦めて口を開いた。
    「映画は見ないよ」
    「それならオイラとおしゃべりしよ? 深夜のボーイズトーク!」
    「面倒だからパス」
    「も~!! 一人ボッチのDJがそろそろ寂しがってるトコロかな? って俺っちなりに気をつかってあげたのにぃ!」
    「今パトロールの担当増やされて疲れてるんだよね。ほんと参っちゃう」
     むっとした顔をしたビリ 2957

    mimi_soileh

    DONEフェイス×彼女です。
    表記をどうすればいいのか迷いますが夢というよりはカップリング(NL)の気持ちで書いてます。
    フェイスととある彼女の朝の話
    なめらかな白い背中をなぞる。やわらかくて、触れると温かくて、ウエストは細いのに腰のあたりはふっくらと肉のついた、まるい曲線が美しい背中だ。反応が返ってこないのがつまらなくて、まだ寝起きでぼんやりとする頭を抱えたまま、うなじにキスをする。そのまま背骨をなぞるように、白い背中にキスを降らせる。ちゅ、ちゅ、と戯れみたいな甘い音に、少しずつ自分の頭が覚醒してくるのがわかった。

    彼女の腰に手を回す。すべやかな肌は気持ちがいい。乳白色のカーテンが通す光は優しく、けれど二人の間のあまやかな空気を包むには無粋だった。

    「寝ぼけてるの?」

    鈴の鳴るような声だった。彼女はこんな声をしていたっけ。フェイスはむずがるように「んー?」と声をこぼして、その耳をやわく食んだ。ふふ、と小鳥の鳴くような笑い声。

    「朝ごはんいる? あ、もうこんな時間」

    ちらりと彼女の視線が、白い充電コードに繋がれたままになっているスマホの画面に注がれた。7:12。ブルーライトを放つ白い液晶は、朝の気怠いまどろみの終わりを告げるには十分すぎる。

    「もうちょっとこうしてようよ」

    身体を起こしてベッドに腰掛けたまま、栗色の髪を束 1283

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    mimi_soileh

    DONEベスティワンドロ!
    お題:『勝負』
    フェイビリです!
    おおよそ1h
    草木も眠る丑三つ時、にはまだ少し早いぐらいの時間。キースが潜入捜査に駆り出されて、後を追うようにやる気満々のジュニアが出動して数日。最近は気兼ねなくクラブ通いを続けていたフェイスだが、今夜はたまには誰もいない静かな共有スペースでまったり過ごすのもいいかな、と夜遊びをだいぶ早めに切り上げてきたところだ。
    「稲妻ボーイとキースパイセンがいないなら、二人でゆっくり映画でも見ちゃう? コメディ? ホラー? それともラブロマンス?」
     タワーのエントランスで鉢合わせたビリーが、なぜかウエストの共有スペースまでついてきて、当たり前のようにくつろいでいる。面倒だし、気が済むまで放っておこうと思ったが、ジュニアが買い置きしていた冷凍食品を物色し始めたところで、これは長居する気だな、と諦めて口を開いた。
    「映画は見ないよ」
    「それならオイラとおしゃべりしよ? 深夜のボーイズトーク!」
    「面倒だからパス」
    「も~!! 一人ボッチのDJがそろそろ寂しがってるトコロかな? って俺っちなりに気をつかってあげたのにぃ!」
    「今パトロールの担当増やされて疲れてるんだよね。ほんと参っちゃう」
     むっとした顔をしたビリ 2957

    れんこん

    DONE第二回ベスティ♡ワンライ用
    フェイビリ/ビリフェイ
    お題「HELIOS∞CHANNEL」
    何度も何度も震えるスマホ、画面も何度も光って、最早充電も尽きかけてしまっている。
    鳴り止まなくなって電源ごと落としてしまうのも日常茶飯事ではあるけれど、今回は規模が違う。
    ……今朝おチビちゃんが撮ってエリチャンにアップロードした写真がバズっている。
    その写真は新しく4人の体制となったウエストセクターで撮ったもので……それだけでも話題性があるのは確かだけれど、それよりもっとややこしいことでバズってしまった。

