君のはパロのプロット君の名はパロ
イメソン「なんでもないや」
ある日突然入れ替わる2人
入れ替わったことにもちろん直ぐに気がついて『なんで入れ替わってんだ?』となる。寝ると入れ替わる。不定期。週に2.3回。
入れ替わる事にやらかす。
赤司(in黒子)食事中にフォークを落とす。小テストで平均点を取り、先生に心配され保健室送り。早退しろと言われるが赤司宅を知らないので迎えに来てもらう。いつも(赤司だったら)送り迎えなんか嫌がるのに、車の乗り心地よすぎて「ずっと送り迎えして欲しいです…」とつい言葉をもらす。運転手めちゃくちゃ困惑。
黒子(in赤司)おばあちゃんとお手玉を四つでやる。パスがキレキレ。存在感は無いが、そのさり気ない優しさと上品さに女子が思わずキュンとする。「黒子くんって今まであんまり気にしたことなかったけど優しいしなんかすごい笑顔が綺麗だった」と囁かれる。(これを赤司(in黒子)が聞く)
僕くんと入れ替わって彼をそれでも救えなかった自分に後悔。
当然黒子家にも入れ替わってたことバレてて欲しいなぁ。入れ替わりが終わって、僕君に「は?」みたいなこと言われるから黒子くん自身あれは気のせいだった長い夢かもと思ってたけど、「最近あの子に変わったりはしないのね」と言われて。「え、なんのことですか」と聞くと、「あれ、テツヤは無自覚だったの?週に何回かテツヤじゃない子がテツヤのフリして家にいたのよ」
「???」となる。
「でも悪い子じゃなかったし、見た目はどう見てもテツヤだし、なにか事情があるのかしらって放っておいたけれど…」
黒子はボロボロ泣き出す。そしてあらあらとしてくれ。
「ボク、彼と友達だったんです。でも傷ついてる彼を助けられなかった…」
黒子くんママは突然のことにびっくりするけど、すぐに優しい顔をする。
「………そう、辛かったわね」
そうしてただただ黒子の頭を撫でる。
卒業式
「テツヤ、お前はさっきからなんなんだ」
「ボクはきっと君を救う。君がもう消えていたとしても、君がもうボクを忘れてしまっていても、それでもボクは君を救う。君のことが大好きだから」
試合後
「……父さん」
「無様な姿を見せて恥ずかしくないのか」
「申し訳ございません」
「……もう潮時だろう。バスケットはもう…」
「ちょっと待ってください」
「……誰だお前は」
「黒子テツヤと申します。彼の友人で、先程まで彼と試合をしていました」
「なるほど、君が。とはいえ、よその事に口を挟むのはやめたまえ」
「いいえ、やめません。それによそのことではありません」
「なんだと?」
「だいたいあなたは息子のことわかって無さすぎです!食事中の音にはうるさいし息子が早退したことに対して心配の一言もないし、あなたのいい所なんて乗り心地のいい車を買ったことくらいです!」
「黒子……?」
「だいたい赤司くん!君ももっと言ってやったらどうなんです!?ハゲ親父!とか」
「ハゲ親父……」
「禿げてない」
「とにかく、赤司くんはバスケをやめません!失礼します!」
ぷりぷりと去っていく黒子。
「……中学生の時のやつはあの子か?」
「はい?」
「一時期お前が別人のようになることがあった。てっきり新しい人格でもできたのかと思っていたが」
「………気がついていたんですか」
「当たり前だ。父親なんだから」
「………父さん、」
「なんだ」
「もう、あなたに縛られない。オレは自分で人生を選択していきます。オレはオレのやりたいことをする」
「ふん、それなら私を黙らせる成績を出すんだな」
「はい」