    『フェイスくん、この首の赤いのどうしたの!?』
    『これってキスマーク……。』
    『本当に!?どこの女がこんなこと、』

    「はぁ〜……。」

    止まらない文字の洪水に、思わず元凶である自分の首を撫でさする。
    タグ付けをされたことによる拡散の通知に混じって、彼女たちからの講義の連絡も合わさって、スマホは混乱するようにひっきりなしに泣き喚いてる。
    いつもはなるべく気をつけているからこんなこと滅多にない。……ただ、昨夜共に過ごした女の子とはまだ出会ったばかり……信じて寝入っている間にやられてしまったらしい。
    今日はタワーから出るつもりがないから別にそのマークを晒していてもわざわざ突っ込んでくる 2313

    れんこん

    DONE第4回ベスティ♡ワンドロ用
    ラジオドラマの続きみたいなフェイビリです
    ただでさえ広いエリオスタワー。
    基本的に移動はエレベーターを使うように出来ているけれど、俺から逃げて行った悪い鼠はあろうことか滅多に使われることのない非常階段の方へ走って行った。
    談話室のある階からひとつ下がるとビリーのイーストセクターのスペースがある階になる。
    ビリーは体力があるほうじゃない。無闇矢鱈に逃げ回るのは、ビリーよりもはまぁ普通の男並みの体力の俺相手だと悪手だ。
    ……つまりは早めに部屋に逃げ込んでしまおうとしているんだろう。

    「ビリー!」
    「っ、ふふ〜ん!捕まえられるなら捕まえてみなサ〜イ♡」
    「っは、何そのノリ、」

    完全にこちらを揶揄う口ぶりで、ああもうと舌打ちをする。ビリーは体力は無いけど身軽だからか、走るのは早い。
    ビリーがタン、タン、タンと小気味いい音を立てて階段を駆け降りていく音。……ああそうだ、ここなら誰もいないしちょっとだけならいいかな。
    いい具合に空間も狭いし、反響が効く。
    走るなんて面倒なことはなるべくしたくないしね。悪い鼠を袋の鼠にしてしまおう。
    ほんの少しだけ、ちょっぴりだけの能力をのせ、

    パチン

    といつものように指を弾くと、音の振動が狭い空間 3925

    れんこん

    DONE第12回ベスティ♡ワンドロ、ワンライ用
    フェイビリ/ビリフェイ
    ほんのりシリアス風味
    目の前にひょこひょこと動く、先日見かけた忌々しいうさ耳。
    今日は見慣れない明るく所々にリボンがついた装束に身を包み、機嫌が良さそうに馴染まないタワーの廊下を跳ねていた。
    眩しいオレンジ頭に、ピンと立ったうさ耳はまだいいが、衣装に合わせたのか謎にピンク色に煌めくゴーグルはそのかわいらしさには若干不似合いのように思えた。胡散臭い。そういう表現がぴったりの装いだ。

    「……イースターリーグはもう終わったよね?」

    後ろから声をかけると、ふりふりと歩くたびに揺れるちまっとした尻尾が止まって、浮かれた様子のエンターテイナーはくるりと大袈裟に回って、ブーツのかかとをちょこんと床に打ち付けて見せた。

    「ハローベスティ♡なになに、どこかに用事?」
    「それはこっちの台詞。……そんな格好してどこに行くの?もうその頭の上のやつはあまり見たくないんだけど。」
    「HAHAHA〜♪しっかりオイラもDJのうさ耳つけて戦う姿バッチリ♡抑えさせてもらったヨ〜♪ノリノリうさ耳DJビームス♡」

    おかげで懐があったかい、なんて失言をして、おっと!とわざとらしく口元を抑えて見せる姿は若干腹立たしい。……まぁ今更だからもうわ 3591